そうめんに差し水は不要?梅干しと一緒にゆでる?今さら聞けない「そうめん」の基本のき
そうめんをおいしくゆでるコツ
箸でほぐさない方がベター
では、さっそくそうめんをゆでていきましょう。鍋にたっぷりのお湯を沸かしたら、そうめんをパラパラと散らすように入れます。箸で混ぜると、麺を傷つける可能性があるので、対流に任せるのがおすすめ。でも、麺のくっつきが気になる場合は2~3回ほどやさしく混ぜてくださいね。
最近は「差し水は控えて」派も
そうめんをゆでていて、お湯が吹きこぼれそうになったら「差し水をする」「びっくり水を入れる」と覚えている人は多いかもしれません。ところが、最近では「差し水は控える」とされることが多いんです。
これは、差し水をすると急激に温度が下がって、そうめんに十分火が通らない可能性があるため。食感も落ちてしまいます。そこで、火加減を調節することで吹きこぼれを防ぎ、差し水は控える、といわれるようになりました。差し水はその昔、かまどなど火力の調節がすぐにできなかった時代の名残り、という説もあるんです。
ただし、メーカーによっては、差し水をすすめているところもあるので、差し水のあり、なしで食べ比べてみて、お好きなゆで方を見つけるのもいいですね。
「梅干し」と一緒にゆでるとおいしくなる?
そうめんをゆでるときに、梅干しを入れるとおいしさがアップする、という話があります。これは、梅干しに含まれるクエン酸が小麦粉と結びついて、でんぷんが溶け出すのを抑えるため。コシのある麺に仕上がるんですって♪
しっかり揉み洗い
パッケージに記載された時間でゆでた後、ざるにあげて流水でしっかりと揉み洗いします。そうめんの表面に付いたでんぷんのぬめりを取れば、ツルッとした食感に。余分な塩分も落とせますよ。
小分けがポイント!そうめんの上手な盛り付け方
ゆでたそうめんは、水を吸いやすいため、水や氷と一緒に入れるとのびて食感が落ちやすくなります。水をしっかり切ってから、お皿やざるに盛りつけるのがおすすめ。清涼感を求める方は、そうめんを氷の上にのせるといいでしょう。
盛り付けるときに、小分けにしたり一口大に丸めて並べたりすると食べやすいですよ。
乾燥に気を付けて!そうめんの保存方法
ゆでる前
そうめんは湿気のある場所や室温の高い場所に置いておくと、カビや虫が発生しやすくなります。直射日光の当たらない風通しのよい冷暗所に保存しましょう。におい移りもしやすいので、香りの強いものの近くは避けてくださいね。
木箱や紙箱に入ったそうめんの場合、開封する前ならそのままでOKですが、開封後は密閉袋に移し替えましょう。
そうめんは常温保存で大丈夫ですが、心配な方は冷蔵庫へ。湿気や乾燥を防ぐために、密閉袋へ入れてから冷蔵庫で保存してくださいね。
ゆでた後
ゆでた後に、すぐに食べない場合はラップをしたり、タッパーや密閉袋に入れ、乾燥を防いだうえで冷蔵庫へ入れておきましょう。食べるときに、冷水をかけてほぐすと食べやすくなります。できるだけ早めに食べきってくださいね。
冷凍庫で保存する方法もあります。しっかりと水気を切り、平らにして密閉袋に入れて冷凍庫へ。冷蔵庫に入れるよりも麺がのびるのを防げます。
余ったときはコレ!そうめんのリメイクレシピ
食べる分以上にそうめんをゆでてしまった、というのもよく聞く話です。そんな時におすすめのリメイクレシピを集めました。いつものそうめんとは味わいや見た目が変わり、食べ方が幅が広がりますよ♪
ゆで方や盛りつけ技など、今回ご紹介したいろいろなチョイ技で、そうめんをもっとおいしくいただきましょう♪
ちなみに、お店でそうめんのお隣に並んでいるひやむぎですが、そうめんとの違いはほぼ、麺の太さだけ。そうめんのゆで方やリメイクレシピが使えるかもしれませんね!
※参考ホームページ
NEWSポストセブン「そうめんをおいしくゆでるコツ 差し水、氷と盛り付けはNG」
長谷工グループ「正しいそうめんのゆで方とは?失敗しないコツ」
井上製麺「美味しい食べ方」
三輪素麺「三輪素麺のゆでかた」
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