お正月の“あともう一品”に!一度は食べてみたい「世界のお正月料理」5選【レシピ付き♪】
オランダはモチモチの揚げドーナツ「オリボルン」でお祝い
オランダの大晦日は、花火が至る所で打ち上げられ、とってもにぎやか。通常は花火が規制されているオランダですが、大晦日は解禁されるんですって。
そして1月1日には、「ニューイヤーズ・ダイブ」が各地で開かれます。極寒のなか、オレンジのニット帽をかぶり、北海に飛び込むというオランダの伝統行事。新年の始まりを祝うイベントで、参加者も年々増えているそうですよ。そういえば日本でも、元旦に「寒中水泳」を行う地域ってありますよね。
華やかな花火が繰り広げられているなか、オランダでは年末から元旦にかけて、げんこつ大のドーナツ「オリボルン」を食べる習慣があります。モチモチとした食感と素朴な味わいで、リンゴやレーズンなどのフルーツが入っていることも。屋台でも販売され、長い列ができることもあるそうです。
ロシアは水餃子「ペリメニ」で運試し!?
ロシアはクリスマスが1月7日に訪れるため、新年はクリスマスムードがただよっています。さらに、ロシアではユリウス暦(旧暦)のお正月である1月13~14日を祝う人も多く、途中にクリスマスを挟みながら2週間ほどイベント気分で盛り上がります。
そして、年越しのカウントダウンでは、シャンパンをグラスに入れて願いごとをしながら飲み切るという習慣もあるとか。
ロシアの年越しの風物詩といえば、家族で餃子を包むこと。お正月には、「ペリメニ」といわれるロシア風水餃子を食べるのが定番です。最近では市販のぺリメニを食べる家も多いとか。中に入れる具材は地方によってさまざまですが、コインを入れて当たった人は幸せな一年が訪れるという運試しもあるそうですよ。
アメリカの炊き込みご飯「ホッピンジョン」で金運アップ!
アメリカの大晦日といえば、やはりニューヨーク・タイムズスクエアのカウントダウン!世界中からたくさんの人が集まって、毎年大にぎわいですよね。新年を迎えた瞬間に近くにいる人とキスをする、という甘~いシーンもあるそうです。
アメリカでは新年よりも、10月の感謝祭や12月のクリスマスを盛大にお祝いするため、新年が大きな休日という認識は少なめ。大晦日のカウントダウンがメインのようですね。
広いアメリカでは、全土で共通するお正月料理、というものはないようです。ただし、南部には「ホッピンジョン」という炊き込みご飯をお正月に食べる習慣があります。「ホッピンジョン」に入っている黒目豆(ブラックアイドピー)はお金を象徴していて、縁起の良い食べ物といわれています。
香港の「大根餅」はお正月にグレードアップする!?
香港のお正月は、中国の春節(旧正月)にあたり、年によって日にちは変わりますが、時期はおおむね1月中旬~2月初旬ころ。香港の春節で最も有名なのは、初日に行われる「インターナショナル・ナイト・パレード」です。地元だけでなく、世界中からたくさんの団体が集まり、数々のパフォーマンスやフロート(山車)は見応え十分!
香港は“100万ドルの夜景”として有名ですが、春節には海から花火が打ち上げられ、その数と輝きは圧巻。まさしくプライスレスな美しさです!
香港のお正月料理といえば、日本の中華料理店でもよく見かける「大根餅」。点心メニューの一つですが、春節ではアワビやフォアグラを使った豪華バージョンになることも。日本のお餅とは違って米粉を使うので、モッチリとした食感です。
家族と過ごす新年のお祝いとはいえ、その過ごし方や食べるお料理にもお国柄って出るものです。どれも興味深いものばかり!いつもの年越しそばやおせち料理、お雑煮に、世界のお正月料理をひと皿プラスしてみるのも楽しそうですね。新しい年も、みなさまにとって素敵な一年になりますように♪
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