緑の部分は食べられる?おいしさ長持ちの保存ワザは?今さら聞けない「長ねぎ」の基本のき
長ねぎは「色」で見分けよう!
お店に並んでいる長ねぎはどれも同じようにみえますが、じつはおいしい長ねぎを見分けるポイントがあるんです!
長ねぎは上部が青く、中心部から下部にかけて白くなっているのが特徴。この境目がはっきりしているものがおすすめなんです。長ねぎは白い部分が多くなるように土をかぶせて日を当てないよう栽培します。丁寧に育てられた長ねぎほど、コントラストがくっきりするんですって!
さらに、白い部分がしまっていて弾力があり、重みを感じるものが◎。やわらかかったり、軽く感じたりする長ねぎは、中がスカスカで乾いていることが多いので注意して下さいね。また、緑の部分は先まで鮮やかな緑色をしているものが新鮮です。そしてカットされた緑の先にも注目!穴のまわりが湿ってぬるぬるしているのが新鮮なんですよ♪
長ねぎは「乾燥」にご用心!
みずみずしい長ねぎを選んだら、保存方法にも気を付けたいところです。
長ねぎは乾燥に弱いので、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存して下さい。長い場合はカットしてポリ袋に入れてもOK。常温で保存する場合は、ぬれた新聞紙に包み冷暗所に立てておきましょう。
長ねぎが余った時は、細かく刻むなど用途に応じてカットし、水にさらした後に密閉容器に入れて冷蔵庫に保管して下さい。トッピングなどに重宝しますよ。また、小分けにして冷凍庫へ入れて保存し、味噌汁などに使うのもおすすめです。
緑の部分も捨てないで!根元と葉先の上手な使い分け
一般に、長ねぎは白い部分が甘く、緑の部分が辛いといわれています。特に、根元に近い白い部分ほど甘みが強く歯ごたえがありますが、加熱するとトロリとした食感に。素焼きや揚げ物、お鍋に入れるのがおすすめです。
一方、緑の濃い部分ほど辛みが増すので、葉先は薬味に使うと料理のアクセントになりますよ。野菜炒めのトッピング、味噌汁やスープに利用して下さいね。
白と緑が混ざっている部分は、甘みと辛みの両方を味わえ、比較的やわらかい食感になっています。料理には万能に使えますが、特に炒めものに使うと相性が良さそう♪
長ねぎは白い部分だけを使いがちなご家庭も多いですが、それぞれの部位を生かした料理を作ってみて下さい!
試してみたい!長ねぎを使った厳選レシピ
長ねぎといえば、お鍋や味噌汁などに使うご家庭が多いのではないでしょうか?ここからは長ねぎを使ったアレンジレシピをご紹介します!
ねぎは古くから東日本では長ねぎ、西日本では青ねぎが主流でしたが、今ではその傾向も薄まりつつあります。根元から葉先まで、余すことなく使い切れる長ねぎ。ビタミンCに加え、カルシウムやビタミン類も豊富に含まれているので、上手に選んで保存して、おいしくいただきたいですね!
※参考文献
JA遠州中央「農産物百科/白ねぎ」
千葉県「教えてちばの恵み/ねぎ」
農林水産省「食材まるかじり”さわやか香味野菜ねぎ”」
キユーピー「長ねぎの基本情報」
カゴメ「ネギは切り方と部位で味わいが変わる!?部位別おすすめ料理は?」
テレビ東京「長ネギステーキ!? ネギ農家の人たちはどうやって長ネギを食べているのか教えてもらった」
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「今さら聞けない!調味料&食材の基本のき」