今さら聞けない!「味噌」の効果と選び方とは?おすすめレシピも紹介!
味噌の原料、種類とは?
私たちがふだん使う味噌は、主な原料によって「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」に分けられます。これらの味噌を2~3種類調合した「合わせ味噌」もあります。この中で最もなじみ深いのは米味噌ですよね。
一般的な味噌の原料は「大豆・麹(米、麦、豆)・食塩」ですが、だし入り味噌の場合は調味料(アミノ酸など)が加えられているタイプもあります。また、商品として味噌の色や濃さを均一にするために、酒精やアルコールが添加されているタイプもあり、味噌に何を求めるかによって選択する基準にもなります。購入する際は、表面のパッケージだけでなく、原料欄をチェックしてみても良いかもしれませんね
おなじみの「米味噌」以外の味噌の特徴ですが、九州や四国、中国地方などでよく使われるのが「麦味噌」。麦麹の原料である大麦の香り高さと、甘さが魅力です。愛知の八丁味噌がよく知られる「豆味噌」は、硬くて辛みが強いのが特徴。肉や魚介類の旨みを相乗的に高めてくれます。レシピに合わせて試してみて。
甘口に辛口、赤に白…。どう違うの?
また、甘口辛口といった味わいで分類することもできます。一般に、食塩の濃度が高いと辛口に、麹歩合(大豆に対する麹の比率)が高いと甘口になります。そのほか、熟成期間が長いと辛口に。こちらもパッケージや店頭の値札などに記載されていることが多いので、ぜひ参考にして下さいね。
ちなみに、赤や白、淡色などの味噌の色は、麹の量や発酵のさせ方、熟成期間など様々な条件で変わってきます。
熟成期間が長いためコクと辛みの強いのが「赤味噌」。脂の多い肉料理などでも負けません。一方で甘みがあり、その色の白さから料理の見た目を上品にランクアップさせてくれる「白味噌」。西京漬けなどで京懐石でもよく用いられ、素材のおいしさを引き立ててくれます。
味噌のうれしい効果とは?
味噌の主成分である大豆は、健康な体づくりに欠かせない良質のタンパク質を多く含みます。さらに、大豆が発酵して味噌になることで、アミノ酸などが作られて栄養価がアップ。これ以外にもビタミン、カリウム、マグネシウムなど豊富な栄養素が含まれており、一品でここまで優秀な食品はないともいわれます。
味噌が健康によいとされる研究は日々行われ、がんや生活習慣病のリスクを下げる、老化防止や美白効果が期待できるなどその成果も発表されています。ますます、毎日の食事に味噌を上手に取り入れたくなりますね。
味噌はどうやって保存すればいいの?
味噌は時間と温度の高さによって発酵がすすみ、色が濃く変化していきます。味も甘みが消えていき辛くなったり風味が落ちたりします。その為、本来の味噌の風味を保つためには冷蔵庫で保管するのがベター。また、味噌は冷凍庫に入れても凍らないため、長期間品質を維持できますよ。
開封した場合は、味噌の表面をラップなどで覆って空気にできるだけ触れさせない点も注意して下さいね。乾燥や酸化の防止になります。
各味噌におすすめの厳選レシピ3選
味噌の種類や効果の知識が深まったところで、それぞれの味噌の特徴を活かしたおすすめのレシピをご紹介します。
種類が豊富な味噌は、味わいもそれぞれで食材の活かし方が変わってきます。一種類だけでなく数種類の味噌を使って、オリジナルの調合で使ってみるのも良さそう!
おいしいだけではなく、体も喜ぶ味噌。日々の食卓に積極的に取り入れてみませんか。
※参考URL
日経ウーマンオンライン「店頭での味噌の選び方」
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20121004/136366/?rt=nocnt
マルコメ「味噌のこと」
http://www.marukome.co.jp/knowledge/miso/
マルカワみそ「無添加のお味噌について」
http://marukawamiso.com/spec/miso-mutenka.html
ひかり味噌「みそ大百科」
https://www.hikarimiso.co.jp/enjoy-miso/encyclopedia/type.html