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生焼け、ペタンコから卒業!松山絵美さん流“もちもちふわふわ”の「チヂミ」を作るコツ

生焼け、ペタンコから卒業!松山絵美さん流“もちもちふわふわ”の「チヂミ」を作るコツ
チヂミは簡単そうに見えて、作ってみると「生焼けになった」「表面はカリッとしているのに中がペタンコになってしまった…」という悩みも。今回は、人気フーディストの松山絵美さんに、もちもちふわふわのチヂミを家庭で簡単に作るコツを教えていただきました。
フーディストノート
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2025/09/05
2025/09/05

お話を伺った方

松山絵美さん
松山絵美さん

4人のお子さんを育てる料理研究家。間違ったダイエットで心と体を壊した自身の経験から、季節の食材を使ったヘルシー料理を提案。ブログInstagramでは薬膳効果などのトピックスも交えながらレシピを発信。「食べて心も身体も元気に、楽しく美しく」がモットー。

――チヂミ作りでよくある失敗は何でしょうか?

「いろいろなお声を耳にしますが、一番多いのは『生焼け』ですね。外は焼けていても中まで火が通っていないことがあります。次に多いのは『ペタンコ』や『ベチャッ』としてしまうこと。ひっくり返すと崩れるというお悩みも多いです」

――それぞれの失敗の原因や対策を教えていただけますか?

「生焼けは火力が弱かったり、加熱時間が不足していたりすることが原因です。特に厚みのある部分は火が通りにくいので注意が必要です。また、共通して言えるのは、生地がゆるすぎること。水分の多い食材を使うと、水分が出すぎてベチャッとしてしまうんです。

私のレシピでは、水を加えず食材の水分だけで生地を作るものも多いです。チヂミ作りに慣れていなかったり、水を足すレシピで失敗する方は、ぜひ食材の水分だけで作る方法を試してみてください

――食材の水分をいかして作るレシピといえば、「もやしチーズチヂミ」が人気ですよね

「はい。ありがたいことに、2018年にこのレシピを投稿して以来、かなり反響をいただいています。もやしから出る水分だけで生地を作るので、水は一切加えません。もやしはザルにあげて水気をよく切り、さらにキッチンペーパーで包むようにして水気を取るようにしてください。片栗粉効果で、外はカリッと中はもちもちに仕上がりますよ。この作り方なら、『ペタンコ』や『ベチャッ』といった失敗も起きにくくなります」

「もやしチーズチヂミ」

 

 

――ほかに食材の水分がいかせるものはありますか?

「キャベツやにら、じゃがいもなどもおすすめです。野菜以外なら豆腐もいいですね。水分が多いので一見ゆるくなりそうですが、逆に生地のつなぎとしてうまく使えるんです。豆腐をつぶして加えると、ふんわりもちもちに仕上がり、卵なしでもまとまりやすいんですよ。豆腐は軽く水気を拭くだけで十分なので、あまり水切りしすぎなくて大丈夫です」

もちもちカニカマにら豆腐チヂミ

 

 

――焼くときのコツはありますか?

「片面がしっかり焼けたら、フライ返しで軽く押さえながらひっくり返します。こうすると生地が均一に焼けて、崩れにくくなるんです。両面がこんがり色づいたら、最後に少し火力を上げて表面をカリッと仕上げると香ばしく、食感も抜群です。押さえすぎず、時々軽く押すくらいがポイントです」

***

松山絵美さんに“もちもちふわふわ”のチヂミを作るポイントを教えていただきました。成功のカギは水分量。

水分量の調整にイマイチ自信がない…という方は、ぜひ食材の水分をいかしたレシピで作ってみてくださいね。生焼けやペタンコの失敗も減らせるので、家庭でもお店のような食感が楽しめますよ。

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