「ゴーヤ」のブツブツはなに?選び方や保存方法をチェック!

暑さ対策!ゴーヤのブツブツには意味があった
鮮やかなグリーンで表面のブツブツが特徴のゴーヤ。このブツブツには水を貯める働きがあり、猛暑が続く厳しい気候など根から吸い上げる水分が不足したときに役立てるそうです。
また、凹凸があることで表面に影を作り、直射日光が当たるのを防いで表面温度を下げる効果もあるといわれています。
ゴーヤ特有のブツブツには、暑さの中でも成長できる役割があったんです。見た目や感触が苦手…という方も理由を知れば気持ちが変わるかもしれませんね。
ブツブツがポイント!ゴーヤの選び方
濃いグリーンで変色しておらず、手に持ったときにずっしりと重みのあるゴーヤを選びましょう。表面のグリーンが濃いほど苦味は強く、薄いほど苦味は弱いといわれています。
表面のブツブツにツヤとハリがあって、しっかりと硬いものを選んでください。また、ブツブツが小さく密集しているほど新鮮な証拠。その分苦味も強くなるため、苦手な方はブツブツが大きく荒めのゴーヤを探してくださいね。
冷凍もできる!ゴーヤの保存方法
水気と乾燥に弱いため、常温ではあまり日持ちしません。常温で置いておくと熟成が進んで黄色になり、味や品質が落ちてしまいます。表面をふいてからキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。
ゴーヤは種とワタから傷みはじめます。すぐに使わないときは、種とワタを取り除いてキッチンペーパーなどに包んで野菜室で保存してください。
ゴーヤは冷凍保存も可能です。サッと塩ゆでして水気を拭き取り、密閉袋に入れて冷凍庫へ。軽く炒めてから冷凍保存するのもおすすめです。冷凍なら1ヶ月ほど保存でき、使うときは凍ったまま調理できるので便利ですよ。
おさえておこう!ゴーヤの苦味を取るコツ
ゴーヤの苦味が魅力とはいえ、気になる方も多いですよね。種は苦味が強いので、ワタと一緒にきれいに取り除いてから調理してください。苦味の成分である「モモルデシン」は水溶性のため、塩もみしてサッと熱湯をかけると苦味が抜けます。
また、油で炒めるとゴーヤがコーティングされ、苦味がやわらぎます。豆腐や卵などと一緒に炒めてくださいね。薄くスライスして油で揚げ、チップスにしてもOK。つくだ煮や甘みそ和えなど濃いめの味付けにするのもおすすめです。
完熟したゴーヤの種は甘い!
ゴーヤは完熟すると黄色くなり、種は真っ赤に変色します。じつは苦みが減っていき、種はフルーツのように甘いくなります。苦いゴーヤからは想像もつきませんよね。未熟なゴーヤの苦味が強いのは、種が熟す前に鳥や動物などに食べられないためなんだとか。
完熟したゴーヤは傷みやすいので流通が難しく手に取る機会は少ないですが、一度は味わってみたいものです。
ゴーヤのワタは苦くない!
取り除くことの多いゴーヤのワタ。じつは、苦味やクセがなく食べられるんです!ワタが付いたまま輪切りにして天ぷらにしたり、みそ汁に入れたりなど、ふわふわ食感を楽しんでみてください。
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ゴーヤのブツブツや苦さには、たくましく成長するための知恵がつまっていましたね。上手に保存して調理方法をおさらいしながら、今が旬のゴーヤを余すことなく堪能してみませんか?
※参考ホームページ