「圧力鍋2回?」香り豊かでふっくら炊き上げる「基本の豆ごはん」の作り方

こんにちは!フーディストノートアンバサダーのさいとうあきこです。
圧力鍋を持っているけれど、なかなかレパートリーが増えないというお悩みを解消!
圧力鍋研究家として、思わず圧力鍋が使いたくなるようなレシピをご紹介します!
今回は、さや付きのえんどう豆(グリーンピースやうすいえんどう)で、ぜひ作ってほしい
「基本の豆ごはん」をご紹介します。
豆ごはんと一口に言っても、作り方はいろいろ。
例えば、さやから外した豆を一緒に炊き込む方法だと、
豆の香りはおいしいけれど、豆の色が悪くなり、混ぜていると豆がつぶれてしまうし、
豆だけを別ゆでして、後から加える方法は、色は美しくても、豆の香りが薄く感じます。
さやだけをゆでて、さやの香りを移したゆで汁で炊くと、香りはいいけど、正直めんどくさい(笑)
ということで、いろいろ試した結果、このレシピにたどりつきました!
圧力鍋を2回使うのがポイント。
「えー、圧力鍋を2回も使うなんて、めんどくさい!」という声が聞こえてきそうですが、
やる価値あり!の自信作なので、このまま読みすすめていただけるとうれしいです。
圧力鍋で炊く「基本の豆ごはん」レシピ
分量
4人分
材料
・えんどう豆(さやつき)…200g(うすいえんどう、グリーンピースなど)
・塩…小さじ1
・水…200ml
・米…2合
・酒…大さじ1
・豆のゆで汁と水を合わせて…350ml
作り方
- 米は洗ってザルに上げておく。えんどう豆はさやつきのまま水洗いする。
- 圧力鍋にえんどう豆(さやごと)、塩、水を入れる。ふたを閉めて火にかけ、沸騰して圧力がかかったらすぐに火を止めて急冷する。
※急冷方法は、お使いの圧力鍋の取扱説明書を確認してください
-
急冷して圧力が下がったら、すぐにふたを開ける。えんどう豆をザルにあげ、ゆで汁はとっておく。
冷めたらさやから豆を取り出しておく。 -
圧力鍋に洗った米、豆のゆで汁と水(合わせて350ml)、酒を加える。ふたを閉めて火にかける。
沸騰して圧力がかかったら1〜5分加圧調理する。
※加圧時間は圧力鍋によって変わります。取扱説明書の「白米」のレシピを参照してください -
時間になったら火を止めて、圧力が下がるまで余熱でしばらく置く。
圧力が下がったらすぐにふたを開け、取り出しておいた豆を加えてさっと混ぜる。
調理のポイント
圧力鍋を2回使うことが最大のポイント!
1回目は、「一瞬加圧+急冷」で、さや付きのままゆでて、豆の香りをゆで汁に移します。さやごとゆでるから、中の豆はきれいな色のまま!しかも、さやがやわらかくなっているので、豆を取り出すのもラクラクです!
2回目は、豆の香りが存分に出たゆで汁で、ごはんをふっくらと炊き上げます。圧力鍋で炊いたごはんは、ふっくらもちもちでおいしいと好評です。でも、ごはんを炊くところは、炊飯器におまかせしてもOKです!
豆をゆでた香りがついたゆで汁(塩味つき)でごはんを炊くので、調味料を加えなくてもちょうどいい塩加減。
豆の香りと味を生かした、薄味仕上げです。
さっと火を通した豆は、後入れするので、色がきれいに仕上がるのもポイントです。
ぜひ、作ってみてください。
作り方は動画でもご覧になれます

圧力鍋研究家。「うちごはんラボ」主宰。調理器具メーカーでの経験を活かし、圧力鍋のお料理教室圧力鍋を使った時短、簡単なのに本格的なレシピを多く手がけ、NHK「あさイチ」の圧力鍋特集でも話題に。
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