2位はライスペーパー、1位に輝いたのは?2024年「トレンド料理ワード大賞」発表!
10位:キャロットケーキ
にんじんの甘さをいかした「キャロットケーキ」がヘルシー志向のスイーツとして人気に。形状、質感、フロスティングののせ方、スパイス使いなどが多様で、最近の傾向として、米粉で作るレシピも多数発信された。お店のキャロットケーキを食べ歩く「キャロ活」を楽しむ人も。
ユーザーのコメント
・お家でも簡単にできる作り方を知ってから、スパイスの配合や米粉に変えてみたりと砂糖の代わりに甘酒を使用したりアレンジをきかせることで自分好みに楽しめるようになりました
・いろんなお店で見かけるようになり自分でも作っています
9位:食材ひとつレシピ
たったひとつだけのメイン食材で作れるレシピ。経済的にもやさしく食材を切る手間も最小限であることから人気になった。家に常備しやすいじゃがいもやキャベツなどを使った、買い物不要で手軽に作れるレシピが特に人気。
ユーザーのコメント
・物価が高騰しているので、食材ひとつで作れるのはありがたいです
・野菜が高く何種類も用意するより一つだけの方が家計にやさしいです
8位:魚肉ソーセージ
ハムやソーセージなど加工品が値上がりする中、コスパもよく常温保存ができ手軽に楽しめる食材として再注目されている。また特定保健用食品として認可されたDHA入りの商品も登場し、健康食品としてのニーズも高まっている。
ユーザーのコメント
・魚の値段も上がっているので、手軽に食べれる魚肉ソーセージは魅力的でした
・保存してよしそのままおやつにしてもよし、ダイエットにも節約料理にも活用できるので万能な食材だと感じています
7位:アサイーボウル
インフルエンサーがSNSで発信し始めたことが流行の発端に。10年ほど前のブームを知らないZ世代たちを中心に人気を集めている。カルディコーヒーファームや業務スーパーでは冷凍のアサイーが販売され、家庭でも気軽に楽しめると話題になり品切れが続くことも。
ユーザーのコメント
・以前よりもぐっとおしゃれになっていて、食べたくなりました
・実際に使ってみたらおいしいし、体によいし、大満足でした
6位:ドーナツ
軽くやわらかい食感が特徴の生ドーナツが人気となるなか、コンビニでは揚げたてのドーナツ販売や異業種からの参入などもありドーナツ市場が引き続き盛り上がっている。家庭では市販のドーナツをフライパンで焼いて食べるアレンジも流行った。
ユーザーのコメント
・食感が楽しいドーナツが増えたように感じます
・都内に行くとドーナツ店も増えたように思うし、おいしいのでついつい新しいお店のものを買ってしまいます
5位:グリークヨーグルト
水分が少なく濃厚で、クリーミーな食感が楽しめる「グリークヨーグルト」は、韓国でのブームがきっかけとなり日本でも専門店ができるほどの人気に。たんぱく質が豊富な点も注目され、フルーツやシリアルをのせた華やかな写真がSNS上にも多数投稿された。
ユーザーのコメント
・カフェを探したり、自分でつくってみたり、まわりでも流行っていたように思います
・フォロワーさんの朝食ストーリーなどをみて、流行ってると思っていました
4位:蒸し料理
SNSからブームに火がついた「せいろ蒸し」。最近ではフライパンや鍋で使える蒸しざるや電気式の蒸し器を活用したり、無印良品などからも手ごろな価格の蒸籠が販売されたりと、さらに人気が広がっている。
ユーザーのコメント
・蒸し器の蓋を開けたときのワクワク感もあり動画を撮りたくなります
・テーブルにあるだけでお皿とは違った特別感が演出できてとてもよいと思いました
3位:シャインマスカット
香港や中国などへの輸出量の減少により国内流通量が高まったことで、昨年辺りから手頃な価格で購入できるように。タルトやゼリー、フルーツサンドなどシャインマスカットをふんだんに使ったレシピがSNSでも多くみられるようになった。
ユーザーのコメント
・きれいな色と形のスイーツを多く見かけました
・洋菓子や和菓子の店でシャインマスカットを使ったスイーツをとてもよく見ました
2位:ライスペーパー進化系アレンジ
すっかり日本の食卓に定着したライスペーパー。これまでも人気だった餃子、お好み焼き、オムレツ以外に、ライスペーパーを卵に浸し、何枚か重ねて巻いてオーブンで焼き上げる海外発のアレンジ「ライスペーパークロワッサン」も登場して注目を集めた。
ユーザーのコメント
・エビ蒸し餃子の皮の代わりにライスペーパーを使い、楽なのに高い味になって感動しました
・ライスペーパーのおかげで料理やおやつの幅が広がって大変重宝しました
大賞:米不足/お米がないなら〇〇を食べればいいじゃない
2023年の不作の影響が尾を引いて夏頃に米が品薄となり、米に代わる主食として麺類やパンに注目が集まった。SNSでは「お米がないなら○○を食べればいいじゃない」というつぶやきが飛び交い、買い置きの米が底をつく不安感からハッシュタグ「#米不足」も多用された。
ユーザーのコメント
・困ったときに出るアイデアはとても斬新で今年を象徴している出来事だったと思います
・新米が出回るまでは朝食は完全にパン食、休日の昼食もごはんは炊かずに麺類や粉物でしのぎました
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訪日外国人数がコロナ前を超え、オフィスへの出社回帰が進み、街に人があふれた2024年。生活に活気が戻った一方で、続いているのが不安定な世界情勢と国内の物価上昇です。そのような中、国内の料理や食への関心はどのような動きがあったのでしょうか。
2024年大賞に輝いたのは「米不足」です。猛暑による米の品質低下やインバウンドによる消費増、政府の減反政策など複数の要因が重なり、今夏一部の地域で店頭から米がなくなる事態が発生しました。「令和の米騒動」と呼ばれ、SNSでは米の代わりにパンやパスタ、うどんなどのレシピがシェアされました。フーディストからは「実際にお米が底をついてしまい、パックご飯や餅を食べたりした」「娘たちからスーパーにお米が売ってないから送って欲しいと連絡があり送った」という声が届きました。新米が登場し始めた9月末時点の販売価格は昨年9と比べて1.5倍ほど高騰しており、消費者や飲食店からは悲痛の声が上がっています。
「シャインマスカット」は、生産技術の向上で栽培農家が増え供給が安定したことでここ数年、安く買えるようになった事がヒットの要因としてありそうです。タルトやゼリーなどシャインマスカットを贅沢に使ったレシピがSNSでも人気となっていました。フーディストからも「スーパーでも手に取りやすい価格で購入できることが増えた」「パン屋やケーキ屋でもシャインマスカット推しの商品をよく見かける」などのコメントが寄せられました。
「蒸し料理」は昨年頃からSNSで見かけるようになった「せいろ蒸し」に起因するキーワードで、Instagramでも投稿が12万件を超えています。野菜や肉、魚、パン、ごはんなど冷蔵庫にある食材を短時間で同時調理できることや、蒸すことで素材の旨味を引き出しおいしく仕上がること、蒸し上がりをせいろごと食卓に出せる手軽さなどが人気の理由となっています。昔ながらのせいろから電気蒸し器、コンパクトで低価格のものも増えており、フーディストからは「シンプルでヘルシーな調理法だけど蓋を開ける時のワクワク感と立ち上る湯気が幸せな気持ちになる」といった声が届きました。
10年ほど前にハワイグルメとして流行したアサイーが「アサイーボウル」として第2次ブームに。アサイーの上に果物やグラノーラがトッピングされた見た目がSNS映えするとあってZ世代を中心に話題となり、専門店には行列ができました。また、自宅で手軽に楽しめるフルッタフルッタの「お家でアサイーボウル」は前年比で12倍(※)の出荷数という驚異的な記録となっています。フーディストからは「人気YouTuberの中町綾さんの専門店が話題になっていた」「会社に出勤する忙しい時間に娘がハンドブレンダーでアサイーボウルをわざわざ作っている」などのコメントが寄せられました。
※出典:9月出荷量前年比1,323%を達成!「お家でアサイーボウル」販売好調のお知らせ
米不足や物価高騰などが料理に大きな影響を与え、一方で健康志向の高まりもうかがえる「2024年トレンド料理ワード大賞」はいかがでしたか?フーディストサービスではトレンド料理ワードの発表と合わせて、2025年注目の料理関連トピックスもご紹介しています!ぜひ、チェックしてくださいね。
2024年の料理トレンドに関するアンケート概要
回答者詳細
年代:20代3% 30代17% 40代26% 50代35% 60代以上19%
有効回答:345名
アンケート実施期間
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