思わず歓声があがる♪お花畑みたいな「春色フォカッチャ」レシピ
はじめまして。「作業時間10分!日々パン先生の『ドデカパン』簡単アレンジ」の連載2回目を担当させていただきます、こばしゆうかです。
愛知県で、2人の男の子を育てながら、“日々パン先生”の活動をしています。
私が吉永麻衣子先生の作り置きパンと出会ったのは2020年。次男を出産して間もないころでした。
世間はコロナ禍で、乳児を抱えて友人とも会えず、生活のほとんどは家事育児とスマホの検索。
そんななか、‟離乳食に手作りパン”なんて、夢のような話を叶えてくれる簡単なパンがあるらしいと聞き、教室へ行ってみました。
今までのパン作りの概念がガラガラと崩れ、驚きの連続でした。
教室でこねた生地を持ち帰り、翌日自宅で焼き立てのパンを食卓に並べる。
「赤ちゃんがいても、朝からパンが焼けた!」
と、楽しくて、うれしくて。そのときのことを、とてもよく覚えています。
当時私の気持ちをハッピーに変えてくれたパン作り。
もっと多くの方に知ってほしい!という想いで講師資格を取り、活動をするようになりました。
日々のパンのレシピは本当に簡単でいつも助けられていますが、なかでも簡単で代表的なレシピでもある「ドデカフォカッチャ」を、今回は春色に着飾ってみました。
子どもと親戚の畑で菜の花を摘んだとき、パンに使いたいなぁとアレンジした、わが家の思い出入りのレシピです。
パン作りを通して、みなさんのご家庭にも新たなエピソードが増えていったらうれしいです。
「春色フォカッチャ」レシピ
調理時間
15分
分量
4人分
材料
・強力粉…200g
・塩…3g
・インスタントドライイースト…3g
・水…160g
(トッピング※成形時に使用)
・菜の花…6~7本(オリーブオイルで和えておく)
・コーン…25g
・ベーコン…25g(1cm角にカット)
・オリーブオイル…大さじ1
・岩塩…小さじ1
作り方
<こねる>
保存容器(1000ml前後の直方体・立方体)の中に強力粉・塩・インスタントドライイーストを入れ、スプーンで均一に混ぜておく。水を8割ほど入れて、スプーンでぐるぐる混ぜる。粉っぽいところにめがけて残りの2割を入れ、全体が均一になるまで混ぜる。表面を平らにならし、保存容器のふたをしめる。
<一次発酵>
冷蔵庫の中に一晩(8時間以上)置く。
※一日に一回水で濡らしたスプーンで混ぜれば5日間保存可能です
※8時間後の状態がこちらです
<成形>
打ち粉を多めに振って、生地と保存容器の間にドレッジ(カード)を差し込み、隙間を作る。くっつかないアルミホイルを敷いた天板の上に保存容器を裏返し、生地が出てくるのを待つ。手前と奥から折りたたみ三つ折りにする。
※生地を触りすぎると硬いパンになってしまうので注意!!
<トッピング>
三つ折りにした生地の上に、菜の花・コーン・ベーコンをトッピングし、上からオリーブオイルと岩塩をかける。
<焼成>
1200Wのトースターで18分ほど焼く。上が焦げそうな場合は、途中でアルミホイルをかぶせる。裏面にも焼き色がついていれば焼き上がり。
※焼き上がってすぐのパンをカットすると、切り口がねちっとしてしまうので、冷めてからカットするのがおすすめです
※焼成時間は、お使いの機材により適宜調整してください
わが家は男の子しかいませんが、このパンを見て「かわいい~」と声をあげてくれました。そして、ちょっと大人の味かな?と思う菜の花もちゃんと完食。
夏には家庭菜園で採れた夏野菜、秋には幼稚園で掘ってきたおいも。
生地がシンプルな分、ご家族の好みや、季節に合わせて、いろいろなトッピングで楽しんでみてください。
愛知県一宮市を中心に活動する日々のパンの講師。幼稚園や保育園などで開催する出張パン教室のほか、自宅やレンタルスペースでは乳幼児期のママたちやキッズ向けのレッスンを主に実施している。