生地作りは保存容器に材料を入れて混ぜるだけ!「ドデカフォカッチャ」レシピ
はじめまして。「日々のパン」代表の吉永麻衣子です。
ずっと楽しく拝見していたこちらの「フーディストノート」にて、レシピをご紹介させていただくことになりました。
この連載では「日々のパン」で講師を務める“日々パン先生”たちが、毎月ドデカパンのアレンジレシピをご紹介いたします。
ドデカパンとは…
- スプーンと保存容器で生地作りができる
- 発酵は冷蔵庫にお任せ
- 焼成はトースターやフライパン、魚焼きグリルでOK
- 作り置きできるので、食べたいときに食べたい分だけ焼きたてを楽しめる
- 朝食に焼きたてパンを楽しむ夢が叶う
- 家族の好みに合わせてアレンジ無限大!
などなど、おすすめポイントがたくさん!忙しい方でも楽しんでいただけるパン作りです。
私自身「パン焼き」があったので、忙しい子育て期も楽しく過ごすことができました。パンが焼けた!という小さな達成感と自分の時間が持てたという充実感。そして、家の中が焼きたてのパンの香りで包まれて家族が喜んでくれて、いいお母さんをやれている感じ。
少し子どもが大きくなると一緒にパン作りをすることもできて、親子のコミュニケーションの手段にも。完成したパンの見た目は無骨でも、大切な人のためにパンを焼くことができる。こんな幸せを1人でも多くの方に楽しんでいただきたくて、現在「日々のパン」として活動しています。
全国の幼稚園・保育園にてパン教室を開催していますので、ピンときた方はぜひお声がけください。
講師たちは全国に約300名。いろいろな環境でパンを焼いて、伝えてくれています。これからの連載で登場する“日々パン先生”たちの、人柄もレシピもお楽しみいただければうれしいです。
それでは「日々のパン」の代表レシピでもあります「ドデカフォカッチャ」をご紹介していきます。
「ドデカフォカッチャ」レシピ
調理時間
10分
分量
4人分
材料
・強力粉…200g
・塩…3g
・インスタントドライイースト…3g
・水…160g
・オリーブオイル(トッピング用)…大1
・岩塩(トッピング用)…小1
作り方
<こねる>
保存容器(1000ml前後の直方体・立方体)の中に強力粉・塩・インスタントドライイーストを入れ、スプーンで均一に混ぜておく。水を8割ほど入れて、スプーンでぐるぐる混ぜる。粉っぽいところにめがけて残りの2割を入れ、全体が均一になるまで混ぜる。表面を平らにならし、保存容器のふたをしめる。
<一次発酵>
冷蔵庫の中に一晩(8時間以上)置く。
※一日に一回水で濡らしたスプーンで混ぜれば5日間保存可能です
※8時間後の状態がこちらです
<成形>
打ち粉を多めに振って、生地と保存容器の間にドレッジ(カード)を差し込み、隙間を作る。くっつかないアルミホイルを敷いた天板の上に保存容器を裏返し、生地が出てくるのを待つ。手前と奥から三つ折りにして、少量のオリーブオイルをかけ、指で8か所くらい深く穴をあける。お好みで、さらにオリーブオイルと岩塩をぱらっとかける。
※生地を触りすぎると硬いパンになってしまうので注意!!
※赤ちゃんにあげたい場合は、オリーブオイルと岩塩はかけずそのまま焼いてあげればOK!
<焼成>
1200Wのトースターで15分ほど焼く。上が焦げそうな場合は、途中でアルミホイルをかぶせる。裏面にも焼き色がついていれば焼き上がり。
※焼き上がってすぐのパンをカットすると、切り口がねちっとしてしまうので、冷めてからカットするのがおすすめです
※焼成時間は、お使いの機材により適宜調整してください
こんなに簡単にパンが焼きあがってしまうのです。ちょっと挑戦してみてもいいかな?なんていう気持ちになりませんか?
おうちで焼きたてのパンが食べられると、本当に幸せな気持ちになります。
夜に生地を作って冷蔵庫に入れておけば、次の日の朝起きるのが楽しみに!毎日の生活にちょっとプラスしてお楽しみいただければうれしいです。
専門学校講師、カフェキッチン、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げなどを経験し、自宅にてパン教室をスタート。トースターやフライパンで簡単に焼ける「おうちパン」レシピを確立し、現在は日本全国の幼稚園や保育園などで出張パン教室を開催する「日々のパン」の代表として活躍。最新著書『ホットケーキミックスや小麦粉で はじめてでも失敗しないかわいいお菓子&パン』(主婦の友社)も好評発売中。