汚れにくくて、掃除もしやすくなる工夫って？ぼくさんのキッチン
ぼくさんの「世界一楽しいわたしの台所」
——まずは、キッチン全体のテーマを教えてください
「こちらが普段のごはんを作るキッチンです。試作もここで行います」
「キッチンカウンターの向こうは撮影部屋で、このテーブルにカセットコンロを置いてレシピの撮影を行っています。青っぽい壁紙がお気に入りで、それに合わせてカーテンも青にしました。やさしい光が差し込み、すごく落ち着ける大好きな場所です」
——キッチンのお気に入りポイントは？
「掃除しやすいところです。できる限りものを下に置かずに浮かせて収納して、汚れたときにササッと掃除できるようにしています。
じつは掃除にはめちゃくちゃこだわっていて、毎日壁を拭き掃除したり、排水口の掃除をしたり、夜寝る前に流し台を空拭きしたりするほどです。自分の尊敬している食事処のキッチンがいつ行ってもものすごくピカピカで、閉店間際に洗剤で掃除→空拭きまでをしっかりやっているという話を聞いて以来、『自分も常にきれいなキッチンに立ちたい！』と思い、まねするようになりました」
「そもそも、できるだけ汚れないようにもしていて、たとえば、コンロの排気口にはtowerの排気口カバーをかぶせて油汚れが気にならないようにしています」
「魚焼きグリルではグリルパンを使っているので、内側は汚れずお掃除が本当にラクです」
「ちなみに、キッチン掃除の洗剤は、流し台は水回り用ティンクル、壁や作業台、コンロまわりにはウタマロクリーナーを使っています。とくにティンクルは使うと感動するくらいピカピカになって、一度使ったら戻れなくなる洗剤です！」
安心で、使いやすい収納スタイル
——キッチンツール類の収納のこだわり、マイルールを教えてください
「包丁は、すぐとれるように磁石の包丁ホルダーを壁に取り付けて収納しています。子どもがまだ小さく、絶対に手の届かないところに収納したかったので、このスタイルはものすごく安心で、使いやすいです！」
「仕事柄、一気にたくさん作ることがあるので、コンロ下の引き出しにはティファールのフライパンセットを3つ入れています。3セット分なのでフタもめちゃくちゃ多いです（笑）」
——食器の収納もご紹介をお願いします！
「食器は2か所に分けていて、こちらはキッチンの後ろ側の食器棚。普段使いする、子どもたちが割ってしまってもOKな食器を置いています」
「キッチンとつながっているパントリーでは、仕事用の食器を種類別に、使う頻度の高いものを手前にして並べています」
——食器はどんなものがお好きですか？
「素朴でやさしい色味のお皿が好きです。何にでも合うので使いやすいというのはあります。形も、丸以外にもこんなふうに形がついているとかわいらしいですよね」
——料理に使う食品や調味料はどちらにストックされていますか？
「すぐに使うものはシンク下の引き出しに。ここには乾物やだしパック、しょうゆやみりん、油や麺つゆなどが入れてあります。料理に使うバットと網（四角と丸の2種類）、すぐ掃除できるように洗剤もスタンバイしています。開封前の砂糖や塩、お菓子に使う粉類を集めた引き出しもあります」
「撮影のタイミングで切れないよう、調味料類はかならず余分にストックするのがルールです。食器が入っているパントリーにも、下の段はお菓子に使うもの（薄力粉や木の実、製菓用チョコレートなど）、上の段はごはんに使うものと、ダイソーの収納ケースに分けてしまっています。このケース、勘で購入したら、5つ横並びでシンデレラフィットしてテンションが上がりました（笑）」
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「撮影部屋でずっとビカクシダの小さな鉢が一人ぼっちなので、シーリングライトの余白にぶら下げたり、大きな鉢を置いたり、もっとグリーンを増やしたいです。ジャングルみたいにするのが理想です（笑）」という、ぼくさん。行ってみたいグリーンのお店はチェック済みとのこと、グリーンに囲まれたキッチンから今度はどんなレシピが生まれるのか、楽しみですね。
（記事中キッチン撮影／ぼくさん）
イラスト料理研究家。かわいいイラストで紹介するアイデアレシピが人気を博し、Twitterのフォロワーは56万人超。著書に、『多幸感で満たされる~! ぼく流 禁断のスイーツ』（KADOKAWA）、『ぼくのおやつ』シリーズ、『ぼくのごはん』シリーズ（共にワニブックス）、『ぼくの魔法のおやつ』（ワニブックス）などがある。
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