ヘルシーでコスパ抜群♪「豆腐のチリソース炒め」
こんにちは、国際薬膳師の麻木久仁子です。季節や体質、体調に合ったものを食べるという伝統的な東洋医学の考え方に基づいて、簡単で健康的なレシピをご紹介します。
豆腐は薬膳でいうと「涼性」の食材で、「生津(せいしん)」「清熱(せいねつ)」の作用があるとされています。体に潤いをもたらし、こもった熱を冷ますのです。これからの蒸し暑い季節にはおすすめ。陽射しから受けた熱をとり、汗をかくことで失った潤いを補います。
冷奴のような冷たい料理も良いのですが、あまり胃を冷やすのもよくありません。今回はちょっとピリ辛のチリソースで煮込みます。そして合わせるのがたっぷりの薬味野菜。しょうが・長ねぎ・しそは「解表(げひょう)類」といって「体表の邪を祓う」と言われており、いわゆる風邪予防となります。薬味はほんの少しあしらう使い方をすることが多いと思いますが、薬膳ではたっぷりと使ってくださいね。
ヘルシーでコスパ抜群♪「豆腐のチリソース炒め」
調理時間
15分
分量
2人分
材料
木綿豆腐…1丁
長ねぎ…1/3本
みょうが…2個
しそ…2~3枚
しょうが…1かけ
にんにく…1かけ
塩…少々
片栗粉…大さじ2
ごま油…大さじ2
豆板醤…小さじ1~2
ケチャップ…大さじ3
オイスターソース…小さじ2
砂糖…小さじ2
顆粒和風だし…小さじ1/2
水…100ml
作り方
1. 豆腐はひと口大に切り、キッチンペーパに包んで2~3分レンジにかけて水切りする。
2. 長ねぎ、みょうが、しそ、しょうが、にんにくはみじん切りにする。
3. 豆腐に軽く塩を振り、片栗粉をまぶす。フライパンにごま油大さじ1を入れて熱し、豆腐の表面をこんがりと焼き目がつくまで焼いて取り出す。
4. フライパンに残りのごま油とにんにく、しょうがを入れて炒める。香りが立ったら豆板醤とケチャップを入れて軽く炒める。
5. 豆腐を戻し入れ、オイスターソース、砂糖、顆粒和風だし、水を入れて煮る。
6. 豆腐に調味料がからんだら長ねぎとみょうがを入れ、全体がとろりとするまで煮込む。
7. 器に盛り、しそをあしらう。
調理のポイント
・豆板醤とケチャップを炒めると余分な水気と酸味が飛んで、マイルドでコクのある仕上がりになります。
ぜひご家庭で試してみてくださいね。それでは、次回もお楽しみに♪