3キロのコショウダイで家族全員満足した話
∩・∀・)こんにちは~筋肉料理人です!
皆様、お元気ですか~
ちょっと前の話ですいませんが、先月の後半の話です。何時も買物をするお店に魚を買いに行きました。何か目ぼしい魚はないかな~なんて物色してるとでっかいコショウダイ(もしかしたら違うかも)が氷の上に横たえられていました。3キロはありそうな大物なんですが、お値段は1400円と超お得!おそらく網の中で死んだ野締めの魚、しかも買いに行ったのが平日だったので安かったんだろうと思います。
エラブタをめくってみるとエラは真っ赤!腹を触るとしっかりとハリがあって鮮度はかなりいい状態です。迷わずお買い上げして帰宅しました。3キロサイズの白身の魚なので、とりあえずは刺身用に三枚におろしてみます。
最初にウロコをウロコ取りで取りますが、このくらいのサイズになるとウロコ取りも一仕事で、ウロコが飛び散らないように注意してやりますが、庭があれば庭にまな板を持ちだしてやったほうがいいかもってレベルです。
(おろし方は鯛と同じなのでこちらの記事も参考にどうぞ→真鯛の炙り刺身)
ウロコが取れたら全体を水道水で洗い、エラとワタを抜きます。
エラとワタを抜いたら腹腔内を流水で洗い、頭を落として三枚におろします。この位のサイズになると中骨が太くて頭を落とすのも大変。表裏から切れ目を入れ、中骨の軟骨部分を探して切り落とします。
頭を切り落としたら三枚にします。
三枚におろして腹骨を切り取って身を確認すると、血は回ってなく十分刺身でいける状態です。
刺身でいけるのがわかったので取りあえずはこの状態で冷蔵しました。この時の時間が午前11時位でした。リードとラップで巻いてから冷蔵し、晩ご飯時に刺身とにぎり寿司にします。ちなみにおろした身だけで1.3キロありました。刺身にすると1切れ12g位なので刺身100切れ分あります。にぎり寿司のネタも同じくらいの重量なので、半分を握り寿司にするとして60貫分のすし飯を用意します。
すし飯の重量は1貫15g位。60貫で900gのすし飯が必要です。米1合をすし飯用に炊くと320g位になるので、米3合をすし飯用で炊飯器にセットしておきます。
刺身と寿司は夕方つくるとしてあらの処理をどうするかです。吸い物もいいんですが、あらの量が半端ないので頭は割って塩焼きにし、中骨、腹骨をあら煮にします。
頭は梨割りと言って縦半分に切ります(頭の割り方は→鯛の吸い物)。このくらい大きな魚になると頭を割るのも結構大変で、頭を立てて上顎の方から頭の中心に出刃を入れ、包丁を滑らせながら一気に切ります。
エラの付け根に血合いがあるので取り除き、日本酒をふってから塩をふり、これも夕方まで冷蔵しておきます。このサイズだとグリルでは焼けないので、電子レンジのオーブン機能を使って焼けば簡単に塩焼きにすることができます。この大きさだと焼く30分前に冷蔵庫から出して室温に戻し、ヒレが焼け落ちないように塩をまぶし(飾り塩)、オーブン250℃で30分焼けばOKです。オーブンに入れるだけなので刺身、寿司をつくりながら焼けます。
そして中骨と腹骨です。魚がでかいので中骨にも結構、身があるし、腹骨も巨大です。この腹骨が脂がのっててあら煮にすると美味いんです。
あら煮は先に作っておいてもいいので午前中に作っちゃいました。
もう、すぐにでも食べたくなるような仕上がりです!夕方が待ち遠しい。あら煮の作り方はこちらと同じです→あら煮 下の動画も参考になるかもです。
時間は過ぎて夕方です。
まずは兜を塩焼きにします。これは上にも書きましたが、ヒレに飾り塩をしてオーブンで焼くだけ。
焼いてる間に寿司を握ります。酢飯は塩焼きの前にすし酢を合わせ、冷ましておきます。寿司の握り方は→にぎり寿司、マダイ、しめアジ、サーモン、カンパチ、マグロ
にぎり寿司は60貫ほど握りました。結構、疲れたけど、既に家族が楽しみに待ってます。
寿司を握ったらラップをかけておき、最後は刺身です。刺身は→「角瓶と鯛の刺身」こんな感じで、下の画像のように盛りつけました。切り方はその下の動画と同じです。
こんな感じでコショウダイ3キロを使ってフルコース行っちゃいました。魚を買いに行く事から考えると四半日仕事になりますが、楽しみで料理するなら休日に頑張ってみるのもいいかもです。出来上がったのは刺身と寿司、塩焼きが上の写真の2倍・・・これを家族5人で食べましたが、流石に少し余っちゃいまして、余った刺身は漬けにして翌日に(→まぐろのごまだれ漬け丼)頂きました。翌日の朝食まで大満足でしたよ。