保存版!使いやすい圧力鍋の選び方、圧力鍋研究家さいとうあきこさんに聞きました

保存版!使いやすい圧力鍋の選び方、圧力鍋研究家さいとうあきこさんに聞きました
手間のかかる煮込み料理も時短で調理できる圧力鍋。ただし、使いこなすにはハードルの高いイメージもありますよね…。そこで今回は、圧力鍋研究家のさいとうあきこさんに、これから圧力鍋の購入を検討している方に向けて、選び方のわかりやすいポイントと、おすすめの圧力鍋レシピを教えていただきました!圧力鍋を買ったもののレシピのバリエーションがなかなか増えない、という方も必見ですよ。
フーディストノート
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2021/12/29
2022/09/28
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「圧力鍋って、どれも同じだと思っている方も多いと思うのですが、メーカーや商品によって、本当に個性豊か。いろいろなメーカーのものを使って、よりおいしく、より簡単にお料理が作れるよう研究を重ねています」と、レッスンでもプライベートでもさまざまな圧力鍋をお使いのさいとうさん。今回は、そんなさいとうさんに、圧力鍋選びのポイントを教えていただきました。

 

さいとうあきこさんに聞きました、圧力鍋選び4つのポイント

【1】圧力鍋はどれも同じじゃない。「圧力値」をチェックして!

使いやすい圧力鍋の選び方、圧力鍋研究家さいとうあきこさんに聞きました

https://atsuryokunabe.blog.jp/archives/35185298.html

「圧力鍋は、種類によって圧力値(食材に加えられる圧力の大きさ。kpaという単位で書かれています)が異なり、それによって調理温度が変わります。この値が高いと高温になって加圧時間は短くなり、より時短で調理ができます。目安ですが、80kpaのお鍋なら115℃前後、100kpaなら120℃前後、そして146kpaなら126℃くらいまで上昇するんです。
ただし、食材によっては、高温で火を通しすぎると煮崩れが心配なものも…。どのようなお料理を作りたいかに合わせて、どの圧力値のお鍋を選ぶかがポイントです。
たとえば、100~146kpaくらいで調理できる高圧タイプのお鍋なら、お肉のかたまりや魚の骨も短時間で柔らかくほろほろの食感になり、玄米ももっちり炊けます。その反面、野菜などは火が通り過ぎて煮崩れしやすかったり、白米を炊くともちもちしすぎたりすることがあります。
ちなみに、私はとにかく早く!煮崩れなんか気にしなーい!というタイプなので、普段のお料理にはこの高圧タイプのお鍋を使っています。
一方、80~100kpa前後の穏やかな圧力で調理できるお鍋なら、高圧タイプに比べると時間はかかりますが、白米もふっくらおいしく炊き上がり、野菜の煮崩れも少ないです。
また、高圧から低圧まで2段階、3段階、4段階と圧力が切り替えられるタイプもあります。これなら、調理する食材によって最適な圧力を選べますね」

 

【2】「容量3~4リットルの浅型」が使いやすい!

使いやすい圧力鍋の選び方、圧力鍋研究家さいとうあきこさんに聞きました

https://atsuryokunabe.blog.jp/archives/18842375.html

「よく、『圧力鍋を買うなら、家族の人数+1リットルが目安です』なんて紹介されることもありますが、大きい鍋でたくさんの量を作ろうとすると、結果としてあまり時短にならなかったり、煮崩れたりすることもあります。
そこで、おすすめなのが3~4リットルの浅型で、形としては口が広いタイプ。実際にお料理を作ってみると使いやすいサイズ感で、たとえば茶碗蒸しやプリンの容器を並べたり、取り出したりもしやすいですよ。また、取っ手が短い両手鍋タイプなら、テーブルに置いても邪魔になりませんよ」

 

【3】調理中の音が気になるなら、知っておきたい「おもり式」と「スプリング式」の違い

使いやすい圧力鍋の選び方、圧力鍋研究家さいとうあきこさんに聞きました

https://atsuryokunabe.blog.jp/archives/36308983.html

「圧力鍋はその構造によって、加圧調理中の音が変わってきます。昔ながらの『おもり式』の圧力鍋は、加圧調理中にシュシュッと蒸気の音がします。音がしているのは、鍋がご機嫌に調理している証拠。正常に圧力がかかり、中の圧力を適正に調整している音で、私は“鍋の鼻歌”なんて呼んでいます。
とはいえ、この音が気になるという方もいらっしゃって、最近は、かすかに蒸気を吹き出して圧力を調整するものも多いです。調理中の音は、シューッという小さい音がするだけ。これなら、蒸気の音が気になる方も使いやすいですね。
また、蒸気がほとんど出ない『スプリング式』と呼ばれるタイプの圧力鍋もあって、これは調理中でも本当に静か。ただし、圧力がかかったらすぐに火力を弱める必要があるなど火力の調整は少し難しいので、使い方はしっかり説明書に目を通しておきましょう」

 

【4】すべてお任せしたいなら、電気圧力鍋という手も!

使いやすい圧力鍋の選び方、圧力鍋研究家さいとうあきこさんに聞きました

https://atsuryokunabe.blog.jp/archives/27669319.html

「一般的な圧力鍋は、火にかけて沸騰したら、火力調整してタイマーをセット。時間になったら火を止める、という作業が必要です。これを自動で調整してくれるのが電気圧力鍋です。加圧時間だけ決めてボタンを押せば、調理中の火力を自動でコントロールしてくれますよ。また、お料理に合わせて加圧時間も決めてくれる自動調理メニューを使えば、本当にボタン1つで調理できます!火を使わないので、キッチンから離れていても安心なのもうれしいですね。
さらに、機種によってはスロークッカーや低温調理、発酵機能、無水調理など、圧力調理以外の機能を搭載したものもあります。1台で何役にも活用したいと思ったら、電気圧力鍋を選ぶのもおすすめです。
ただし、種類によっては、加圧調理前に食材を炒めたり、仕上げに煮詰めたりという作業ができないものもあります。事前にメーカーのホームページで商品の説明や使い方の動画などをチェックして、ご自分の作りたいものや、使い方に合ったものを選ぶことがポイントです」

***

ひと口に圧力鍋といっても、形も機能も本当にさまざま。まずはさいとうさんおすすめの3~4リットルサイズのもので絞ってから、圧力の切り替えや音、電気かガス・IHかなど、教えていただいたポイントで比較しながら、ぴったりの1台を見つけてみてくださいね。

 

動画でわかりやすい♪さいとうあきこさんおすすめ圧力鍋レシピ

ハンバーグも圧力鍋におまかせ!

「たまねぎ炒めない!ハンバーグ焼かない!デミグラス缶も、固形スープの素も使わない!という3ナイレシピで作る煮込みハンバーグです。お豆腐を使うので、ヘルシーでふわふわにできますよ!」

圧力鍋で肉じゃがを作るなら、まずはこちらのレシピで

「定番の肉じゃがを圧力鍋で作ると、『あれー!煮崩れちゃった』『なんだか味が染み込まない』『思ったよりも時間がかかるんだけど…』という失敗談、意外とよく聞きます。その原因は、普通のお鍋で作るレシピをそのまま圧力鍋でつくっているから。こちらのレシピは圧力鍋に合わせて調整しているので、一度試してみてください!」

ブログでもレッスンでも大人気の牛すじレシピ♪

「『牛すじ』は、私のブログでよく検索されている人気キーワードの1つ。普通のお鍋で煮込むと2時間コースですが、圧力鍋なら、お鍋によりますが5~20分程度の加圧でやわらかく、しみしみに仕上がりますよ」

さいとうあきこさんの圧力鍋レシピは、さいとうさんのブログ「圧力鍋で時短!簡単!うちごはん」でも公開中!メインから副菜、スイーツまで、圧力鍋がもっと身近に感じるレシピばかり。動画付きのレシピもあるので、とってもわかりやすいですよ♪

 

レシピブログ編集部が今、注目の圧力鍋3選

ほとんどの料理の加圧時間が0分、270万台販売のベストセラー

アサヒ軽金属 圧力鍋 画像

シリーズ累計270万台販売のベストセラー!安心・安全設計、30年保証の日本製です。その名の通り、ほとんどの料理の加圧時間が0分。沸騰してオモリが振れたらすぐ火を消すだけで、カレーも煮豆も肉じゃがも、余熱であっという間にでき上がり。初心者にも使いやすいと人気の1台です。

食材に合わせて圧力が2段階で調整できます

パール金属 圧力鍋 画像

低圧・高圧の2段階に圧力が切り替えられるので、食材や調理に合わせて設定できるのがこちら。こげつきにくく保温性にすぐれた3層底で、ガスにもIHにも対応。分解して洗うのもスムーズです。

ボタン1つで本格調理OK!

アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 4.0L 2WAYタイプ グリル鍋

料理を選んで、材料を入れてボタンを押したら、あとは待つだけ!便利な自動メニュー90種類搭載の電気圧力鍋です。火を使わないから、待っている間に他の調理や家事が同時にできるのはうれしいですね♪

さいとうあきこさんプロフィール
さいとうあきこさん
圧力鍋研究家。「うちごはんラボ」主宰。調理器具メーカーでの経験を活かし、圧力鍋のお料理教室圧力鍋を使った時短、簡単なのに本格的なレシピを多く手がけ、NHK「あさイチ」の圧力鍋特集でも話題に。

 

<ブログ>
圧力鍋で時短!簡単!うちごはん
<公式サイト>
圧力鍋ライフ.com 圧力鍋は願いを叶える魔法のお鍋
<YouTube>
圧力鍋研究家 さいとうあきこ
<Instagram>
Akiko Saito(@atsuryokunabe_akiko)

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