3時間で26品!伝説の家政婦makoさんのポリ袋レシピはここがすごい!

沸騰したお湯の中でも、マイナス温度の冷凍庫の中でもビクともせず食材を包み込むポリ袋はまさに魔法の調理道具!中でもポリ袋に材料を入れて、空気を抜いて茹でるだけの「セミ真空調理」は短時間で味がしみ込み、栄養素も逃げず、事前に仕込んでおけば夕食後の片づけも楽チンです。煮て、和えて、漬けて美味しい♪メイン料理も副菜も今日から早速ポリ袋を活用して作ってみませんか?
こんなに万能!ポリ袋のキホンの使い方
ポリ袋(高密度ポリエチレン)の耐熱温度は約110℃。沸騰したお湯で茹でても問題ありません。セミ真空調理は食材に熱が伝わりやすく、短時間でやわらかく仕上がります。
しっかりと味のしみ込んだ煮込み料理が10分で完成。栄養素も旨味も流れず食材にぎゅっと凝縮してくれるのがうれしいところ!
さらに完成後の後片付けも断然楽チンです。鍋やフライパンを洗う必要がなく、空のポリ袋と鍋のお湯を捨てるだけ。災害時にも役立ちます!
マイナス温度下でも強いので冷凍保存も可能です。肉や魚の特売日などに多めにおかずストックを作って冷凍しておけば忙しい平日にもとても便利!
1、ポリ袋に食材と調味料を入れる

食材と調味料をすべて入れ、袋ごとよく揉みこんだり袋を振ったりして全体になじませます。そして、袋の中の空気を抜いて平らにし、袋の上の方で口を縛りましょう。真空にするには水を張ったボウルに袋を入れて水圧で空気を抜くのが簡単です。
【注意!】
中に空気が入ると加熱する際に、熱で膨張して袋が破裂することがあります。しっかり空気を抜き、できるだけ袋の上の方で縛りましょう!
2、鍋に皿を入れて沸騰させ、袋を入れて湯煎する

大きめの鍋にたっぷり水を入れ、袋が鍋底に触れないように鍋底より少し小さいサイズの皿を置いて火にかけます。沸騰したら弱火にし、皿の上に平らに載せるようにしてポリ袋をゆっくりと浸水させます。
【注意!】
鍋底には必ず皿を敷いて袋が直接触れないように注意!また、鍋肌に触れると耐熱温度を超えて溶ける恐れがあるので状態を見ながら調理しましょう。
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分量
2~3人分
材料
牛肉ブロック…300g
塩こしょう…適量
にんにく(チューブ可)…1片
しょうゆ…大さじ1と1/2
みりん…大さじ1と1/2
作り方
1、ポリ袋に肉を入れ、肉に味がしみ込みやすくなるよう、表面をフォークで突き刺し、塩こしょうとおろしにんにくを加えて揉み込む。
2、袋から肉を取り出し、フライパンで全面に焼き色を付け、肉をラップで包み、ポリ袋に入れて口を縛る。
3、鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら2を入れて3分煮て、火を止めて15分前後置き、鍋から取り出して冷ます(時間は肉の厚さや仕上がりの好みで調節)。
4、肉を焼いたフライパンにしょうゆ、みりんを入れて軽く煮立たせ、タレを作る。
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分量
1人分
材料
卵…2個
牛乳…大さじ1
塩こしょう…少々
粉チーズ…大さじ1
作り方
1、ポリ袋を広げ、材料をすべて入れる。口を持って袋に空気を入れてふくらませ、よく振ってから口を縛る。
2、鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、1を入れて15分湯煎する。火の通り加減は好みで調節してもいい。
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分量
2~3人分
材料
鶏むね肉…250g
しめじ…1/2株
まいたけ…1/2株
にんにく(チューブ可)…1片分
しょうゆ…大さじ1と1/2
みりん…大さじ1/と1/2
作り方
1、ポリ袋を広げ、鶏肉をひと口大にハサミで切りながら、袋に入れていく。
2、きのこ類を適当な大きさにほぐし、1に入れる。
3、にんにくをおろして2に加え、さらにしょうゆ、みりんを加えてよく揉み込み、袋に空気を入れて振り、なじませてから口を縛って冷凍する。焼く際は前の晩に冷蔵庫に置いて解凍してからフライパンで焼く。そのまま食べる場合は30分以上漬けこんでから焼く。
いかがでしたか。ポリ袋がこんなにも万能だなんて驚きですよね。本書ではこのほかにも炊飯器に入れるだけの炊き込みご飯玉やタッパーレシピなどわかりやすく掲載されていますのでぜひチェックしてみてくださいね♪
mako(まこ)さんのプロフィール
栄養士・ハウスキーパー。現在は、フードコーディネイターとしても活躍中。日本テレビ系『沸騰ワード10』『ヒルナンデス!』に伝説のギャル家政婦として出演。3時間で26品も作り置きを完成させる、超速ワザが話題に。
インスタグラム:@makofoods
公式HP:http://www.makofoods.com/
協力・画像提供:ワニブックス