マネするだけでみるみる食費がダウン!「節約女王」が教えるお金が貯まる冷蔵庫術
お金が貯まる冷蔵庫にするには、まずは無駄なく食べ切る、使い切ること。節約が苦手でも、料理が下手でも大丈夫!夫婦2人で月6万円台だった食費を最少1万円台まで減らしたという、武田真由美さんの簡単冷蔵庫ルールを覚えて、今日から早速実践してみましょう!
冷蔵室は食材の一時置き場と考えて!使い残しが出ないように見やすく整理
上段・中段・下段は目線に合わせて使い分け
在庫管理といっても、どの棚に何を置くか、ざっくりと定位置を決めておくだけ。意識しているのは棚の使い分けです。開けたとき、すぐに目に入る棚に頻繁に出し入れするものを、手が届きにくい最上段や目線が届きにくい下段は日持ちするものや常備品を。これが回転のいい冷蔵庫の秘訣です!
奥まで見渡せるようにコの字配置に
2~3段目は使いやすい反面、何でも突っ込んでしまい奥のものが見えなくなりやすいのが難点。そこで、手前真ん中はなるべくあけるコの字配置を基本にします。すると、全体がすぐ把握できて使い残しがなくなります。扉を開けている時間も短く済むので電気代節約にも効果的!
毎日使うパンセット、ごはんセットは定位置に
朝食に出すジャムやバター、つくだ煮、梅干しなどは、ダブり買い防止と取りやすさを兼ねて、造りつけのトレーにまとめます。何がどのくらいあるか在庫がよくわかるので、あれこれ半端に空けて使い切れないこともなし。トレーに入るだけ、と決めれば買いすぎも防げます。
ドアポケットはラベルを貼ったり詰め替えでわかりやすく!
粉ものや粉末調味料はクリア容器に詰め替える
透明容器に詰め替えるメリットは、残量が見えること。どれくらい残っているかわかるから、使い切れないほどの在庫を持つこともなし。買いすぎが防げます。密封性があるので、防虫対策や劣化を防ぐ目的でもおすすめです。
小さな調味料はまとめて最後まで使い切る
チューブ立てには100円の文具コーナーで見つけた仕切りつきケースを使用。
お弁当や総菜を買ったときにもらう、しょうゆや餃子のたれなどの小袋も、調味料として使い切れば節約に!透明な100円ケースにまとめて入れておけば、こまめにチェックする習慣ができます。
「出したものは元に戻す」を徹底する
詰め替えたケースや保存袋だけでなく、ポケットにもラベルを張っています。理由は、どこに何を置くか夫にも把握してもらうため。家族が元に戻せるようになると、スムーズに在庫管理ができます。
野菜室はひと目で在庫がわかるように重ねず入れ方を工夫!
仕切りは紙袋。汚れたらすぐ交換できて便利
野菜が重なっても埋もれないように、下段は小さな紙袋(スタバの袋がちょうどいい!)で仕切っています。持ち手のひもを切って口を内側に折り込むと、強度アップ。大物野菜もすっぽり入り、汚れたらポイッと捨てて新しいものと交換するだけ。ノーコストですっきり!
小さな野菜やハンパものはまとめて使い残さない
半端に使い残した野菜を確実に使い切るために、配置もひと工夫。上段のトレーのいちばん手前に「まとめて」置いておくことで、早く使い切るものとして見るようになります。小さくてほかの野菜に紛れやすいものは、ケースなどに入れて整理。
ひと目で中身がわかるラベル管理で使い切りを徹底。
肉や魚などのメイン食材は生の状態でラップに包み、種類ごとに容器に入れて保存。そのままだと容器が白く曇って中身がわからなくなるので、テープライターで側面にラベルを貼って目当てのものがすぐわかるようにします。
まとめ買いした肉は、使いやすい量に分けて冷凍
パックのまま冷凍すると一気に解凍して使い切らなくてはならず、多く作りがち。小分けにしておけば、必要なときに必要な分だけ使えてムダがありません。分量の目安は、使いやすい単位の100g。ポリ袋で手ばかりすれば小分けはあっという間。種類別にまとめると便利です。
野菜は生のまま冷凍しておいしく使い切り!
野菜を生で冷凍なんてびっくりだけど、実はとっても使える!洗ってよく水気をきり、使いやすい大きさに切って保存袋へ。冷凍すると食感がしんなりしますが、炒めものや汁もの、煮ものなど加熱する料理に使えば気になりません。冷凍で細胞が壊れるので、味がよくしみ込むのもポイント。すぐ使わないとき、使い残しそうなときにおすすめです!
いかがでしたか?食費削減のコツは実はいたってシンプルなんです。できそうなことからぜひトライしてみてください。とにかくやってみる!が最強の“貯め活”です。本書では他にも食材や調味料などの買い物のコツやおすすめの冷蔵庫グッズ、アプリやノートなどの活用術なども紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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武田真由美/節約料理(@mayumi.takeda_kitchen)
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