茶碗以上、どんぶり未満がちょうどいい!ツレヅレハナコさんの小どんぶりって?
小どんぶりは具材がシンプルなときほど、塩気と油っ気のバランスが大切。必ず両方の味に立体感を出すのがポイントです。
また、“とろとろ+サクサク”“ふわふわ+パリパリ”など食感のコントラストも大事。歯ごたえの違うものを組み合わせることで、最後まで飽きずに食べられます。そして何より大切なのが食べ方。見た目は微妙になりますが具とご飯をワーッと混ぜると味や食感が重なり合ってなんとも美味しいのです!
しょうゆとオリーブオイルの組み合わせが絶妙!「アボカドとレモンしらす」どんぶり
<材料>1人分
アボカド…1/2個
釜あげしらす(またはしらす干し)…10g
レモンのくし形切り…1/8個分
しょうゆ…適量
オリーブオイル…適量
ご飯…茶碗に軽く1杯分
<作り方>
1、アボカドは種と皮を取り、ひと口大に切る。
2、ご飯にアボカド、しらすをのせ、しらすにレモンを搾り、しょうゆとオリーブオイルをかける。よく混ぜていただく。
フレッシュなハーブと良質なバターが必須!「明太子とディルバター」どんぶり
<材料>1人分
明太子…1/4腹
バター…8g
ディル…1枝
ご飯…茶碗に軽く1杯分
<作り方>
1、明太子は切り目を入れ、包丁でこそげとるようにして薄皮を除く。ディルは葉をちぎる
2、ご飯に明太子、バター、ディルをのせる。バターが溶けてきたら、よく混ぜていただく。
エスニックテイスト!「カリカリ目玉焼きとパクチー、ナンプラー」どんぶり
<材料>1人分
カリカリ目玉焼き…1個分
パクチー…1枝
ナンプラー…適量
ご飯…茶碗に軽く1杯分
<作り方>
1、パクチーはざく切りにする。
2、ご飯にカリカリ目玉焼きをのせ、パクチーを添えてナンプラーをかける。黄身と白身をくずし、パクチーと混ぜ合わせながらいただく。
※カリカリ目玉焼きの作り方
フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、卵を割りいれる。ふたは絶対にしない。弱火にしてときどきフライパンを動かしながら、縁を茶色く揚げ焼きにするイメージで焼く。白身全体が白くなってからさらに1分ほど焼いて取り出し、ご飯にのせる。
いかがでしたか?朝食なら昨日の残り物をご飯にのせてもよし、ランチなら肉や魚を使ったボリュームおかずをのせて、夜なら飲んだ後のシメにもぴったり。さらに台湾や韓国、ベトナム風など異国の料理とも相性ばっちりです。とにかく小どんぶりはたいていの食材にマッチする優れもの。本書ではそんなクセになってしまうメニュー72レシピを収録しています。ぜひご家庭でもお試しくださいね。
★ツレヅレハナコさんのプロフィール
http://www.recipe-blog.jp/profile/9889
無類のおいしいもの好き。ブログやツイッター、インスタグラムなどで個人的な食情報を発信し続けるほか、食に関するエッセイの執筆、食マンガの原案を担当するなど幅広く活躍中。著書に「ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖」(PHP研究所)、「女ひとりの夜つまみ」(幻冬舎)、「ツレヅレハナコのじぶん弁当」(小学館)などがある。
写真:木村拓(東京料理写真)
協力:宝島社(http://tkj.jp/)