時短家事のプロが教える!キッチン収納の考え方
まずは「環境作り」からはじめよう
では、さっそく時短が叶う収納アイデアをご紹介!…といきたいところですが、本間さんはそれを試す前に「まず環境を整えることが大切」と話します。
これまで本間さんも色々な方法を調べてチャレンジしたものの、改善されて楽になるのはその時だけだった、という経験が多くあったのだそう。確かに、時短アイデアを取り入れようとしても、そもそもキッチンに物が溢れかえっていたりしたら、意味がないですよね。ちゃんと効果を出すためには、まず現状を俯瞰して見て、整えることが大切なんです。
そこでまず、以下のポイントをチェックして、時短アイデアが活きる下地を作っていきましょう。
【1】不要な道具は何か見極めよう
まずは、不要なものを把握&処分することからスタートしましょう。
例えば、引き出しの中を意識して見てみると1年以上使っていないものがあったり、「フォークより、必要以上にスプーンの数が多い」など、自分のクセが出ていることがあります。必要なものを必要な数だけにすることで、すっきり探しやすくなります。
【2】機能派orビジュアル派?自分のタイプを知ろう
不必要なものを整理したら、次は自分がどんなタイプなのか把握しましょう。
本間さんは、家事をする上で人は、効率を何より優先する「機能派」と、少し手間が増えるとしても、見た目を大切にする「ビジュアル派」の2つのタイプに分かれると考えています。
機能派の人が、おしゃれだからとキャニスターに調味料を入れ替えるようなことを目指すと、途中でやらなくなって、結局無駄なものが増えてしまう…なんてことになってしまいます。一口に時短テクと言っても、自分に合うもの、合わないものがあるということを知っておくと失敗がありません。
時短が叶う収納アイデアをチェック!
現状の把握ができたら、さっそく家事が効率化する収納アイデアを取り入れていきましょう!キッチン内の収納タイプごとにご紹介していきます。
◆はじめに!収納の基本
引き出しでも開き戸でも、どんな場所でもまず大切なのは、「よく使うものは、すぐに取り出せる場所におく」こと。
1週間のうちよく使うものが取り出しやすければ、使用頻度の低いものは、多少取り出しづらいところにあっても家事の効率にはさほど影響はありません。また、よく使うものの中でも、特にまとまっていると便利なものはグルーピングして収納するのもおすすめ!
例えば、ばたばたしがちな朝食に必要な食器類をセットにして、決まった場所に収納すれば、朝はそのセットだけを取り出せばいいので、とっても楽ちんです♪
◆開き戸・引き戸の場合
開き戸や引き戸タイプの場合は、ポイントは2つ。
1つ目は、食器を重ねすぎないこと。奥まで無理なく手を入れられるスペースがあればOKです!このようにしておけば、奥に何をしまっているのか一目瞭然なので、使いたいときにすぐに取り出せます。棚板の調節ができない場合は、コの字ラックを使用するのも効果的です。
2つ目は、自分の利き手側に日々の食事で使う茶碗や皿など、使用頻度の高いものを収納しましょう。一方、来客用のカップなど、あまり使わないものは、逆側、もしくは扉を開きづらい方にしまっていきます。
◆引き出し収納の場合
引き出し収納は、奥の物が取り出しやすいというメリットがありつつも、深さのある引き出しの場合は積み重ねて置いてしまい、下の物が取り出しづらくなるデメリットがあります。
それを解決するために、「立てて収納」を心掛けましょう。引き出しの高さに応じたケース(100均などで売っているかごやプラスチックのブックスタンドがおすすめ)を入れると、出し入れがとってもスムーズに。冷蔵&冷凍庫やシンク下収納にも効果的です。
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いかがでしたか?
自分の行動に合わせて収納を整えていくと、長期的にみて家事が楽に回るようになります。まずは自分のタイプを知って、ハードルの低いところから始めてみてくださいね!
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