切って、挟んで、焼くだけ!簡単なのにとっても華やかな「魔法のパン」が気になる!
パン自体のクオリティは問わず!誰でもおしゃれに美味しく作れる「魔法のパン」
カンパーニュやブール、食パンといった普段の生活でもなじみ深いパン。自分で作らずとも、近所のパン屋さんで買ってきたこれらのようなパンに、ほんの少し手間を加えるだけで、まるで魔法にかかったかのようにおしゃれに大変身すると話題なのが、「はりねずみのパン」「クロック・ケーク」と呼ばれているアレンジパンです。
「はりねずみのパン」も「クロック・ケーク」も、共通しているのは、作るのはとっても簡単なのに、パーティーの場に出しても恥ずかしくない、おしゃれで豪華な一品が出来上がること。ざっくり工程をご紹介すると、パンを切って、具材を挟んで、オーブンで焼くだけ。たった3ステップほどで、見た目にもおしゃれで豪華な一品が完成するんです!
格子状の切り込みが、はりねずみのよう!インパクト大の「はりねずみのパン」
「はりねずみのパン」は、焼くと格子状の切り込みが、はりねずみの背中のとげのように見えることから、その名前がつけられたのだそう。
ブールやカンパーニュといった丸いパンに切り込みを入れ、間にチーズや野菜を挟み込み、オーブンで焼くだけ。パンやフィリングをゼロから作る手間も要りません。それなのに、一気に華やかな仕上がりになるので、お料理が苦手な人でも気軽にチャレンジできるんです。
そんな作る人を選ばない「はりねずみのパン」ですが、食べるシーンも選ばず、さまざまなシチュエーションで楽しむことができます。
下の写真は、「ベーコンとマッシュルームのクリーム風味」。切り込みにベーコン、マッシュルームを挟んでいます。
このように、お肉や野菜などを使えば、お食事系として朝食、ブランチ、そしてワインにお供にもぴったり!
一方、こちらの「りんごとラムレーズン」のように、フルーツやクリーム、チョコレートなどを使って作れば、立派なスイーツにも!
また、格子状に切り込みを入れることで、1本ずつちぎって食べられるので、ひとりで食べるときはもちろん、パーティーなどたくさんの人とシェアするときも、とっても食べやすいんです。
切ったときの断面がとってもおしゃれな「クロック・ケーク」
「はりねずみのパン」と同様に、簡単に作れて、食べるシチュエーションを選ばない、もうひとつの「魔法のパン」が、「クロック・ケーク」です。おなじみのフランスの軽食メニュー「クロック・ムッシュ」をケークにしたもの。
ケークにすることで、見た目にも豪華さがあり、切ったときの断面も美しく、おもてなしの場でも活躍してくれます。
とても手の込んだ一品に見えますが、実は「クロック・ケーク」も市販の食パンを使って作るのでとっても簡単なんです。パウンド型に、アパレイユに浸した食パンとお好みの具材を交互に挟んでいって、オーブンで焼くだけ!
「クロック・ケーク」もお肉や野菜を間に挟めば、お食事系に。ラタトゥイユや麻婆茄子、ガパオといったお惣菜とも相性がいいので、作り置きをうまく活用してもいいかもしれません。
もちろん、スイーツ系に仕上げてもばっちりです。
上の写真のように、クリームチーズとブルーベリーを挟み、上にクランブルをのせてチーズケーキ風にしたり、浸し液に抹茶やチョコレートを使ってみたりと、アレンジの幅も広いので、色々な組み合わせを試してみたくなってしまうはずです。
普段はもちろん、これからのパーティーシーズンにもうってつけの「はりねずみのパン」と「クロック・ケーク」。詳しい作り方やアレンジをもっと知りたい!という方は、レシピ本『魔法のパン 「はりねずみのパン」と「クロック・ケーク」』(主婦と生活社)をぜひチェックしてみて♪おしゃれなアレンジがたくさん紹介されていますよ。
撮影:鈴木泰介
協力・画像提供:主婦と生活社(http://www.shufu.co.jp/)