選び方&鮮度長持ちのコツは?今さら聞けない「もやし」の基本のき
もやしは3種類!レシピにあわせて選びましょう
もやしは豆類の種子を暗い場所で発芽させた若芽のことをいい、豆の種類で「緑豆もやし」「黒豆もやし」、そして「大豆もやし」の3つに分けられます。
日本国内で9割以上を占めるといわれるのが「緑豆もやし」で、お値段も一番手ごろです。芯が太めでみずみずしく、クセがないため幅広い料理に使えます。緑豆は春雨の原料としても有名ですよね。
「黒豆もやし」は別名「ブラックマッペもやし」。芯が細めでシャキシャキとした食感とほのかな甘みが特徴です。ラーメンやお好み焼き、焼きそばなどにおすすめ。
そして、大きな豆が付いていて、歯ごたえと豆のうまみたっぷりの「大豆もやし」。他のもやしに比べて調理に時間はかかりますが、食感をキープできるのが魅力。ナムルやチゲなど韓国料理には欠かせないもやしともいえます。
コスパ食材として見るだけではなく、レシピや食感で種類を使い分けるのも、もやしをよりおいしくいただくコツかもしれませんね。
白くてハリのあるものが新鮮!もやしの選び方とは?
袋のまま山積みにされていることの多いもやし。どれもあまり変わらないように見えますが、選ぶポイントがあるんです!
最初のポイントは、色と手で触った感じ。もやしは色が白くて、袋を手にしたときに硬くしまっているように感じるものが新鮮です。白色がくすんで見えたり、根(ひげ)が茶色かったりするものは避けましょう。
また、ピンと張ったもやしは水分を含んでみずみずしい食感に。鮮度や保存状態が悪いと、水分が出てくるため、袋に水が溜まっていないものを選びたいところです。
豆が付いているもやしは、豆が開いていたり黒ずんでいたりすると鮮度が落ちている証拠なので、しっかりチェックしましょう。
おいしさ長持ち!もやしの保存方法をマスターすべし!
もやしは冷蔵庫の野菜室に入れても、すぐに傷んでしまいます。そのため、常備やまとめ買いがしにくい野菜…。ですが、おいしさを長持ちさせる方法があります。
もやしのシャキシャキ感を保つカギは、水分。そこでタッパーなどの保存容器に入れて、もやし全体が浸かるぐらいの水を注いで冷蔵庫で保存しましょう。あの食感をキープできます。できれば1~2日に一度は水を替え、一週間を目安に使い切って下さいね。
ただし、もやしの栄養分が水に流れ出てしまうデメリットも。すぐに使わない時は冷凍庫に保存しましょう。袋のままでもOKですが、ジップロックなどの冷凍用保存袋に入れて空気をしっかり抜いてから保存するのがおすすめ。一ヵ月近く持ちますが、シャキシャキ食感はやや落ちてしまいます。そんな時は冷凍のまま味噌汁やスープ、炒め物などに利用して下さいね。
おいしさアップ!もやしの下ごしらえ&茹で方のコツ
もやしの根(ひげ)を取り除くと、食感がよくなります。一本一本、根を折ったり、つまんだりして下さい。面倒な場合は、少し割高になりますが「根切りもやし」を利用するのもいいですね。
また、もやしは洗わなくてもそのまま使えますが、たっぷりの水でさっと手で洗うことで独特の匂いを取り除き、料理の風味を損ないません。ザルにあげて、しっかり水気を切って下さいね。
もやしを汁物に使うときは下茹では不要ですが、その他の料理の場合は茹でてから使いましょう。もやしに、油と塩を一緒に入れて茹でるのがおすすめ。なお、茹でた後に水にさらす必要はありません。
茹で時間の目安は「緑豆もやし」と「ブラックマッペもやし」で10~15秒ほど。「大豆もやし」の場合は豆の大きさによるため、豆に火が通っているか確認しながら1~5分の間で調整して下さいね。
試してみたい!もやしのアレンジレシピ4選
すぐに火が通ったり、かさ増しレシピに使えたりと何かと重宝するもやし。ここではもやしのアレンジレシピをご紹介します。
低カロリーで、食物繊維やビタミンC、カルシウムをはじめ豊富な栄養素を含んでいるもやし。鮮度をキープしながら上手に使って、いいことずくめのもやしをもっとおいしくいただきましょう♪
▼みりんにお酢、砂糖…上手な選び方と使い分けって?これまでの記事をチェック!
「今さら聞けない!調味料&食材の基本のき」
※参考文献
もやし生産者協会HP
キユーピー「もやしの選び方」
カゴメ「超簡単!もやしをいつもより長く保存する方法~冷蔵&冷凍~」
カゴメ「もやし/スープやサラダに!おいしく食べるための料理のコツ」
グリコ「もやしをおいしく食べようプロジェクト」
富士食品工業㈱「もやしの種類」