今さら聞けない!料理酒と日本酒はどう違うの?厳選レシピも紹介!
日本酒と料理酒、どう違うの?
日本酒(清酒)は、米、米こうじ、水などを原料として発酵させ、こして作ったもの。「酒税法」という法律で原料や作り方が決められています。
一方、料理酒には法律などによる決まりはありません。料理をする時に風味やコクを出すため、日本酒に色々なものがプラスされたものをいいます。
ちなみに、日本酒より料理酒のほうがお値段が安いのは、食塩などを混ぜることで飲むには適さなくなり、法律上「酒類」ではなくなるから。酒税がかからなくなる分、安くお店に並ぶというわけです。
自分の好みに味付けできる「日本酒」
日本酒には余分な添加物が入っていないため、自分の好みで味付けをすることができます。特に素材の味わいを活かしたい料理の時には、日本酒を使うのがおすすめ。日本酒本来の香りも、料理の風味をより一層引き立てます。
日本酒にはたくさんの種類がありますが、米、米こうじ、水のみで作った「純米酒」が最も旨みがあって料理用としてはおすすめです。
また、ラベルやパッケージに書いてある「酸度」もチェックしてみて下さいね。概ね0.5~3.0の範囲となっており、1.8以上が濃醇タイプ。おすすめは酸度が高いものです。
この酸度は、旨み成分のアミノ酸や乳酸の量を示すもの。この数値が高ければ味の目安としては辛口で濃醇に、低ければ甘口で淡麗になります。
「料理酒」は少ない調味料で味が決まる!
料理酒にはもともと塩味、旨味、甘味などが含まれているため、他の調味料をたくさん使わなくても調理することができます。素材自体に強い味があるものや、濃いめの味付けにしたい場合には料理酒を使ってもいいですね。リーズナブルで気軽に使えるのも魅力です。
ただ、食塩ゼロタイプではない料理酒の場合は、調理の際に塩分を使い過ぎないように気を付けて下さいね。
「日本酒」「料理酒」を活かした厳選レシピ3選
ここからは、日本酒と料理酒のそれぞれの良さを活かしたレシピをご紹介していきます!
「日本酒」の良さを活かしたレシピ
「料理酒」の良さを活かしたレシピ
日本酒と料理酒、一概にどちらが良いとは言い切れませんが、味わいや素材によって使い分けるのがおすすめです。お子さんの料理に日本酒や料理酒を使うときには、しっかりと火を通したり沸騰させたりしてアルコールを飛ばすことを心がけて下さいね。わが家でも煮物などで日本酒を使うときは、グツグツと沸騰させるようにしています。
お酒を料理に上手に取り入れて、ワンランクアップを目指しませんか?
参考:日本酒造組合中央会「日本酒とは?~特徴と種類」
(http://www.japansake.or.jp/sake/know/what/02.html)
オエノングループ「日本酒(清酒)についてのよくあるご質問」
(http://www.oenon.jp/customer/faq/sake/)
宝酒造「知ってトクする! 「料理酒」のいろいろ」
(http://takara-ryorishu.com/about/index2.htm)