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とろ~りチーズがたまらない!「カマンベールリュスティック」レシピ
はじめまして。「作業時間10分!日々パン先生の『ドデカパン』簡単アレンジ」の連載13回目を担当させていただきます、にしのゆうこです。
山口県西部を中心に活動する“日々パン先生”の私が今回ご紹介させていただくのは、生地に塩麹を使用した、とろ~りチーズがたまらない「カマンベールリュスティック」です。
リュスティックとは「田舎風」という意味のフランス語で、生地を分割したら成形せずに焼成します。
切りっぱなしの素朴なパンで、少し不ぞろいなのも魅力です。
わが家の家族構成は、夫、小学6年生の長女、4年生の次女、白い犬のもくちゃんです。
朝が苦手な私は、ぎりぎりまでベッドの中で粘りたいタイプ。寒い時期は特にお布団が恋しいですよね(怠け者ですみません)。
そんな私が朝ごはんに焼き立てのパンを出せるのは、完全に「日々のパン」の、中でもドデカパンのおかげ!
前日の夜にささっと仕込んだ生地を、トースターで予熱不要で焼けるので、一刻を争う朝に本当に助かります(早起きしたらいいんだけど)。
生地に混ぜ込む「塩麹」にはたんぱく質を分解する働きがあり、一晩熟成させることで、かっこいい焼き色の味わい深いパンになります。
私はこの生地で焼くパンが大好き!朝が苦手な方も、そうでない方も、ぜひ試してみてくださいね。
「カマンベールリュスティック」レシピ
調理時間
15分
分量
4人分
材料
- 強力粉…200g
- 塩麹…35g
- インスタントドライイースト…3g
- 水…130g
- カマンベールチーズ…1個
- オリーブオイル…適量
- ローズマリー…適量
- 黒こしょう…適量
※100g中の食塩相当量が約10gの塩麹を使用。塩麹によって塩分量が異なるため、9~13gを目安に選んでください
(塩麹を使用しない場合の生地の配合)
- 強力粉…200g
- 塩…3g
- インスタントドライイースト…3g
- 水…160g
※焼き上がりや味わいは塩麹を使用したものとは異なります
作り方
<こねる>
保存容器(1000ml前後の直方体・立方体)の中に強力粉・インスタントドライイーストを入れ、スプーンで均一に混ぜておく。水と塩麹をあわせて、保存容器の中に8割ほど入れてスプーンでぐるぐる混ぜる。粉っぽいところにめがけて残りの2割を入れ、全体が均一になるまで混ぜる。表面を平らにならし、保存容器のふたをしめる。
こちらがこね終わりの状態。
※ここで少し固めの生地に仕上がると、発酵した後の成形が簡単です
<一次発酵>
冷蔵庫の中に一晩(8時間以上)置く。
※毎日濡らしたスプーンで全体を混ぜれば、冷蔵庫で3日間保存可能
※8時間後の状態がこちら↓
<成形>
打ち粉を多めに振って、生地と保存容器の間にドレッジを差し込み、隙間を作る。くっつかないアルミホイルを敷いた天板の上に保存容器を裏返し、生地が出てくるのを待つ。4等分にしたカマンベールチーズをのせて、手前と奥から折りたたみ、三つ折りにする。
中のチーズを避けてドレッジで4分割して形を整え、打ち粉をしてからクープ(切り込み)を入れる。クープにオリーブオイル、お好みでローズマリー、黒こしょうを振る。
※生地を触りすぎるとかたいパンになってしまうので注意。生地がゆるくてカットしてから動かすのが難しいときは、ドレッジですべらせながら移動させてみてください
※手早く三つ折りに成形するのがコツです
※クープはすっとためらいなく。キッチンバサミで切ってもOK
<焼成>
1200Wのトースターで15分ほど焼く。表面が焦げそうな場合は、途中でアルミホイルをかぶせる。裏面にも焼き色がついていれば焼き上がり。
※焼成時間は、お使いの機材により適宜調整してください
最後のトッピングはお好みでいろいろなハーブで試すと楽しいかも。オイルはバターに変えても、カマンベールチーズはなんなら違うチーズでも◎
こんな感じで家族のお好みに合わせて自由にいろいろなアレンジができるのが、ドデカパンのいいところ。
朝から家族が喜ぶ焼き立てのパンが焼けたら、一日のスタートは完璧!
みんな元気にいってらっしゃーい!
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山口県西部を中心に活動する日々のパンの講師。幼稚園や保育園、子育て支援センターなどで“出張パン教室”を開催するほか、「パンが焼ける楽しさと達成感を共有したい」という思いから、自宅や外部施設でもパン教室を開催。
<ホームページ>
「にしのパン教室」
<Instagram>
にしのパン教室(@ni_.yu_)