お湯をかけて蒸らすだけ!“世界最小のパスタ”「クスクス」のおすすめレシピ
そもそも、クスクスってどこの国の料理?
クスクスは、もともとはモロッコ、アルジェリア、チュニジアなど北アフリカの伝統料理。今ではフランスやイタリアなどヨーロッパの地中海沿岸の国々から中東、南米のブラジルなど広く食べられていて、日本でもスーパーマーケットで見かけるほど身近なものになりました。
和食や、韓国のキムジャン(キムチを漬ける文化)同様にユネスコの無形文化遺産にも登録されている、世界的にも注目されている食品です。
クスクスが“世界最小のパスタ”といわれるワケ
お店で見かけるクスクスは、パスタコーナーに並ぶことが多いですよね。それもそのはず、クスクスは“世界最小のパスタ”といわれていて、パスタと同じ小麦粉が原料です。多くのパスタに使われるデュラム小麦のセモリナ(粗びき)を練って、粒状に丸めて作られます。
ただし、最小というだけあって、小さいものは直径わずか1mmほど。ペンネやマカロニなどのショートパスタと比べても圧倒的に小さなサイズ感です。
ちなみに、私たちがふだんクスクスと呼んでいる粒を使った料理そのものをクスクスと呼ぶこともあるそうです。
クスクスの気になるカロリーは?
商品にもよりますが、編集部で調べたところ、市販のクスクスは100g当たり360kcal前後。やはり市販のロングパスタやショートパスタ100g(1人分の目安量)とほぼ同じくらいのカロリーでした。
ただし、クスクスは100gで2人分としているレシピも多いので、食べ方によってはカロリーオフできそう。旬の野菜をたっぷり使った具だくさんのソースやスープと合わせれば、よりヘルシーに食べられますね。
クスクスの食べ方とは?
クスクスは蒸してから乾燥させてあるので、パスタのようにゆでる必要はなし。お湯で戻したり、蒸らしたりするだけで食べられます。手軽に用意できることもあり、本場の北アフリカなどでは、宗教上の安息日にあたる金曜日や、週末の家族が集まる日によく食べられているそうです。
どうやって食べる?基本からアレンジまでおすすめクスクスレシピ
クスクス自体はクセのないシンプルな味わいなので、パスタのようにいろいろな食べ方が楽しめますよ。ここでは、シチューやスープをかける基本の食べ方から、デザートに使うアレンジまで、クスクスのおいしいレシピをご紹介します。
準備はお湯を沸かすだけとまるでカップラーメンのように食べられるので、時間がないときにも便利なクスクス。主食として食べたり、食材の1つとして料理に使ったり、ご紹介した以外にもアイデアしだいで食べ方は広がりますね。日持ちもするので、買い置き食材の1つに加えてみてはいかがですか。