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野菜のプロ・青髪のテツが教える!おいしい野菜の選び方・保存方法
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野菜のプロ・青髪のテツが教える!おいしい野菜の選び方・保存方法

野菜のプロ直伝!「とうもろこし」の基本・豆知識・おすすめの調理方法

スーパー青果部歴10年の野菜のプロ・青髪のテツさんに、おいしい野菜の選び方やおすすめの食べ方を教わるフーディストノート公式連載。今回ご紹介いただくのは、今が旬のとうもろこしです。ゆでるよりもおいしくいただける調理方法も教えていただきました♪
2024/07/10
2024/07/09
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こんにちは。

スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。

今回は「とうもろこし」についてご紹介していきます。

とうもろこしは外国産やレトルトコーンなどを含めると年中出回っている野菜ですが、国産の生のとうもろこしは今の季節しか食べることのできないごちそう野菜です。

それでは、まずは鮮度がよくおいしいとうもろこしの選び方からご紹介していきます。

おいしいとうもろこしの選び方

鮮度がよくおいしいとうもろこしの選び方をご紹介します。

鮮度のよいとうもろこしを見分けるには、以下のポイントをチェックしましょう。

・ひげの数が多く、茶色い

・皮が鮮やかな緑色

・先端までふっくらしている

それぞれ詳しくご紹介していきます。

ひげの数が多く、茶色い

とうもろこしはひげの状態をみて選ぶ 青髪のテツ

とうもろこしを選ぶときは、最初にひげの状態を見ましょう。

じつは、とうもろこしのひげの数と実の数は一緒なんです。

ですからひげが多くふさふさしているものを選ぶと、実がしっかり詰まったとうもろこしを購入することができますよ。

また、ひげが茶色くなっているとうもろこしは実が完熟している証拠。おいしいので、ぜひ選んでくださいね。

ひげにカビが生えているようなものは論外なので、避けるようにしましょう。

とうもろこし選びにおいてひげのチェックは最も重要なので、ぜひ覚えておいてください。

皮が鮮やかな緑色

とうもろこしは皮の色で選ぶ 青髪のテツ

次に、とうもろこしの皮の色をチェックします。

とうもろこしの皮は、淡い緑か鮮やかな緑色のものを選びましょう。

皮が茶色く変色しているものは、鮮度が落ちてきているものなので避けてくださいね。

先端までふっくらしている

とうもろこしは先端がふっくらしたものを選ぶ

最後に、先端の太さをチェックしましょう。

とうもろこしは鮮度が落ちてくると先端の実がしぼんでくるので、先端までふっくらしているとうもろこしを選ぶとよいですよ。

もし裸売りで皮の中をチェックすることができそうなら、遠慮せずに皮を少しむいてもOKです(皮を全部むいて買わずに置いて帰るのはマナー違反なので、避けましょう)。

皮を少しめくって先端の状態を見てみて、先端までしっかりと実が詰まっているようであれば大丈夫です。

これらのポイントを押さえてとうもろこしを購入することで、ハズレを引くことがなくなりますよ。

とうもろこしの保存方法

ここからはとうもろこしの保存方法についてご紹介していきます。

冷蔵保存の場合

1. 皮付きのまま電子レンジ(600W)で6分間加熱する。

皮付きのまま600wで6分レンチンする

2. 数分置いて粗熱をとる。

数分放置して粗熱をとる

3. 保存袋に入れ、冷蔵庫の冷蔵室に入れる。

とうもろこしを保存袋に入れる

とうもろこしはそのまま保存すると、どんどん甘味が弱くなってしまいます。買ったらすぐに食べるか、加熱調理してから保存するようにしてくださいね。

また、ゆでていても生のままでも、とうもろこしは冷蔵室で保存しましょう。とうもろこしの最適保存温度は0〜5℃。野菜室だととうもろこしにとって暑すぎるので、傷みが早くなります。スペースに余裕があればとうもろこしは冷蔵室で保存しましょう。

冷蔵保存したとうもろこしの保存期間はおよそ3日間です。ただし、保存期間はあくまで目安です。野菜は収穫後も生きているので傷む速度は全て同じというわけではありません。また水溶性の栄養素は時間が経つにつれて失われていくので、なるべく早めに食べきるようにしましょう。

冷凍保存の場合

とうもろこしは冷凍保存も可能です。以下の方法で保存しましょう。

1. ひげをカットして、1本ずつラップに包む。

というもろこしをラップにつつむ

2. 冷凍保存袋に入れ、冷蔵庫の冷凍室に入れる。

とうもろこしを冷凍保存袋に入れる

冷凍したとうもろこしの保存期間はおよそ1か月です。

冷凍したとうもろこしを料理に使う場合は、自然解凍してしまうと食感が大きく変わってしまい食味が悪くなってしまうので、必ず凍ったまま加熱調理してくださいね。

とうもろこしの豆知識

とうもろこしの豆知識

とうもろこしの豆知識をご紹介します。

とうもろこしはビタミンB群が豊富で、食欲不信やだるさの改善が期待できます。

また、とうもろこしは炭水化物を多く含む高エネルギー食材です。

ジメジメとした暑さで食欲が落ちてしまったり、バテてしまいがちな今の季節にはぴったりの食材なんです。

ぜひとうもろこしをたくさん食べて、暑い夏を乗り切りましょう。

おすすめのとうもろこしの調理方法

とうもろこしはレンチンで食べられる 青髪のテツ

私がとうもろこしを食べる時は、基本的にレンチン調理で食べています。

とっても楽なのに、ゆでたとうもろこし以上においしく食べることができますよ(個人の感想です)。

調理時間

10分

分量

1人前

材料

生のとうもろこし…1本

作り方

1. おしりの部分をカットする。

とうもろこしのお尻をカット 青髪のテツ

2. ラップをせずに皮ごと電子レンジへ入れて600Wで5分間加熱する。

ラップせず皮ごとレンジへ 青髪のテツ

3. 頭の部分を持って皮をスルッとむく。

とうもろこしは先端がふっくらしたものを選ぶ 青髪のテツ

そのままバター醤油を塗って焼けば、焼きとうもろこしにもできますよ。

とってもおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。

最近の野菜トピック

6月初旬ごろまで、天候不順による生育の遅れが原因でキャベツの価格が高騰していましたね。

私のXアカウントにも「キャベツが高すぎて買えない」「キャベツはいつになったら安くなりますか?」というようなコメントがたくさん届きました。

野菜の価格は供給量によって決まります。気候や病気の蔓延などが原因で供給量が減れば野菜は高騰しますし、逆に豊作になれば価格は下落します。

ただし、燃料や肥料の価格に変動があっても野菜そのものの価格には影響しません。

野菜の価格の変動はあくまで流通量の問題なので、このような価格の高騰は必ずいつか落ち着きます。安心してくださいね。

今回はずいぶんと値段が跳ね上がっていましたが、キャベツのような重量のある野菜は一玉買えば何食分にもなり、そもそもコスパがよい野菜です。

農家さんを応援するという意味も含めて、少し価格が高くなっても気にせず買っていただけたらうれしいです。

また次回の連載で!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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X(旧Twitter)フォロワー数75万人を超える(2024年2月現在)、スーパー青果部歴10年の野菜のプロ。野菜・果物の役立つテクニックや、価格の市場動向など価値ある知識をXやブログを中心に発信している。著書は『野菜売り場の歩き方』『おいしい野菜まるみえ図鑑』『やさいのトリセツ』など。

 

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