
野菜のプロ直伝!「ズッキーニ」の基本・豆知識・おすすめの食べ方
こんにちは。
スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。
今回は、今が旬の「ズッキーニ」についてご紹介していきます。
まずは鮮度がよくおいしいズッキーニの選び方からご紹介していきますね。
おいしいズッキーニの選び方
鮮度がよくおいしいズッキーニの選び方をご紹介します。
鮮度のよいズッキーニを見分けるときは、下の3つのポイントをチェックしてくださいね。
・大きすぎない
・太さが均一
・ヘタの切り口が白くみずみずしい
それぞれ解説していきます。
大きさに注目
ズッキーニを選ぶときは、まず「大きさ」に注目しましょう。
ズッキーニは育ちすぎて大きくなると種も大きくなり、食感が悪くなります。また、大きいものは加熱したときに崩れやすくなります。
つい大きいものを選びがちですが、このような理由のため、大きく育ちすぎたものは基本的に選ばない方がよいです。
200g程度のものを選んでくださいね。
太さに注目
次に、ズッキーニの「太さ」に注目しましょう。
太さが均一なズッキーニは鮮度のよい証拠です。
これは、鮮度が落ちてくると端に水分が溜まり、だんだんと膨れてくるためです。
ですので、端から端まで太さが均一なものを選ぶとよいですよ。
ヘタの切り口に注目
最後にズッキーニのヘタの切り口に注目しましょう。
ズッキーニはヘタの切り口が白くてきれいなものほど新鮮です。
鮮度が落ちてくるとヘタの切り口が黒ずんでくるので、そのようなズッキーニは選ばないようにしてくださいね。
ズッキーニの保存方法
冷蔵保存の場合
ここからはズッキーニの保存方法についてご紹介していきます。冷蔵で保存する場合は、以下の方法で保存しましょう。
3. 野菜室に入れる。
ズッキーニは乾燥に弱い野菜なので、必ずキッチンペーパーで包んで保存しましょう。
また、ズッキーニの最適保存温度は10〜20℃です。冷蔵庫の冷蔵室だと寒すぎてしまうため、傷みが早くなります。
ですので、ズッキーニは野菜室で保存してくださいね。
冷蔵保存したズッキーニの保存期間はおよそ1週間ですが、あくまで目安です。
野菜は生きているので傷む速度も全て同じというわけではありませんし、水溶性の栄養素は時間が経つにつれて失われていくので、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
冷凍保存の場合
ズッキーニは冷凍保存も可能です。以下の方法で保存しましょう。
2. 水分を拭き取る。
3. お好みの大きさにカットする。
5. 冷凍庫に入れる。
冷凍したズッキーニの保存期間はおよそ1か月です。
冷凍したズッキーニを料理に使う場合は、凍ったまま加熱調理しても問題ありません。炒め物や煮物にするとおいしくいただけますよ。
ズッキーニの豆知識
ズッキーニの豆知識をご紹介します。
強い苦味があるズッキーニの個体が存在していることをご存知でしょうか。
スーパーのズッキーニ売り場に紛れていることが稀にあるのですが、これは捨てた方が無難です。
というのも、このズッキーニの苦味成分は「ククルビタシン」と呼ばれる毒素。なんと、加熱しても消えない毒素なのです。
普通に食べてしまうと、摂取量次第では食中毒を起こしてしまう可能性があります。
購入前の見た目や臭いではわからないので、ズッキーニを切ったらまずは切り口を触って、舐めて確かめてみてください。
いつもと違った強い苦味を感じたら、捨ててくださいね。
ぜひ、他の方にも教えてあげてください。
おすすめのズッキーニレシピ
私が個人的に好きなズッキーニの食べ方である「ズッキーニのホイル焼き」の作り方をご紹介します。
調理時間
20分
分量
1人前
材料
ズッキーニ…1本
シュレッドチーズ…適量
しょうゆ…小さじ1
塩こしょう…適量
作り方
1. 輪切りにしたズッキーニをアルミホイルに並べる。
2. 塩こしょうをふり、シュレッドチーズをたっぷりのせてしょうゆをたらす。
3. 180度に余熱しておいたオーブントースターで15分加熱する。チーズに焦げ目がついたら完成。
ズッキーニの優しい食感と、チーズの香ばしさがたまらない一品です。
夕食の副菜やお酒のお供にもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
最近の野菜トピック
暑い日が続いていますね。みなさんは夏野菜を食べていますか?
日本では、年中ほとんどの野菜を手に入れることができますが、どの野菜にも本来旬というものがあります。
夏野菜にはカリウムを豊富に含む野菜が多いので、身体の余分な熱を放出してくれる効果が期待できます。また、水分も豊富なので水分補給も兼ねることができますよ。
旬の野菜は、その季節に必要な栄養素を豊富に含んでいる場合が不思議と多いのです。
暑い夏は夏野菜をたくさん食べてのり切りましょうね。
また次回の連載で!最後まで読んでいただきありがとうございました。