“作るときの心のハードル”が下がる、gemomogeさんのおやつレシピって?【おいしい暮らし】
それまでは目分量&無計画でつくっていた普段のお菓子の分量を…
——gemomogeさんが、フーディストとしてレシピを発表するようになったきっかけを教えてください!
「Instagramでお菓子やケーキの投稿を始めたら、レシピを教えてくださいというコメントを多くいただいて。せっかくならみんなで作ったら楽しいだろうなと思ったので、レシピも書き始めました」
——レシピを考えたり、料理をする上で大切にしていることは?
「まずは、分量をはかりやすい分量にすることです。たとえば、バターを入れるのに76gなどではなく80gとキリのいい数字にすると、作るときの心のハードルが下がる気がします。
それと、特別な材料ではなく、スーパーで買える材料を使うこと。わざわざ材料を探しに出かけるのも好きなのですが、コンセプトはおうちの人が作るちょっと特別なおやつなので、少しでも作りやすくなるとよいなと思っています」
——レシピを発表するようになって、何か変化はありましたか?
「それまでは目分量&無計画でつくっていた普段のお菓子の分量を、きちんとはかるようになりました。レシピを見て作る人がわかりやすいように手順を考えるようにもなりましたね。そうしたレシピはいろいろあって、スコーンもその1つです。SNSでもたくさんの方に見ていただけて、これがきっかけで本を執筆できたのかなと思っています」
——Instagram、YouTubeなどいろいろな場でレシピを発表していますが、見せ方や伝え方で気を付けていることは?
「InstagramもYouTubeも、見てくれる方がお菓子作りを好きになってもらえるように、わかりやすい内容にするよう心がけています。基本的にあまり無理はせず、自分がやりたいことを発信していきたいので、他の方の投稿はあまり見ていないんです」
——お忙しい毎日、お時間のない中で「味も見た目もおいしくするコツ、準備」などアドバイスをお願いします
「その都度、材料を準備して…という作業はお菓子作りのハードルになるので、少しでも使いやすくして、やっぱり心のハードルを下げるようにしています。たとえば、薄力粉と強力粉はよく使うので、1回1回密閉している粉類を取り出す作業がいらないよう、常に一定量瓶に入れて室温に置いています。3日くらいで空になるので、その都度入れ替えています。毎日お菓子を作っていたころは、バターと卵は常に常温に置いていました。パンも焼き菓子も常温のバターと卵を使うことが多いので、おかげですぐに取り掛かれていました」
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「簡単にできるけど、味に妥協がないお菓子を提案していきたいと思っています。とはいえ、『料理は楽しい気持ちで』がモットーなので、気がのらないときは作らないんですよ」とgemomogeさん。お子さんと一緒にキッチンに立つことも多いそうで、楽しく作る気持ちってやっぱり大切ですね。
gemomogeさんへのQ&A
——大好物といえば?苦手な食べ物は?
「大好きなのは卵ご飯。苦手な食べ物は生のセロリです」
——インテリアやライフスタイル、DIYなど参考にしているショップ、カフェ、雑誌、サイトなどはありますか?
「アメリカンビンテージやブリティッシュものが好きなので、よく蚤の市やアンティークのお店をまわったりします」
——料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
「漫画やアニメ大好きです。娘たちと共有できる趣味なので大事にしています。なんでも幅広く観ますが、今は子どもたちと鬼滅の刃を楽しんでいます。最近始めたウクレレを弾きながら、家族で歌を歌うのも新しく始めたことで楽しい時間です」
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