鶏の旨味たっぷり!「大根と手羽先のやわらか煮」
こんにちは、筋肉料理人です!
今日ご紹介する料理は「大根と手羽先のやわらか煮」です。
大根の旬は冬から春先までで、ちょうど今、大根がおいしく、お安くなってきています。
今回のレシピでは、旬の大根をよりおいしく食べる為、手羽先と一緒に煮込みます。手羽先は食べるところが少ないですが、煮込むとスープに旨味が出る部位なので、大根に鶏肉の旨味が入ります。
レシピに入る前に、事前情報を2点ほどご紹介しますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
お店で売ってる手羽先は「手羽先+手羽中」
お店で売ってる手羽先ですが、実は手羽先と手羽中がつながった状態で店頭に並んでいます。 前々回の連載記事で「手羽先の旨塩チューリップから揚げ」を紹介しましたが、そのレシピでは手羽中部分を使ったので、その時に手羽先部分(上の画像の右側)を冷凍保存しておいたのです。
今回はその手羽先部分を使います。冷凍保存していましたので、使う前に流水解凍します。
お店で本当の手羽先だけってなかなか売ってないと思いますので、みなさんは普通に売ってる手羽先をそのままの状態で、レシピと同じくらいの重量で使ってください。
大根の皮を分厚くむく
大根を大きめに切ってやわらかく煮る時には、皮を分厚くむきます。大根の断面を見るとわかりますが、皮の下に筋が見えます。これが固いので、ここまでむきます。
するとむいた皮の量がとても多くなり、誰でも「もったいない」と思うはずです。捨てるのはもったいないので、切り取った皮は細く切り、干して切り干し大根にするか、きんぴらにするといいです。
ちなみに今回は、1.4kgの大根を使い、むいた皮の重量が350gでした。捨てるのはもったいないですよね。
「大根と手羽先のやわらか煮」レシピ
材料6人分
大根…1本(1.4kg)
手羽先…400g
しょうが…20g
出汁…1L
しょう油、みりん、日本酒…各大さじ4
作り方
1. 大根は2.5㎝くらいの厚みの輪切りにし、皮を分厚くむきます。
※断面を見ると皮の下に筋があるので、そこまでむいてください。そうすることでやわらかい煮物になります
2. 皮をむいた大根を半分に切って半月にし、面取りします。
※面取りとは煮込んでやわらかくなった時に角が煮崩れないよう、予め少し削っておく手法です。包丁で面取りをするのが面倒な時は、ピーラーを使うと楽です
※切り取った大根の皮は捨てずにとっておきます
※下の画像は面取りした大根(左)と、面取りで切り取った大根(右)です。捨てずにとっておき、なますにします
3. 大根を下ゆでします。今回は炒め用のフライパンに大根、たっぷりの水を入れて火にかかけ、煮立ってから10分、軽く煮立つ火加減で下ゆでしました。下ゆでしたら、水を張ったボウルに、穴あきお玉ですくった大根を入れます。
4. フライパンの湯に手羽先を入れ、3分程下ゆでします。下ゆでした手羽先は流水で洗っておきます。
5. 炒め用フライパンに出汁、下ゆでした大根、手羽先、みりん、日本酒を入れて火にかけます。煮立ったらアク、油をすくいます。しょうゆを加え、アルミホイルで落し蓋をし、軽く煮立つ火加減で1時間ほど、静かに煮込みます。
6. 薄切りにしたしょうがをフライパンに入れます。
7. 5分程煮たらできあがりです。
「大根と手羽先のやわらか煮」の完成です!
皮を分厚くむき、静かに煮込んだ大根はやわらかく、筋っぽさなしで、気持ちよくすっと噛めます。
手羽先の旨味を吸っているので、薄めの味ですが旨味があっておいしいです。上にも書きましたが、残った皮はきんぴらに、面取りした大根は細く切ったにんじんと合わせてなますにしました。
こんな感じで、切り取った皮や面取りした部分も無駄なく使えます。旬の大根を使った「大根と手羽先のやわらか煮」をお試しください。