料理初心者だった私が「忙しくてもおいしい 簡単ごはん」にたどりつくまで Yuuさんインタビュー【前編】

料理初心者だった私が「忙しくてもおいしい 簡単ごはん」にたどりつくまで Yuuさんインタビュー【前編】
日々の料理や食を楽しみながら、ブログ、Instagram、Twitterで活躍するフーディストのみなさんの活動を称える「フーディストアワード」。今年の総合グランプリはYuuさんが受賞されました。そんなYuuさんに、フーディストノート編集長の久永千恵がスペシャルインタビュー。前編は料理SNSをはじめたきっかけや料理写真の撮り方、文章を書く時のポイントなどを伺いました。
フーディストノート
フーディストノート
2021/11/29
2021/11/29
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※インタビューはリモートにて行いました

どう料理すればいいのかわからない、からスタート

――「フーディストアワード2021」総合グランプリの受賞、おめでとうございます!

「ありがとうございます!読者のみなさんのニーズに合うよう試行錯誤して、毎日手探り状態でやっているので、ご連絡いただいたときは驚いたのと、正直、ホッとしたところもありました」

――最近ではおうち時間、そしておうちご飯が増える中で、読者の変化を感じることはありますか?

Yuuさんインタビュー【前編】2

「とくにこの1年で人気になるレシピの傾向が変わって、簡単なのはもちろん、ちょっとワクワクしたり、何か驚きがあったりするレシピが喜ばれるようになりましたね。

これまでは料理が好きで、料理に興味のある読者さんが多かったのが、料理を作らないといけなくなった、そんな方も見ていただけるようになったのかもしれません」

――料理をする機会が増えたからこそのお悩みも、よく聞くようになりましたよね。そもそも、Yuuさんが料理に興味を持ったきっかけは何ですか?

「地元の長崎で会社員をしていた頃、飲み会が増えてどんどん太ってしまって…笑。ダイエットするには野菜をたくさん食べよう!と思ったものの、どう料理すればいいのかわからない。それで、当時流行りだしたインターネットで検索をしてみると、材料も工程も少なくて、しかもおいしそうなレシピをブログで発信されている方がたくさんいらっしゃったんです。『ああ、こんな世界もあるんだ!料理っておもしろいな』と、すごい出会いでした」

Yuuさんインタビュー【前編】3

その頃は、野菜をたくさん摂りたかったので、野菜料理家の庄司いずみさんのブログが好きでよく見ていました。野菜だけでメイン料理も作ってしまう庄司さんのレシピにはとにかく感動でした!それで、週末の休みになるとスーパーで食材や調味料を買い込んで、庄司さんやいろいろな方のレシピで料理を作り、真似をして写真も撮ったりするようになったんです」

1回きりではない、何度も作ってもらえるレシピを発信したい

――そこから、Yuuさんご自身も発信する側になろうと思われたんですね。

「料理をしていくうちに、どうやったらこういうレシピって考えられるんだろう、私もこの人たちみたいになりたい、という気持ちが出てきたんです。野菜ソムリエの資格を取ったのもその頃だったと思います。

料理を仕事にしてみたい、挑戦してみたいという気持ちはどんどん強くなって、思い切って仕事を辞め、長崎も出て。買い物もしやすい九州の大都会、福岡に引っ越して、まずは、これまでは読者として見てきたブログを私もついに立ち上げました。6年くらい前のことです」

――まさにリスタートだったんですね。ブログはどんなコンセプトで始めたんですか?

Yuuさんインタビュー【前編】4

「なにしろ料理初心者で、すごいものを作れるわけではなかったので、簡単、時短でおいしいもの、が基本でした。それと、貯金を切り崩して生活をしていたので、できるだけ節約して、とにかく安いものでどうにかやりたいという思いもありました」

――そうやって生まれた「簡単・時短・節約・忙しくてもおいしいごはん」というコンセプトは、その頃から今も変わらず続けられてますよね

「材料や工程が多いと、おいしくても1回作って次は…となってしまいますよね。普段から何度も作ってもらえるレシピを発信したいと思っているので、手軽さはいつでもポイントにしています」

関連記事:「85万人が大感動!やる気がない日もおいしくできるYuuさんの野菜まるごとレシピ

ブログの文章量が10としたら、Instagramは…

――今は、ブログと並行してInstagramも更新されていますよね。ブログは300万アクセス、Instagramも87万フォロワーとどちらも大人気です。

Yuuさんインタビュー【前編】5

「ありがとうございます。ブログもInstagramも毎日、同じ時間に更新するように決めています。ブログは朝の7時半くらい、その後に8時頃までにはInstagramに1日1レシピ、アップしています。

実は、Instagramにレシピを載せるとブログのアクセスが減るかも、と最初は不安で。でも、レシピを紹介し始めたら予想に反してフォロワーが急激に増えたんです。Instagramで私のレシピを気にいってくれた方が、過去のレシピを見にブログに来てくださるようになったのかなと思っています」

――料理の写真やスタイリング、そこに添える文章で気をつけていることはありますか?

「写真もスタイリングも習いに行きたいとは思ったんですが、ブログを始めた頃は身近にその環境がなくて、ひたすら独学で…。ネットを検索して、書いてあることは端から実践。雑誌で素敵なスタイリングを見つけたら、それっぽく配置して撮ってみる。そこから自分好みに少し変えていって、自分流のスタイリングや撮影のポイントが固まっていったように思います。

今は、午前中に撮影をして、午後はレシピの試作をしています。自宅に窓際で光がキレイに入るポイントがあるので、一眼レフのカメラでいろいろな角度から撮っています。一目見てインパクトが伝わるよう、少し低めの位置から撮ることが多いですね。

文章は、ブログとInstagramでは基本的には同じことを書いているんですが、ブログの文章量が10としたら、Instagramはその3分の1もないくらいでしょうか。Instagramは投稿が流れていってしまうので、スマホの1画面で収まるよう、とにかく大事なことを簡潔に書いています。

反対に、ブログでは文章を読みたい方が多いと思うので、細かいことまで書いて、改行をたくさん入れたり、文字の色や大きさを変えたりして、見やすく、テンポよく、読みやすく、を心がけています」

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後編のインタビューでは、レシピ名のヒントが見つかる意外な場所や、Yuuさんがかかさず毎日続けていること、読者の方への思いなどをお話いただいています。

 

 

Y u uさんプロフィール
Yuuさん
福岡県在住の料理研究家。WEBサイトでの連載や、雑誌、広告、企業のレシピ開発を手がける。レシピのコンセプトは「簡単・時短・節約・忙しくてもおいしいごはん」。最新刊『帰ってから無理なく作れる!Yuuのラクうま晩ごはん』(扶桑社)が発売中。

 

<ブログ>
作り置き&スピードおかず de おうちバル ~yuu’s stylish bar~

<Instagram>
Yuu(@yuuyuu514)

<Twitter>
Yuu(@innocence_yuu)

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