【おいしい暮らし】“おもてなし名人”末森陽子さんに聞く、少しも難しくない「おもてなし感の出し方」
まずは、自分自身が一番楽しめるように
レシピを考えたり、お料理をするうえで大切にしていることはなんですか?
「料理はほぼ毎日するものなので、なるべく手がかからず手軽な食材で、手早くおいしく出来るレシピを心がけています。旬の食材や野菜をたっぷり使うようにもしています。
見た目にもおいしそうに見えるよう、食器や小物、花などを飾った楽しいテーブル作りもポイントです。そうした、ちょっとした工夫でおもてなし風に見せることは大好き!そして、何よりまずは自分自身が一番楽しめるよう、お気に入りの調理道具やキッチン用品をひとつひとつ吟味して選ぶようにしています」
ご家族からリクエストの多いお料理といえば?
「年に一度の娘、息子それぞれの誕生日には好きな料理をここぞとばかりにリクエストされます。娘は野菜やチーズ料理、息子はやはり肉料理が多いかな。コーディネートも女子バージョン、男子バージョンを私自身思い切り楽しみます♪
あとは、お米大好き家族なので、炊き込みごはんやリゾット系のリクエストは多いです。和風、洋風、旬の食材を使ったもの…など様々なバージョンを作ります」
そんなお料理の、「おいしく、美しく見える盛り付け、スタイリング」のアドバイスをお願いします!
「立体感のあるテーブルを作りあげるとおもてなし感がぐっと出るので、背の高いグラスや脚付きの食器を使って高さを出すことをオススメします。
あとは、大小のお皿を2枚重ねるだけでも雰囲気が変わりますし、カッティングボードや布などを上手に使ってコーディネートすると、いつもとは違うテーブルを演出できますよ」
これまでのMY BEST レシピは?
いつもとは違う食器に盛り付けるだけで
忙しい毎日でもできる「味も見た目もおいしくするちょっとしたコツ」を教えてください
「下ごしらえできる料理は出来るだけ前日に準備をし(肉を漬け込む、ソースを煮込むなど)、なるべくさっと手軽に、というメニューを考えると当日は比較的スムーズに進むと思います。それから、ふだん作り慣れている料理を数品用意し、いつもとは違う食器に盛り付けるだけでおもてなし感が出せます!いつもは大皿で出しているものを、1人ずつ小皿に盛り付けるのもいいですよ。
もっと手軽なのは、ハーブやグリーンを使うこと。彩りは大切なので、仕上げに葉ものを飾るだけでもおいしそうに見えます」
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おもてなし名人!そんな言葉がぴったりの末森さん。10年以上続いている、ゲストをご自宅に招いてのおもてなし会や、お花・グリーンのワークショップはすぐに予約でいっぱいに!“出張スタイル”での開催もこれまで以上に増やしていきたいとのこと、末森さんのとびきりの笑顔とお料理にふれる機会、増えそうですね。
末森陽子さんへのQ&A
ブログを始めたきっかけは?
約20年前、まだパソコンが普及してない頃、縁あって自分のパソコンを手に入れたのがきっかけ。その頃はHTMLでタグを手打ちして、ホームページを作成していました(笑)。
大好物といえば?苦手な食べ物は?
炊きたてごはんと梅干し!これさえあればいくらでも食べられちゃいます。激辛料理はあまり得意ではないです。
お料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
好きな香りのアロマオイルやキャンドルを炊いたり、庭で育てている花や植物を部屋に飾ると気分がゆったりしますね。愛犬との散歩、あとは、友人たちとレストラン、カフェ、コーヒーショップ、パン屋巡り。水族館巡りも好きで、実はダイビングライセンスを持ってます!