【おいしい暮らし】料理で大切なのは「相手を知ること」~かな姐さんの場合
相手が食べたいと思っているもの、知りたいと思っていることを考える
「料理をする」ということは、楽しいと思う人もたくさんいる一方、めんどうだと感じている人もそれ以上に多いのではないでしょうか。特に毎日献立を考えるのは、忙しく過ごす人にとって本当に大変…!
そんな私たちが日々参考にするものの1つが「レシピ」。このレシピを日々考案し、ブログに綴っているブロガーさんたちは、普段どのようにして料理のアイデアを生み出しているのでしょうか。
人気料理ブロガー、かな姐さんの場合は…?
レシピを考えたり、料理をする上で大切にしていることはなんですか?
料理やレシピ考案の仕事ではレシピを見てくださる方のニーズを明確にすることを大切にしています。
作る方の年代、お子さんはいくつくらいなのか、普段料理にどのくらい時間をかけている方なのか、使っている食材や調味料はーー?
どんな人が料理を作って、その先のどんな人たちがその料理を食べるのかまでイメージすることで、本当に役立つレシピができるのではないかと思っています。
家で作る料理は、私と家族のための料理で、家族が喜ぶということが大前提。
身近な材料で手軽に作れて、健康的で、なおかつ美味しいものを食べたいという、食いしん坊精神を満たしてくれる料理を作っていますね。
これまでのMY BEST レシピは?
お料理の盛り付けで意識していることは?
青ネギやパセリなど、ここにグリーンがあるともっと美味しそうに見えるんだけどなーというときでも、そのお料理に味的に合わないものであれば絶対にのせません。
見た目のためだけのウソの組み合わせはしない。だから茶色いときは、とことん茶色です(笑)
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かな姐さんのように、相手が喜んでくれる料理を意識しながらも、背伸びしすぎたりせず自然体で向き合えば、毎日料理を作るのが大変…と思っている方も少し気持ちが楽になるかもしれませんね。
キッチン&ダイニングは、雑貨屋さんのようなナチュラルな白系に
楽しく料理するには、キッチンの環境もとっても大事!かな姐さんのキッチンを拝見してみましょう。
ずばり、キッチンのテーマは?
部屋全体を雑貨屋さんのようなナチュラルな白系にしたかったので、床もシンクも、壁も食器棚も作業台もカウンターもすべて白!
シンクは茶渋が落ちにくくて大変ですが(笑)、大変気に入っております。
食器類や調理グッズなどの収納のこだわりはありますか?
普段よく使う食器は手の届きやすい位置に重ねて収納しています。重くて危険な鍋などは腰より下に、そしてタッパー類など軽くて安全なものは頭上に…という風にルールを決めています。
食器類はどんどん増えてしまうので定期的に見直して使わない食器は処分…しなくてはと思ってます。思ってるだけという状態になっていますが(笑)
今愛用しているお気に入りアイテムを教えてください!
赤の漆器は、奈良の骨董屋さんで見かけたものなのですが、古い時代のものらしい、朱色の何とも言えない佇まいが気に入っています!
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好きな環境、好きなものに囲まれていると、お料理をするテンションもあがるというもの。料理が楽しくない…という方は、環境を自分好みにカスタマイズしてみることから始めてみてもいいかもしれませんね。
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日々の暮らしにおいて、家族との時間をとても大切にしているというかな姐さん。「長い人生の中でも、子どもと一緒にいられる時間はほんの20年ほど。子どもが旅立っていくであろう未来を悲観しすぎることもなく、今をただ大事にしたい」と言います。
毎日忙しい中でもがんばって作った料理は家族はもちろん、自分の中でも、何物にも代えがたい大切な思い出になるはず。家族や自分のために作りながらも、気負わず自然体に、料理を楽しんでいきたいですね!