今年はこれが来るかも!ブーム直前「海外のクリスマススイーツ」5選【レシピ付き♪】
フランスの「ベラベッカ」は最近、日本でも話題に♪
クリスマスシーズンになると、パリの目抜き通り・シャンゼリゼ通りは見事なイルミネーションとクリスマスマーケットで華やぐそうです。マーケットでスパイスをきかせたホットワイン「ヴァン・ショー」を買いながら、一度、歩いてみたいですね♪
そんなフランスのクリスマスケーキといえば「ブッシュ・ド・ノエル」が有名ですが、アルザス地方で昔から親しまれてきた「ベラベッカ」もあります。「ベラベッカ」とは「洋ナシのパン」という意味で、中にはキルシュというさくらんぼのお酒で漬けた洋ナシなどのドライフルーツ、ナッツがぎっしり。濃厚な味わいで、大人向けのお菓子です。
フィンランドの「ヨウルトルットゥ」はクリスマスらしい星形パイ
サンタクロースの故郷といわれ、実際に“サンタクロース村”も存在するフィンランド。お子さんと一緒に、サンタクロース宛てにエアメールも送った経験がある方もいるのでは。ちなみに、フィンランドではクリスマスには朝からサウナに入って心と体を清める、という伝統があるそうです。
そんなフィンランドのクリスマススイーツが「ヨウルトルットゥ」。星型のパイにジャムをのせたシンプルなお菓子です。プルーンのジャムを入れるのが伝統の味。手軽なのでいろいろアレンジできそうですね。
ポルトガルは“王様ケーキ”で運試し♪「ボーロレイ」
ポルトガルでは、チキンやターキーではなく「バカリャウ(干し鱈)」のお料理を食べながら、クリスマス・イブから家族でゆっくりと過ごす人が多いそうです。そこで、家族みんなで楽しく食べられて、日持ちもするもの…ということで、この時期のポルトガルで街のあちこちで見かけるのが、王様のケーキといわれる伝統菓子「ボーロレイ」。砂糖漬けにしたドライフルーツを王冠の宝石のように散りばめたお菓子です。
この「ボーロレイ」で運だめしをすることも!フランスの「ガレット・デ・ロワ」のように、なかにおもちゃ(人形や指輪など)と空豆が入っていて、取り分けた時におもちゃが当たれば幸せが訪れ、空豆なら翌年は「ボーロレイ」を準備する役になるとか。食卓を華やかに彩りながら、お子さんと一緒にゲームも楽しめそうですね♪
イギリスの「クリスマスプディング」はブランデー香る大人スイーツ
イギリスでは、クリスマスのデザートにプディングを食べる習慣があるんです。小説や映画でおなじみ『ハリー・ポッター』や、NHKの朝ドラ『マッサン』にも登場したので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
クリスマスプディングは、いわゆるプリンではなくて、蒸した重めのフルーツケーキ。食べる時にブランデーをかけて火を灯すこともあります。ブランデーの香りに包まれながら、ほんのり温まったクリスマスプディングを取り分けていただくそうですよ。
ドイツの“魔女の家”「ヘクセンハウス」
小さいころ、童話の『ヘンゼルとグレーテル』に出てくる“お菓子の家”に憧れたことはありませんか?ドイツには「ヘクセンハウス」というクッキーで作るお菓子があるんです。ヘクセンとはドイツ語で魔女という意味。お菓子でできた魔女の家がモデルになっています。
さまざまな形のクッキーを焼き、アイシングで組み立てていく工程に、ワクワク感いっぱい!完成後はクリスマスムードが高まります。食べるのがもったいなくて、ずっと飾っていたくなるかもしれませんね。
クリスマスのデザートは、各国によって見た目も味わいもさまざま。日本では生クリームやチョコレートクリームのデコレーションケーキが定番ですが、今年からは海外の伝統スイーツも用意して、とことんスイートなクリスマスを楽しむのもいいかも。みなさんも大切な人と素敵なクリスマスをお過ごしくださいね♪