穀物酢?それとも米酢?今さら聞けない「お酢」選び【お酢を使ったレシピ付き】
お酢の原料・種類とは?
お酢は、糖質を含む食品を原料として、アルコール発酵や酢酸(さくさん)発酵を経て作る液体調味料。その過程でできる酢酸がお酢の酸っぱさの元です。私たちがよく店頭で見かけるのは醸造酢の「穀物酢」と「果実酢」で、主な特徴は…
【穀物酢】
「米・小麦・酒かす・コーン」などで作るすっきりとした酸味が特徴。原料をブレンドすることも。
【米酢(穀物酢)】
「米」の使用量がお酢1リットルにつき40g以上のもの。まろやかな味わい。
【米黒酢(穀物酢)】
「米または、米に小麦か大麦を加えたもの」を原料とし、色は褐色か黒褐色。コクがあって香り高いのが特徴。
【果実酢】
「りんご、ぶどうの搾汁」を使用したもので、ぶどうを原料とするものにはワインビネガーやバルサミコ酢が。クセがあまりなく、フルーティーな味わい。
おすすめのお酢の選び方とは?
お酢は酸味があるため基本的に酸っぱいものですが、そうはいっても商品や個人の感じ方により差はあります。よく、「穀物酢」は酸味を感じやすいため加熱する料理に、「米酢」はまろやかなため加熱しない料理に使うとよりおいしいといわれます。
また、コクのある「黒酢」は、肉料理に使えば味に深みを出すことができます。フルーティーな「果実酒」はそのまま飲んだり、ドレッシングに使ったりするのもオススメです。
減塩効果も!体にうれしいお酢の効果
お酢は、お肉を柔らかくしたり、魚の臭みをとったり、素材の色を鮮やかにしてくれるなど、いろいろなレシピで大活躍♪お酢にはこの他にも体が喜ぶいろいろな効果があるといわれています!
【減塩】
減塩レシピは味に物足りなさを感じることもありますが、お酢を加えるとアクセントになり味も決まります!
【疲労回復】
お酢と糖分を一緒に摂ると、エネルギー源を効率的に補給でき疲労回復を促してくれます。また、さっぱりした味わいは食欲増進効果も!
【カルシウムの吸収促進】
カルシウムは吸収されにくいとされる栄養素ですが、お酢と一緒に摂ると吸収率が高まります。
【血圧正常化】
お酢を毎日適量摂取することで、血圧を正常値に近づける働きがあるという報告も。
お酢の保存方法&開栓後はどのくらい持つの?
直射日光や高温になる場所を避けて、台所の流しの下など冷暗所で保存するのがおすすめです。ただし、夏の気温が高くなる時期は、冷蔵庫に入れる方がベター。
冷暗所で保存した場合は保存状態により差はありますが、開栓後約半年、冷蔵庫なら1年を目安に使い切った方が鮮度が落ちにくいと言われています(賞味期限内の場合)。開封後はキャップを必ず閉めて立てて保存して下さいね。
【種類別】お酢を使った厳選レシピ5選
毎日の食事をおいしく、健康的にしてくれるお酢。もし、使い切れず賞味期限が切れてしまったら、お風呂やシンクの排水口の汚れや鍋のこびりつき落とし、まな板や布巾の殺菌、消臭などお掃除にも活用してみてくださいね。
※参考URL
タマノイ酢「お酒の効果・効能」
http://www.tamanoi.co.jp/health/
マルカン酢「お酢の種類」
http://www.marukan.com/health/syurui/syurui.html
ミツカン「お客様相談センター」
http://faq.mizkan.dga.jp/faq_list.html?page=1&category=22