『べイクオフ・ジャパン』で有名シェフ絶賛!お菓子研究家・Yuriさんの“体にやさしいおやつ”

番組出演が転機に
——Yuriさんがレシピやお菓子作りのアイデアを発信するようになったきっかけを教えてください
「コロナ禍で子どもと一緒にいろいろなおやつを作るうち、甘さ控えめで、体にやさしいオリジナルのレシピを研究するようになりました。でも、レシピは発表せず、自分用のノートにまとめるだけでした。
転機になったのは、オリジナルで作ったお菓子の写真をInstagramに載せ始めたのをきっかけに、クッキング・リアリティ番組『ベイクオフ・ジャパン』に出演したことです。収録では有名シェフの方々から私のべイクを絶賛していただき、自信につながったのと同時に、お菓子作りの楽しさをあらためて感じることができたんです。その楽しさや、安心して食べられるかわいいお菓子のレシピをもっとシェアできたらと思い、Instagramをメインにレシピやアイデアを発信するようになりました」
——レシピを発信するメディアとしてInstagramを選んだのはなぜですか?
「Instagramは写真や動画とともにくわしいレシピをキャプションに載せられますし、フォロワーの方々ともコメントやメッセージを通して気軽に質問に答えられたり、交流したりできるところがいいですよね。Instagramには以前から日常の出来事などを投稿していたので、使い慣れている点も大きかったです。
写真や動画で質感を伝えるのは難しいですが、動きのある動画を入れたり、光や背景、食器や小物にもこだわったり、工程写真を複数載せたりして、少しでも『おいしそう』『作ってみたい』と思っていただける投稿をするように心がけています」
——レシピを発信するようになってから、ご自身の生活にどんな変化がありましたか?
「たくさんの方が私のレシピを活用してくださり、『何度もリピートして定番になりました』『家族や友人にとても喜んでもらえました』というメッセージを多くいただくようになりました!研究を重ねて作った大切なレシピを通じて、幸せをシェアできることに私自身も幸せを感じています。
また、そんなみなさんのお菓子作りのハードルが少しでも下がるように、スーパーや100円ショップで手に入る、身近な材料を使ったレシピを考えるようになりました。普段の買い物も、お菓子作りのヒントを探す楽しい時間になっています」
——そうしたレシピを考えたり、お菓子を作ったりする上で大切にしていることはありますか?
「じつは、私の試作したお菓子をいつも試食してくれている夫が、ある年の健康診断で、内臓脂肪の数値が例年の3倍になってしまい…。それを機に、バターや生クリームなど動物性脂肪分の高い材料にできるだけ頼らない、おいしいけれど体にやさしいレシピを心がけるようになりました。今では夫の数値も無事に元に戻り、家族みんなにそれまで以上に安心して食べてもらえているのは何よりの喜びです」
「2人目の子どもが生まれてからは、凝ったお菓子を作る時間が取れなくなったこともあり、隙間時間に作れたり、子どもと一緒に作れたりするレシピも考えるようになりました。忙しい毎日でも、ちょっとした工夫で気分が上がるような、そんなレシピもお届けしたいと思っています」
——お忙しい中でも、おいしくて見た目もかわいいお菓子を作るコツはありますか?
「たとえば、混ぜて焼くだけの焼き菓子でも、ナッツや旬のフルーツをトッピングしたり、クランブルをのせたりするだけで、見た目や味に変化をつけることができます。アイシングや溶かしたチョコレートでデコレーションするのもおすすめです。ちょっとしたひと手間で、シンプルなお菓子もグッと魅力的な仕上がりになりますよ」
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「これからも味のおいしさはもちろん追求しながら、見た目にかわいく、体にやさしいレシピを研究していきます」と語るYuriさん。Yuriさんがお子さんと楽しむおやつ作りのリール動画は、おいしいお菓子と一緒に、かけがえのない思い出も生まれることを教えてくれるようです。そんなYuriさんのレシピを参考に、みなさんもおいしく、かわいく、ヘルシーで、思い出に残るお菓子作りを楽しんでみませんか。
YuriさんへのQ&A
——大好物といえば?苦手な食べ物は?
「大好物はやっぱり甘いもの全般。ケーキも焼き菓子も冷菓も、和菓子もアイスも全部大好きで、スイーツやおいしいパンをコーヒーと一緒にいただく時間が至福です。苦手な食べ物はありません!」
——思い出の料理本はありますか?
「小さいころに母が私に定期購読してくれていた、子ども用のお菓子本シリーズの『おかあさんといっしょに作るケーキ』です。今見てもとても懐かしく、お菓子作りが好きになったルーツはここにあったのかなと気付きました。実家から持ってきたところ、小学生の長男が興味津々でページをめくっていてうれしくなりました。いつか私もこんな本が出したいなと目標にしています!」
——インテリアやライフスタイルなど参考にしているショップ、カフェ、雑誌、サイトなどはありますか?
「ホワイトとゴールドを組み合わせた、欧米風の上品なインテリアに憧れています。よく見るのは『ELLE』や『ELLE gourmet』で、自分の好みに合うアイテムやコーディネートを探すのが好きです」
——料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
「Instagramなどでおいしいスイーツやパンのあるカフェを探してカフェ巡りをするのが大好き!ホテルのアフタヌーンティーにも行きます。あとは、細かい作業が好きなので、無心になりたいときには大人の塗り絵をすることもあります。ドラマや映画を観るのも好きなんですが、なかなかまとまった時間が取れないので、最近はキッチンにスマホを置いて、食器洗いをしながら少しずつ見ています。ちょっと億劫な片付けタイムも楽しい時間になりました」

フーディストノートアンバサダー。お菓子研究家。Prime Video『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1に出演。子どもと作れる体にやさしいおやつや、簡単なのにちょっと凝って見えるスイーツレシピを発信中。フーディストノートでも季節のお菓子レシピを掲載中。
<Instagram>
Yuri(@yuri_lavie_enrose)
<TikTok>
Yuri(@yuri_lavie_enrose)
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