
しわしわの「ミニトマト」はコレで復活!じつは冷凍保存もOK?驚きの裏技を八百屋が直伝!
こんにちは。
スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。
今回はご紹介するのは「ミニトマト」について。
パッと鮮やかな赤が目を引くので、お弁当のおかずやサラダの彩りにぴったり。何かと重宝する食材ですよね。
それでは早速、おいしいミニトマトの選び方からご紹介していきます。
おいしいミニトマトの選び方
おいしいミニトマトを見分けるときは、以下のポイントをチェックしてくださいね。
・へたがピンとしていて濃い緑色
・実が濃い赤色で皮にハリとツヤがある
・実が硬くしっかりしている
それぞれ詳しくご紹介していきます。
ヘタがピンとしていて濃い緑色
へたがピンとしていて濃い緑色のものは、収穫されてからあまり時間が経っていない証拠。
逆にへたがしなびているものや黄色っぽくなっているものは収穫してから時間が経っている可能性が高いので、選ばないようにしましょう。
実が濃い赤色で皮にハリとツヤがある
皮にハリとツヤがあるミニトマトは鮮度がよい証拠です。
ミニトマトは90%以上が水分で構成されている野菜なので、収穫から時間が経つと水分が抜けてしわしわになっていきます。
また、赤色が濃いものはしっかりと熟していて糖度が高いことが多く、食べごろと言えます。リコピンなどの栄養素も豊富ですよ。
実が硬くしっかりしている
最後に、実が硬くしっかりしているものを選びましょう。
やさしく触ってみたときにぶよぶよとやわらかいものは、鮮度が落ちている可能性があります。選ばないようにしてくださいね。
ミニトマトの保存方法
ここからはミニトマトの保存方法についてご紹介していきます。
冷蔵保存の場合
- へたを取る(洗わない)。
2. キッチンペーパーを敷いた保存容器に入れる。
3. ふたをして冷蔵庫で保存する
ポイントは下記の2つです。
・洗わないこと
・へたを取ること
ミニトマトは洗ってしまうと、水分が残って傷みやすくなってしまいます。そのため、食べる直前に洗いましょう。
へたを取る理由は、へたと実の間に雑菌が繁殖しやすいためです。へたを取って保存することで長持ちさせることができます。
また、ミニトマトは低温に弱いので必ず野菜室で保存しましょう。ミニトマトの最適保存温度は8~10℃であるため、冷蔵室だとミニトマトにとって寒すぎるのです。野菜室のスペースに余裕があれば野菜室で保存しましょう。
冷蔵保存したミニトマトの保存期間はおよそ1週間です。ただし、保存期間はあくまで目安。野菜は収穫後も生きているので傷む速度は全て同じというわけではありません。
また、ビタミンCなどの水溶性の栄養素は時間が経つにつれて失われていくので、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
冷凍保存の場合
ミニトマトは冷凍保存も可能です。以下の方法で保存しましょう。
1. ミニトマトのへたをとり、よく洗う。
2. 水気をしっかり拭き取る。
3. フリーザーバックに入れる。
4. 冷凍庫で保存する。
冷凍したミニトマトの保存期間はおよそ1か月です。
冷凍したミニトマトを料理に使う場合は、必ず凍ったまま加熱調理してください。
自然解凍してしまうと、食感が大きく変わってしまい食味が悪くなります。
冷凍したミニトマトはサラダには向かないので、スープやパスタソースにするのがおすすめですよ。
ミニトマトの豆知識
ミニトマトの豆知識をご紹介します。
ミニトマトは保存していると、徐々にしわしわになっていきますよね。
こうなると捨ててしまう方が多いと思いますが、じつはカビや腐敗がなく異臭がしないミニトマトであれば、まだ食べることができるのです。
なぜかというと、しわしわになっている理由は水分が抜けているだけだから。
実際にしわしわになったミニトマトは、50℃前後のお湯に10秒つけるだけで、水分を吸ってプリプリの状態に戻ります。
この方法を使ってしわが出たミニトマトを食べてほしいというわけではなく、「水分が抜けているだけ」ということを伝えたかっただけなので、実際にしわしわのミニトマトを食べる時は、生食というよりはスープやソースにして食べるのがおすすめです。
でも、一つの豆知識として覚えておいていただけるとうれしいです。
おすすめのミニトマトの食べ方
私がおすすめするミニトマトの食べ方は、ミニトマトとサーモンが主役のサラダです。
調理時間
15分
材料
・ミニトマト…8個
・刺身用サーモン…150g
・アボカド…1個
・ベビーリーフ…1袋
(調味料)
・オリーブオイル…大さじ1
・しょうゆ…大さじ1/2
・マヨネーズ…大さじ1
・レモン汁…適量
・塩…少々
・粗挽き黒こしょう…少々
作り方
1. 調味料を全て混ぜ合わせておく。
2. ミニトマト、アボカド、サーモンを食べやすいサイズにカットする。
3. お皿に2とベビーリーフを盛り付けて、1をかけたら完成。
さっぱりとした手作りドレッシングでワンランク上のサーモンサラダが出来上がります。
ぜひみなさんも作ってみてくださいね。
最近の野菜トピック
連日の猛暑で、トマトなどの夏野菜の価格が高騰しています。
強い日差しで実が焼けてしまったり収穫量が減ってしまったりと、農家さんも大変だと聞いています。
家計のことを考えるとなかなか手がでないというのもわかりますが、僕の立場としては、そんな時こそ買って応援していただけたらと思っています。
お店でも大袋や箱買いは割安にしたり、2つ買ったら安くなるなどの工夫をしたりして販売しているお店もあります。
そのようなものを活用してうまく節約していただけるとうれしく思います。
ただ、たくさん買っても傷みやすい時期ですので、今回ご紹介した保存方法も活用して賢くミニトマトを楽しんでいきましょう!
また次回の連載で!最後まで読んでいただきありがとうございました。