夏のキッチン、要注意!今すぐ実践したい「食中毒予防」のアイデア6つ

暑い時期や湿気が多い季節は、食中毒のリスクがぐっと高まる時期。とはいえ、特別な設備や難しい知識がなくても、家庭でできる予防法はたくさんあります。
今回は6つのポイントと具体的な対策をわかりやすく解説します。小さな工夫が、大きな安心につながりますよ。
1. 清潔にしよう|手洗い・器具・ふきんの衛生管理を徹底!
調理前、食事の前はもちろん、肉や魚に触ったあとも必ず石けんで手を洗いましょう。
まな板や包丁、ふきんは毎回しっかり洗浄・消毒を。とくにスポンジやふきんは雑菌が繁殖しやすいので、定期的に熱湯消毒や漂白をすると安心です。
2. 食材はしっかり分けよう|生肉・生魚と生野菜は別々に!
生肉や魚介類の汁が野菜に触れると、菌が移ってしまいます。
まな板・包丁は「生もの用」と「野菜・調理済み食品用」で使い分けを。ジッパー付き保存袋なども活用して、冷蔵庫の中でも交差汚染を防ぎましょう。
3. 食材はしっかり加熱しよう|「中心部75℃以上で1分以上」が目安
特に注意したいのが、鶏肉・ひき肉・卵料理。中までしっかり火を通すことで、サルモネラ菌やカンピロバクターなどのリスクを回避できます。
見た目だけではなく、「箸をさして透明な汁が出ているか」など、中心部の加熱を意識することが大切です。
4. すばやく冷やそう|調理後はできるだけ早く冷蔵庫に入れるのが鉄則
作り置きおかずやお弁当用のおかずは、できるだけ早く冷ましてから冷蔵庫へ。
とくに夏場は室温放置NG!菌が増えやすい「10℃~60℃」の温度帯に長く置かない工夫が大切です。
5. 冷蔵庫の温度管理をしよう|温度は「10℃以下」が理想
冷蔵室は10℃以下、冷凍室は-15℃以下をキープするのが目安。詰め込みすぎは冷気の循環を妨げるので、7割程度の収納を意識するとよいです。
冷蔵庫の開閉を最小限にするのも、温度維持に有効です。
6. 賞味期限と消費期限を守ろう|見た目や匂いだけでは判断できない!
賞味期限は「おいしく食べられる期限」、消費期限は「安全に食べられる期限」。
特にお弁当や加熱済み総菜などは、期限内であっても早めに食べきることが基本です。怪しいと感じたら「もったいない」より「安全第一」を選ぶことが大切です。
今すぐ実践できる食材保存のアイデア
日常のちょっとした注意で、食中毒の多くは防げます。今すぐ実践できる食材保存のアイデアをご紹介します。
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冷凍保存
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加工して保存
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※参考ホームページ