ご飯の味が変わる!今すぐ実践できる「お米をおいしく炊く方法」

1. おいしいご飯は「計量」と「洗米」から始まる
正確な計量で味が安定
炊飯の基本は、まず「お米を正確に計量する」こと。目分量だと水加減にも影響して、炊きあがりにムラが出る原因になります。
専用の計量カップですり切りにしてしっかり量りましょう。より正確な計量を行うには、はかりを使うこともおすすめ。米1合(約150g)に対して水200ml(200g)を目安にはかりで計量すれば、何カップ入れたか忘れることもなくしっかりと量ることができます。
洗米は素早く、やさしく
水を加えたらすぐに1回目の水は捨てて。お米は最初の水をぐんぐん吸収するので、にごった水を吸わせないのがポイントです。その後、軽く10~20回ほど手早くかき混ぜて、水を注いで白く濁った水を流します。この研ぎからすすぎの工程を2回ほど繰り返し、最後にもう一度すすぎ、米をザルにあげて水を切ります。
2. 水加減は“銘柄”や“炊き方”で調整を
お米の種類や季節によって、適正な水加減は少しずつ変わります。
・やわらかめが好みなら水を気持ち多めに、固めが好きなら少なめに
・新米は水分を多く含んでいるので、やや控えめに
など、炊飯器の目盛りを参考にしつつ、お好みの食感にあわせて調整してみてください。
3. 浸水は30分以上が基本!
白米の場合、炊飯前に30分~1時間程度の浸水をすると、芯までしっかり水がしみ込み、ふっくら炊き上がります。冬場は水温が低いので1時間以上を目安に。無洗米も同様にしっかり浸水させるのがポイントです。
4. 炊きあがり後の「蒸らし」が大切!
鍋炊きの場合は、火を止めてから10分ほど蒸らします。余分な水分が全体に行き渡り、つやつやで均一なごはんになります。炊飯器の場合は、現在はほとんどの機種に蒸らす工程が含まれているので、炊き上がったらすぐに食べられますよ。
5. 最後に「ほぐす」ことで甘みが広がる
蒸らしが終わったら、しゃもじで底からやさしく全体をほぐしましょう。ご飯がつぶれないよう、切るように混ぜるのがコツ。これで余分な水分が飛び、粒立ちのよいごはんに仕上がります。
まとめ
・正確な計量と丁寧な洗米
・適切な水加減としっかり浸水
・炊きあがりの蒸らしとほぐし
このポイントをおさえるだけで、驚くほどおいしいご飯に変わります。
ちょっとの工夫で、いつもの食卓がぐっと豊かに。ぜひ試してみてくださいね。
※参考ホームページ