
水にさらしても辛い!…そんなときは?玉ねぎの辛味を抜く正解テクを伝授!
こんにちは!かな姐です。
先日、一人暮らしをする娘の家に行ったのですが、せまいキッチンで料理をするって、そういえばこんな感じだったなぁと、懐かしくなりました。
独身のころ、彼氏のせまいアパートのキッチンで料理をしたとき、まな板を置く場所もなく、洗った食器を乾かすスペースもなく、シンクもせまいから鍋が入らず、どうやって洗うか悩んだなぁと(笑)。
その彼氏ですが、30年経っても未だに自ら進んで洗い物はしてくれませんが、子どもたちはそれぞれの場所で自炊を頑張っているようです。
今回のお悩み:玉ねぎを水にさらしても辛味が抜けない
さて、今回選んだお悩みはこちらです。
生の玉ねぎを使うとき、レシピ通りに水にさらしているのですが、どうしても辛味が抜けません。スライスやみじん切りにして生のままサラダに使いたいのに、毎回辛味が残ってしまい悩んでます。
今回のお悩みは「生の玉ねぎの辛味問題」です。
ちょうど先日、同じ質問をジムのトレーナーさんからもいただいたところでした!
玉ねぎって、生でも加熱しても食べられる野菜ですが、生だと辛味があり、加熱するとその辛味が甘味や旨味に変わるという特徴があります。にんにくと一緒ですね!
生食に適した玉ねぎの種類
生の玉ねぎを使う料理といえば、オニオンスライスのサラダやドレッシングなどがありますが、生食には「新玉ねぎ」や「サラダ玉ねぎ」、「紫玉ねぎ」など、辛味が少なくみずみずしい品種がおすすめです。
(写真では、左が普通の玉ねぎ、右が新玉ねぎです)
新玉ねぎの辛味を早く抜く方法
繊維を断ち切るように、垂直の方向にスライスする
なるべく辛味を早く抜くには、繊維を断ち切るように、繊維に対して垂直の方向にスライスします。
スライスオニオンとしてそのまま食べるならこの方法でOKですが、マリネにすると食感が消えてなくなってしまうので、マリネにするなら繊維に沿ってスライスした方が、食感が残っておすすめです。
切る幅はなるべく薄く
切るときはできるだけ薄く。スライサーがあれば、それを使うのがおすすめです。
スライスした玉ねぎを広げて、そのまま1時間ほど空気にさらしておくと、辛味はかなり和らぎます(辛味を感じやすい方は時間を長めに)。
ただ、新玉ねぎやサラダ玉ねぎでも個体差があるので、「あれ?けっこう辛い!」ということも。辛味を感じやすい方やお子さんにはやっぱり辛く感じることもありますので、そんなときは「新玉ねぎ=水にさらさない」という情報にとらわれず、水にさらしてあげてもいいと思います。
水にさらすと栄養素が流れてしまうという話もありますが、なによりおいしく食べられることが一番だと思います!
玉ねぎを水にさらすときにひと手間プラスする
今回質問をくださった方は、「水にさらしても辛い」とのことだったので、ここからが本題です。
辛さに敏感な方は、水にさっとさらすだけではやっぱり辛いので(←わたしのジムのトレーナーさんはこのタイプでした)、その場合は水にさらしたあと、ざるに入れて蛇口の下で流水でごしごしもみ洗いしてください。
(写真は茶色い皮の普通の玉ねぎですが、やり方は同じです↓)
さらに、何度かボウルの水をとりかえたあと、キッチンペーパーで玉ねぎをぎゅっとしぼって水気をしっかり取る、という方法を試してみてください(この場合は一旦、流れ出る栄養素について考えるのはやめましょう)。
ジムのトレーナーさんはこの方法で、人生で初めてオニオンスライスをおいしく食べられるようになり、その後は毎日1玉分のオニオンスライスを食べていたそうです(笑)。
「さらすだけでなく、もみ洗いする!」これは料理の本には書かれていないし、栄養素的にも×なんですが、辛味が抜けます。
辛味をしっかり抜きたい方にはおすすめです。
普通の玉ねぎの辛味を抜く方法
ポテトサラダにちょっとだけオニオンスライスを入れたいときや、みじん切りにしてドレッシングに加えたいときなど、レシピにほんの少しだけの生の玉ねぎを使う場合ってありますよね。毎回新玉ねぎや紫玉ねぎが家にあるわけでもないし、新玉ねぎじゃなくて普通の玉ねぎを使うことも多いかと思います。
そんなときも、基本の手順は同じです。
1. なるべく薄くスライス、または極細のみじん切り(2mm角くらい)にする
2. 流水でしっかりもみ洗いする
ただ、普通の玉ねぎはかなり辛味が強いので、これだけで辛味を抜くのは難しいです。さらに下記のいずれかを追加してください。
3. 電子レンジで軽く加熱し、冷ます
4. 材料が熱いうちに混ぜて、余熱が少~し入るようにする
5. オリーブオイルやごま油など、辛味をコーティングするような調味料を一緒に使う
3~5のうちのどれかを取り入れて工夫すると、おいしくいただけます。
少し加熱して辛味を抜いてあげるか(甘みが出ます)、辛味をコーティングしてあげる、という感じです!
わたしは、辛い玉ねぎを少量だけ、ドレッシングやポテトサラダ、マリネなどにアクセント的に使うのが好きです。極細のみじん切り(2mm角くらい)にした玉ねぎを流水で洗い、キッチンペーパーに包んで水気をしっかりしぼったもので、ドレッシングを作ったりポテトサラダに入れたりすると、ピリッとした辛味がアクセントになっておいしいのです。
からしやわさび、にんにくのように、ピリッと味を引き締める存在として使うのですが、お子さんには辛いかもしれないです。
でも、いずれにしてもアクセント使いなのでそんなに大量には入れないです(入れすぎると辛くなりますし、口の中が玉ねぎ臭くなります)。
「新玉ねぎとカリカリ豚のサラダ」レシピ
最後に、今がちょうど旬の新玉ねぎを使ったサラダをご紹介します。
分量
1人分
材料
- 新玉ねぎ…1/2個
- 豚バラ肉薄切り…80g
- 塩、ブラックペパー…適量
- 油…少々
- エキストラバージンオリーブオイル、レモン汁…各適量
作り方
1. 新玉ねぎはスライサーで薄く切り、皿に広げて1時間ほど空気にさらしておく。
※時間がない方や辛みが苦手な方は水にさらすか、もっと辛味を抜きたい方はもみ洗いして水気をしぼる
2. フライパンに油をひき、豚肉を広げて中火で焼く。キッチンペーパーで脂をふき取りながらカリカリになるまで焼いたら、塩、ブラックペパーをたっぷり振る。
3. 1の新玉ねぎの上に2の肉をのせる。お好みでレモン汁、エキストラバージンオリーブオイルをかけて食べる。
玉ねぎの辛さも、辛味の感じ方も人それぞれ!好みにあった方法で
玉ねぎの辛味の感じ方は人それぞれ。そして玉ねぎ自体の辛味も個体によってそれぞれ違います。
いろいろ試してその都度味見して、最適な方法を見つけてくださいね。
それでは、また次回をお楽しみに!