バゲットが1本なくなる♪しお(@shio7769)さんの“パン泥棒”レシピ

息子から「日記がわりになるから楽しいよ」とすすめられて
—しおさんがレシピを発信するようになったきっかけを教えてください
「7年ほど前、当時大学生だった息子から『日記がわりになるから楽しいよ』とすすめられてInstagramを始めました。その後、娘のJK弁当の写真を載せるようになり料理専用のアカウントに。今のように本格的にレシピを発信するようになったのは、コロナ禍でおうちごはんを紹介したのがきっかけだったと思います。そのときの、家族も、私も、フォロワーのみなさんも、毎日をより楽しく、おいしく過ごせたらなという思いは今も変わりません。
Instagramは手軽に投稿できますし、キャプションの文字数が多めなのでレシピを載せるのにぴったりでした」
——レシピのアイデアは、どんなところから生まれることが多いですか?
「日本の四季や年中行事、その時々の旬の食べ物から発想をふくらませています。レシピを発表し始めてからは、企業さまからのレシピ制作などの依頼が急激に増えたので、それまでの家族の食べたいもの・好きなものに加え、PRを念頭に置いて献立やレシピを考えるようにもなりました」
——お忙しい毎日、お時間のない中で「味も見た目もおいしい料理を作るコツ、準備」などアドバイスをお願いします!
「味はもちろん、見た目もおいしくという点で大切にしているのは器と盛り付けです。盛り付けのちょっとしたコツとしては、立体感を意識すること。たとえば、シンプルなサラダでも平面的に盛り付けるのと、こんもり山のように盛り付けるのでは、印象がかなり変わりますよね」
「和のちらし寿司をリース型にして、見た目を洋風にするのも好きです。目先を変えることができて楽しいですよ」
簡単でおいしい“パン泥棒のムース”
——最近よく作るレシピ、ハマっているレシピはありますか?
「新玉ねぎの時期に必ず作る新玉ねぎのムース、別名“パン泥棒のムース”です。すこぶる簡単ですこぶるおいしくて、バゲット1本食べ切ってしまいます!」
「パンといえば、チーズ好きの娘のために考案して、わが家の定番メニューになった『明太ポテトのホットサンド』。モッツァレラチーズと、レンチンで作る明太マッシュポテトの組み合わせで間違いなしのおいしさです!」
——いろいろなレシピのご紹介、ありがとうございます!最後に、ふだんお使いの調味料や食材選びでこだわっていること、気を付けていることがあれば教えてください
「調味料を選ぶときは、自分の作る料理との相性が一番のポイントです。万能で使えるヒガシマル醤油の牡蠣だし醤油、おいしい酢飯も簡単にできるミツカンのカンタン酢、わが家の料理に欠かせないあご入兵四郎だしなど、一度気に入ると長く使うことが多いです」
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「キャラごはんやデコごはんも多く作っていますが、見てかわいいだけではなく、必ず食べておいしい、食べる人が思わずニコッと笑顔になる料理であるようにしています」という、しおさん。これならできそう、作ってみたい、というフォロワーさんからのコメントが日々寄せられるとっても丁寧な動画レシピは必見ですよ。
しおさんへのQ&A
——ニックネームの由来は?
「以前自宅で開催していた料理教室『saltkitchen』が由来です」
——大好物といえば?苦手な食べ物は?
「食いしん坊なので、大好物は片手におさまりません(笑)。でも、苦手なものは即答でパクチーです」
——思い出の料理本はありますか?
「引越しの断捨離で処分してしまったのですが、料理家の飛田和緒さんのサラダやスープのレシピ本をよく参考にしていました。サラダやスープはマンネリになりやすいので、簡単なのにおしゃれで、おいしそうな飛田さんのレシピをまねしたり、アレンジしたり、何度となくページをめくりました」
——インテリアやライフスタイルなど参考にしているショップ、カフェ、雑誌、サイトなどはありますか?
「雑貨屋さん巡りが大好きなのでたくさんありますが、よく足を運ぶのはMaduと、蔵前の道具屋noboriです」
——料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
「仕事の移動時間を利用した読書です。とくにミステリー好きで本用アカウントもあります。それから、息子夫婦の子守ならぬ“わんこ守り”が今一番の癒しです!」

フーディストノートアンバサダー。2024年「フーディストアワード Instagram部門」入賞。おいしさとかわいさ/美しさを両立するレシピや盛り付けのアイデアを、丁寧な解説を添えてInstagramで発信中。
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しお(@salt kitchen)
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