気持ちがラクになる『一汁一菜でよいという提案』家庭料理の哲学とは?

気持ちがラクになる『一汁一菜でよいという提案』家庭料理の哲学とは?
昨年10月発売、その後もカテゴリーランキングで1位を走っている話題作『一汁一菜でよいという提案』を手に取りました。柔らかな語り口で人気の料理研究家、土井善晴さんの著書です。提唱されている「一汁一菜」とは?冒頭とさわりをご紹介します。
フーディストノート
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2017/01/18
2021/10/07
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ただの「和食献立のすすめ」ではない

本編は「なぜ今、一汁一菜か」というプロローグから始まります。「一汁一菜」は単に和食献立をすすめているわけでなく、「システム」であり「思想」であり「美学」、そして社会で心身ともにストレスを抱えがちな現代日本人の「生き方」だと書かれています。

実際にこの「一汁一菜」を実践した食卓をご紹介しましょう。

▼詳細はこちら
http://www.recipe-blog.jp/profile/53698/blog/15455541

基本は「ご飯」と具だくさんの「お味噌汁」

「今日の夕飯何にしよう…」多くの人が、毎日のようにそう悩みます。ですが「一汁一菜」という基本があれば、何も難しいことはないと土井さんはおっしゃいます。

「一汁一菜」では、日本人が古くから親しんできた発酵食品「みそ」(味噌汁)を柱とします。

出汁が大切だとか、塩加減がどうとか…細かいことは考えません。具も何を入れても良いといいます。再現性がなくても、毎日違うものが出来上がる「繕(つくろ)わない」お味噌汁を、本編の中で紹介されています。

例えば、白味噌を使ってクリームシチューのように仕立てたこちら。立派なごちそうに見えませんか?

▼レシピはこちら
http://www.recipe-blog.jp/profile/53698/blog/15444854

旨みの強い具材が入れば、だし汁は必要ないとも書かれています。例えばお肉やベーコンなど、え?と思うような意外なものも。レシピブログの中から、似たレシピを見つけました。

▼レシピはこちら
http://www.recipe-blog.jp/profile/156860/blog/15780328

「菜」(おかず)は必ずしもなくていい

「一汁一菜」は、ひとつの汁(味噌汁)と菜(おかず)を合わせた食事の型ですが、昔は庶民の食卓におかずはつかないこともあったそうです。そのため、漬物がこのおかずの部分を担ってきました。

季節のお野菜は、凝ったことをしなくても十分に美味しいものです。ご飯に塩気のお供を欲っする時、こんなお新香が添えられていたらホっとします。

▼レシピはこちら
http://www.recipe-blog.jp/profile/54/blog/14748515

「一汁一菜」から始まる楽しみ

基本が「ご飯」と「お味噌汁」だけでよければ、そこには自然と余裕が生まれてきます。

盛り付けや食器であったり、ハレの日に少し手の込んだ食事を用意したり、四季がもたらす旬を味わったり…。そんな付加価値の「楽しみ」かたも後半で紹介されています。

今からの時期なら「春」を感じられる、こんな一皿はいかが。季節の楽しみをいただく時は「今年の初物だよ」「食べないともったいない」など一言添えるのがよいと勧められています。

▼レシピはこちら
http://www.recipe-blog.jp/profile/10990/recipe/272362

料理をすること、食べることを頑張らなくては!と思っている人にぜひ手にとって欲しい本書。読んだあと、少し気持ちがラクになっているはずです。

▼「一汁一菜でよいという提案」土井善晴(Amazon)
http://amzn.to/2imuTPK

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