カマンベールチーズがとろ~り!簡単「“トマト味” のドデカパン」レシピ
こんにちは!「作業時間10分!日々パン先生の『ドデカパン』簡単アレンジ」連載4回目を担当します、野口マヨです。琵琶湖から心を込めてお届けします。
今回ご紹介するのは、カマンベールチーズ入りの “トマト味” のドデカパンです。
みなさんは、トマトはお好きですか?
わが家には、小学1年生と年長の娘がいて、2人ともトマトが大好きです。
毎日3食でも食べたいくらい大好きで、野菜だし「どうぞどうぞお食べください」と思う母ですが、夏はともかく、冬場はトマトが高いのが悩み…。
そこで活躍するのが今日ご紹介する「ドデカトマトパン」!
こちらは「トマト缶」を使って作ります。トマト缶だと、季節関係なく、トマトがモリモリ食べられ、お手軽です。
トマトの旨みがギュッと詰まっていてジューシー。野菜不足さんにもおすすめのレシピです。
あ!そうだ!今日は、パパと長女が大好きなチーズも入れちゃいましょう。
贅沢にカマンベールを1ホール。
材料を贅沢にできるのは手作りする人の特権!
何せ昨今の値上がりで、常に値段が頭をよぎる懐事情…。でも、おいしいものが食べたいし…緩急をつけて、QOLを上げる作戦です。
はい、私、こんな風に、家族の好みに合わせてめっちゃ自由にパン作りをしています。
吉永麻衣子先生考案の「ドデカパン」って懐がとっても深いんです。
冷蔵庫にあるものはなんでもパンになっちゃう気がします。アレンジ無限!
さぁ、みなさんもぜひパン作りにチャレンジしてみてください。
意外と簡単、そして楽しい世界が待っています。
カマンベールチーズがとろ~り!簡単「“トマト味” のドデカパン」レシピ
調理時間
20分
分量
テーブルロールサイズ6個
材料
(保存容器に入れる材料)
・強力粉…200g
・塩…3g
(小さなボウルに入れる材料)
・トマト缶(カットトマトタイプ)…210g
・オリーブオイル…10g
・インスタントドライイースト…3g
・水…大さじ1
※トマト缶は、イーストが溶けにくいため小皿に水とイーストを入れて先に軽く溶かします
【具】
・カマンベールチーズ…1ホール(6つにカット)
【トッピング】
・ブロッコリースプラウト…お好みで適量
作り方
<こねる>
1. 小皿に水とイーストを入れ、軽く溶かす。
※基本的なドデカパン作りではイーストを保存容器の中に先に入れておきますが、トマト缶を使用する場合は、イーストが溶けにくいため、先に小皿に水とイーストを入れて溶かしておきます
2. 保存容器(1000ml前後の直方体・立方体)の中に強力粉・塩を入れ、スプーンで均一に混ぜておく。
3. 水とイーストとオリーブオイルをトマト缶に入れて混ぜる。
4. トマト缶に、水とイースト、オリーブオイルを混ぜたものを、保存容器の中に8割ほど入れてスプーンでぐるぐる混ぜる。粉っぽいところにめがけて残りの2割を入れ、全体が均一になるまで混ぜる。生地が均一になったら、表面を平らにならし、保存容器のふたをしめて、冷蔵庫へ入れる。
※5歳の次女参戦。パン作りは危ない作業が少ないので、子どもにやってもらいやすいお手伝いです
※スプーンでトマトをつぶしながら混ぜると、トマトから水分が出てきて、早く混ざります
<一次発酵>
冷蔵庫の中に一晩(8時間以上)置く。
※一日に一回水で濡らしたスプーンで混ぜれば5日間保存可能です(作り置きできちゃう!すごい!)
※8時間後の状態がこちらです↓
<成形>
1. 打ち粉を多めに振って、生地と保存容器の間にドレッジ(カード)を差し込み、隙間を作る。まな板の上に保存容器を裏返し、生地が出てくるのを待つ。
※触りたくなるのをグッとこらえて耐えましょう。ふんわり仕上げるコツは生地を触りすぎないこと
2. 生地の下に手を入れて、生地をやさしく引っ張って少し広げる。6等分したカマンベールチーズを、真ん中に、軽く押し込みながら並べ、三つ折りにする。
※ここがこのパンで一番難しいところ。カマンベールチーズが大きいので、三つ折りがしにくいです。生地をかぶせて生地の下に手を入れて、生地を少しずつ伸ばしながら、思い切り「えいやっ!」とかぶせるのがポイント。生地が浮いてしまうことがあるので、軽く上から押さえて整えてください
3. 少し打ち粉を振り、ドレッジや包丁で、チーズを切ってしまわないように気をつけながら、6等分にする。
※チーズの位置がわからなくなってしまった場合、生地を上から、やさしーくやさしーく触って位置を確かめるのがおすすめです
4. くっつかないホイルを敷いたオーブントースターの天板に生地をのせ、上にハサミでクープ(切り込み)を入れる。ちょきちょき。
<焼成>
1200Wのトースターで15分ほど焼く。表面が焦げそうな場合は、途中でアルミホイルをかぶせる。裏面にも焼き色がついていれば焼き上がり!
※焼成時間は、お使いの機材により適宜調整してくださいね
焼いている間にチーズが出てくることがありますが、気にしなくてOK!
ジャジャーン!色が鮮やか!
ころんとしてかわいく、食べやすい大きさです。ふんわりもちもちジューシー♪
もし、チーズがなだれ出てしまっていたら、スプーンですくってパンの上にのせましょう。とろとろでおいしいです。
熱々を、アツー!って言いながら割ってみると、これ!これですこれこれ!このとろ~りチーズが、たまりません。
お好みで、ブロッコリースプラウトをのせると、緑も入ってかわいさアップ!栄養もアップ!
子ども用はこんな感じになりました。生のトマトも食べるそうで…めっちゃトマト!子どもも食べやすいサイズです。
さて、本日はここまでです。おいしそ〜!なんか自分にもできそう〜!と思ったそこのあなた…。今が始め時!ぜひ作ってみてね。
滋賀県近江八幡市在住の日々パン講師。「パン作りってめっちゃ楽しい」「意外と簡単やで」を伝えるべく、幼稚園や保育園などで“出張パン教室”を開催。週末には、親子で楽しむパン作りワークショップも開催。