野菜のプロ直伝!「青じそ」の基本・豆知識・おすすめの食べ方
こんにちは。
スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。
今回は「青じそ」についてご紹介していきます。
青じそは年中お店に並んでいるので、いつが旬かわからない方も多いかと思いますが、夏からこのくらいの時期までが旬の野菜です。
それでは、おいしい青じその選び方からご紹介していきます。
おいしい青じその選び方
鮮度のよい青じその見分けるときは、以下3つのポイントをチェックしてください。
・葉先がピンとしている
・全体的に鮮やかな緑色をしている
・香りがよい
それぞれ解説していきます。
葉先がピンとしている
青じそに関わらず、葉物野菜の鮮度を確認するときは、最初に「葉先の状態」をチェックしましょう。
葉物野菜は、葉先から傷み始めます。葉先がしおれてきたり枯れてきているものは傷み始めている証拠なので避け、葉先までピンとしているものを選んでくださいね。
全体的に鮮やかな緑色をしている
次に「青じその色」に注目しましょう。
青じそは鮮度が悪くなってくると黒ずんできます。
特に茎の切り口や茎が黒くなってきているものは傷み始めています。
茎の切り口まで鮮やかな緑色をしている青じそを選んでくださいね。
また、表の葉が綺麗でも裏側をみると黒ずんでいることもあるので、透明な袋に入っている場合は表裏両方チェックして購入するようにしましょう。
包装ごしでもよい香りがする
最後に「青じその香り」を確認しましょう。
鮮度のよい青じそは包装ごしでも青じそ特有のよい香りがします。
薬味野菜は料理にさわやかな香りを足してくれる役割もあるので、香りがたっている青じそを選びましょう。
青じその保存方法
ここからは青じその保存方法についてご紹介していきます。
青じそは乾燥に弱いので、しっかりと乾燥対策をして保存する必要があります。
それでは、まずは冷蔵する場合の保存方法を紹介します。
冷蔵保存の場合
1. 湿らせたキッチンペーパーで青じそを包む。
2. 保存袋に入れてしっかりと口を閉める。
3. 冷蔵庫の野菜室で保存する。
青じそをそのまま保存すると3日くらいでシナシナとしてきますが、この方法だと1〜2週間は持ちします。
ただ保存期間はあくまで目安。野菜は生きているので傷む速度も全て同じというわけではありません。水溶性の栄養素は時間が経つにつれて失われていくので、なるべく早めに食べきるようにしましょう。
冷凍保存の場合
青じそは冷凍保存も可能です。以下の方法で保存しましょう。
1. 青じその軸を取り除く。
2. 青じそを細かく刻む。
3. ラップで使い切りやすい量に小分けする。
4. 冷凍用保存袋に入れる。
5. 冷凍庫に入れる。
冷凍した青じその保存期間はおよそ1ヶ月程度です。
冷凍した青じそを料理に使うときは、凍ったまま薬味として料理に振りかけるだけでOKです。切って冷凍することでパパッと気軽に使えるので便利ですよ。
ぜひ試してみてくださいね。
青じその豆知識
青じその豆知識を紹介します。
青じそは栄養価がかなり高い野菜です。特に、βカロテン、ビタミンB2、カルシウムの含有量は、野菜の中ではトップクラスです。
βカロテンはアンチエイジング効果があって老化防止が期待できる栄養素。
ビタミンB2は脂質を分解してエネルギーを作ったり、皮膚や髪の毛、爪などの健康維持に役立ちます。
カルシウムは丈夫な骨や歯を作るのに必要な栄養素です。
たくさんの栄養素が含まれているので、ぜひ青じそをたくさん食べてくださいね。
おすすめの青じそレシピ
私が個人的に好きな青じその食べ方は「梅しそ豚ロール」です。作り方をご紹介しますね。
調理時間
15分
分量
2人前
材料
豚バラ肉(薄切り)…200g
青じそ…12枚
小麦粉…適量
シュレッドチーズ…適量
梅チューブ…適量
ポン酢…適量
作り方
1. ラップを巻いたバットやまな板の上に豚バラ肉を広げ、塩こしょうと小麦粉をふる。
2. 1.の豚バラ肉の上に青じそをのせ、さらにシュレッドチーズ、梅チューブを好みの量のせる。
3. 豚肉の端からくるくると巻く。
4. フライパンで全面に焼き目がつくように焼き上げる。
5. 8等分にカットして、中身がしっかり焼けていたらポン酢をかけて完成。
かなりガッツリ系の見た目をしていますが、梅、青じそ、ポン酢のおかげでさっぱりとしているので、たくさん食べることができます。
ご飯にもお酒にも合いますよ。本当においしいので、ぜひ試してみてくださいね。
最近の野菜トピック
この夏は猛暑でしたね。
気候変動によって農作物がやられてしまったり、農家さんもダメージを受けやすくなっています。
ミニトマトでいうと、夏の本州のビニールハウスはすごい温度になるので、北海道産のミニトマトが主流になるのですが、北海道も気温30℃を超える日が多く、農作業も大変だったと聞いています。
私たちは買って食べて応援することしかできません。
もしよかったら、普段使っているお店で野菜や果物を普段より一品多く買っていただけるとうれしいです。
また次回の連載で!最後まで読んでいただきありがとうございました。