スモークローストポーク、自宅のキッチンで簡単料理
∩・∀・)こんにちは~筋肉料理人です!明けましておめでとうございます!昨年も沢山の方にこのブログを見てもらいまして、ありがとうございます。本年も宜しくお願いします。さて、新年、最初の記事はスモークローストポークです。今年は亥年って事で、イノシシの親戚の豚肉を使った、豪快料理を紹介させて頂きます。
ローストポークは文字通り、豚肉をローストした料理です。豚の塊肉を、そのまま焼きます。ローストビーフと同じような料理ですが、違うのは豚肉は完全に熱を通さないといけないところです。ローストビーフは極端に言えば、表面だけしっかり熱を入れれば、中は生でも食べられます。ですが豚肉は生だと食中毒の危険があるため、しっかり熱を入れないといけません。ですが、熱を入れすぎると固くなります。そこで、低温、長時間ローストでしっかり熱入れつつ、肉が固くなるのを防ぎます。こんな感じでローストポークを作り、それを燻製にします。燻製は燻製チップを使って作りますが、このレシピではお手軽なお茶っ葉燻製で香り付けします。お茶っ葉燻製は、燻製チップの代わりにお茶っ葉を使って作ります。機材も100円ショップの中華鍋、ボウル、金網を使うので、機材を揃えるのに大金はいりません。お茶っ葉は短時間の加熱で煙が出てきます。結構な量の煙は出るのですが、短時間にできるので、キッチンで作っても問題ありません。まずは作り方動画をご覧ください。
スモークローストポーク
材料 12~16人分
豚肩ロース※ 2.5kg前後
塩 35~50g お好みで
黒こしょう 大さじ1~2 お好みで
ガーリックパウダー 適宜
乾燥セージ 適宜
オリーブオイル 大さじ3
お茶っ葉 大さじ5
砂糖 大さじ1
付け合せのベビーリーフ、ミニトマト 適宜
※豚肩ロースは業務用スーパーで売っているものを使っています。
作り方
1)豚肩ロースは業務用スーパーで買ってきました。冷凍されているので、冷蔵庫で自然解凍してから使います。まずは扱いやすいように半分に切り、フォークで全体を刺して穴だらけにします。
2)塩、黒こしょう、ガーリックパウダー、乾燥セージを全体に振りかけて味付けします。冷蔵庫に一晩入れて味をなじませます。塩の量は肉の重量の2%(50g)でしっかり味、1.5%(35g)で少し控えめの味になります。すぐに焼きたい時は、味付けして室温に2~3時間置いてから焼きます。冷蔵庫に一晩、入れる場合は、焼く2時間前に冷蔵庫から出して、室温に戻してから焼きます。
3)オーブンを110~120℃に予熱し、90~120分焼きます。90分で断面がハムのような色合いになり、120分だと赤味が薄くなります。お好みでいいですが、最初は120分焼いたほうが食べやすいでしょう。120分焼いても肉は固くなりません。味付けした豚肉から水分が出ているので、キッチンペーパーで吸い取り、乾燥防止にオリーブオイルを塗ってから焼きます。
4)今回、豚肩ロースを2つに切ってから焼いたので、片方は燻製せずに仕上げます。普通のローストポークと、スモークローストポークにします。燻製しない方はアルミホイルで巻き、余熱で1時間熱を入れます。粗熱が取れたら切って大丈夫ですが、冷蔵庫で一晩休ませたほうが美味しいと思います。
5)残ったほうを燻製します。ローストポークが焼き上る前に機材の準備をしておきます。100円ショップの中華鍋に丸い金網、ボウル、アルミホイル、お茶っ葉、砂糖を用意します。中華鍋にアルミホイルを敷き、お茶っ葉と砂糖をちらします。上に丸い金網をかけ、棚にします。
焼き上がったローストポークを網にのせ、中火にかけます。
煙が出たら弱めの中火にし、ボウルでフタをして、5分、燻製します。
※今時のコンロは温度センサーがついていて、空焚きができません。カセットコンロを使う場合は、鍋がガス缶に被らないようにします。もしくはガス缶のカバーの上に濡れ布巾を置き、ガス缶の温度が上がって破裂しないようにします。
5分間の燻製で驚くほど香りが付き、色も変わります。燻製中はボウルを被せているので、ほとんど煙は漏れません。燻製が終わったら、アルミホイルで巻いて1時間、余熱で熱を入れます。
粗熱が取れたら切れますが、冷蔵庫で一晩、休ませたほうが美味しく食べられます。お好みの厚みに切り、ベビーリーフ、ミニトマトを添えて出来上がりです。
スモークローストポークの完成です! 燻製の香りがついたローストポークを口入れると、香りと柔らかい食感、しっかりした塩気でビールがいけます。5分間の短い燻製時間ですが、燻製の香りはしっかりついています。塩気は肉の2%でつけたので、何もつけなくても美味しく食べられます。そして、低温で長時間焼いた豚ロース肉は柔らかなのに驚くと思います。上の画像が90分焼いたもので、120分焼くと、赤味が控えめになります。お好みの具合に焼いて、お楽しみください。ただし、豚肉はしっかり熱を通さないといけないので、肉の中心温度が75℃以上(芯温計を使う、芯温計は油の温度を計るのに使えて便利。今時は安く買えます)になるようにしてください。