野菜のプロ・青髪のテツが教える!おいしい野菜の選び方・保存方法
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野菜のプロ直伝!「にら」の基本・豆知識・おすすめの食べ方

スーパー青果部歴10年の野菜のプロ・青髪のテツさんに、野菜の基本からおすすめの食べ方までを教わるフーディストノート公式連載。今回ご紹介する野菜は、今が旬の「にら」です。栄養素を効率的に摂るためのちょっとしたコツも教えてくださいましたよ♪
2023/03/10
2023/03/09
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野菜のプロ直伝「大根」の基本・...
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こんにちは。

スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。

今回は「にら」についてご紹介していきます。

にらは年中お店に並んでいるので、いつが旬かわからない方もいらっしゃるかと思いますが、暖かくなってくるこれからの季節が旬なんです。

まずは鮮度がよくておいしいにらの選び方からご紹介していきますね。

おいしいにらの選び方

おいしいにらを選ぶときは、以下の4つのポイントをチェックしてください。

・葉の幅が広く、茎が太すぎない

・根本を持ったときに葉が折れない

・葉先までピンとしていて、鮮やかな緑色をしている

・根本の切り口がみずみずしく、鮮やかな黄緑色をしている

それぞれ詳しくご紹介していきます。

ニラは葉の幅が広いものを選ぶ

まずは、葉の幅の広さを見てみましょう。一番幅広い部分が1cmを超えているものは「1番にら」である可能性が高いです。

「1番にら」というのは、最初に収穫されたにらのことを指します。

にらは収穫しても何度も何度も生えてくる野菜で、収穫された順番で1番から9番まで番号がふられていきます。その中でも最初に刈り取られたにらのことを「1番にら」といいます。

「1番にら」は糖度がとても高くて水分量も多く、他のにらと比べても別格のおいしさがあると、にら農家さんからも太鼓判が押されるほどの品物なのです。

また、にらは一般的に茎が太すぎないものが良品とされているので、あわせてチェックしてくださいね。

ニラはハリをチェックして選ぶ

それから、私がスーパーの仕事でにらの鮮度を確認するときは、ハリをチェックしています。

にらの根本側を持ったときに、葉がグニャグニャと曲がったり折れたりするものは、にらの水分が抜けてハリがなくなっている証拠です。ハリがあるにらは鮮度抜群ですよ。

ニラは葉先がピンとしているものを選ぶ

ほかにも、葉先までピンとしていて、全体的に鮮やかな緑色かどうかをチェックしてください。鮮度が悪いにらは、全体的にしおれていたり葉先が黄味がかっていたりします。

にらにかぎらず、葉物野菜は全て葉先から傷んでいく傾向があるので、鮮度を見るときは特に葉先をチェックしてくださいね。

ニラは切り口をみて選ぶ

最後に、にらの根本の切り口にも注目しましょう。全ての野菜は収穫時にヘタや茎がカットされます。その切り口をチェックすることで、収穫されてからどのくらい時間が経っているかを確認できます。

にらの場合は、切り口が乾燥したり黒ずんだりしていない、みずみずしくて鮮やかな黄緑色をしているものを選びましょう。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

にらの保存方法

冷蔵保存の場合

ここからは、にらの冷蔵保存方法についてご紹介していきます。

ニラはペーパーで包んで保存する

1. ペーパーで包む。

ニラは保存袋に入れて保存する

2. 保存用の袋に入れる。

3. 冷蔵庫の冷蔵室で保存する(可能であれば立てて保存する)。

にらは乾燥に弱い野菜なので、必ずペーパーで包み、保存用の袋に入れてください。

また、にらは冷蔵室で保存しましょう。にらの最適保存温度は0~5℃。野菜室だとにらにとって暑すぎるため、傷む速度が早くなってしまいます。そのため、可能であれば冷蔵室で保存してください。

冷蔵保存したにらの保存期間は、およそ1週間程度です。

とはいえ、野菜は生きており、傷む速度も全て同じというわけではありません。水溶性の栄養素は時間が経つにつれて失われていってしまいますので、なるべく早めに食べきってくださいね。

冷凍保存の場合

にらは冷凍保存も可能です。保存方法は以下の通りです。

ニラを水洗いする

1. よく水洗いをする。

ニラの水気をふき取る

2. しっかりと水気を拭き取る。

ニラをカットする

3. 食べやすいサイズに切る。

ニラを冷凍保存用の袋に入れる

4. 冷凍保存用の袋に入れる。

5. 冷凍庫に入れる。

冷凍したにらの保存期間はおよそ1か月程度です。

冷凍したにらを料理に使うときは、凍ったまま炒め物や汁物に入れてしまってOKです。おいしくいただけますよ。

にらの豆知識

ニラの切り方

にらの豆知識をご紹介します。

にらを調理するときは、切り方を工夫することで、栄養素を効率よく摂ることができます。

切り方は、根本はみじん切りに、葉先はザク切りにするのがベスト。

にらの根本には「硫化アリル」という成分が葉先よりも4倍ほど多く含まれており、細かく刻むことで「硫化アリル」が空気にふれて「アリシン」という成分に変化します。

「アリシン」は血液をサラサラにしてくれる効果が期待できる成分です。また、ビタミンB1の吸収をグンと高めてくれる成分なので、ビタミンB1と一緒に摂ることで疲労回復効果が期待できます。ビタミンB1が豊富に含まれている豚肉と一緒に食べるのがおすすめですよ。

また、にらの葉先にはビタミン類が豊富に含まれています。葉先を細かく刻んでしまうと、ビタミン類が水分と一緒に抜け出してしまうので、葉先はなるべく大きくザク切りにするとよいですよ。

おすすめのにらの食べ方

私が個人的に好きなにらの食べ方は「にら天津飯」です。さっそく作り方をご紹介します。

ニラ天津飯

調理時間

15分

分量

1人前

材料

にら…20g(2cm幅に切っておく)

カニカマ…2本(ほぐしておく)

卵…2個

干ししいたけ…1つ(戻しておく)

グリーンピース…適量(2分間ゆでておく)

マヨネーズ…小さじ1

塩こしょう…適量

ごま油…小さじ1

甘酢たれ用調味料

A 水…80ml

A しょうゆ…大さじ1

A 砂糖…大さじ1

A 米酢…小さじ2

A オイスターソース…大さじ1

A 鶏がらスープの素…小さじ1

水溶き片栗粉

B 片栗粉…小さじ1

B 水…100ml

作り方

1. ごま油をひいたフライパンでにらとカニカマを炒め、軽く塩こしょうをふる。

※にらはサッと火を通すくらいでOK

2. ご飯を器に盛り、1. を上にのせる。

3. 卵とマヨネーズを混ぜてフライパンに入れ、箸で円を描くように混ぜながら火を通す。

4. 3. を2. の上にのせる。

5. Aの調味料としいたけをフライパンに入れてひと煮立ちさせ、グリーンピースを加える。

6. 火を止めてからBの水溶き片栗粉を少しずつ加えて、ダマにならないように混ぜる。

7. 6. を4. にかけて完成。

気になる方は試してみてくださいね。

最近の野菜トピック

3月になると、本格的に春野菜が流通しはじめます。

たけのこ、春キャベツ、新玉ねぎ、新じゃがいも、山菜類など、魅力的な野菜がたくさんありますよね。

個人的に一押しなのは、山菜の天ぷらです。中でも私は「山菜の王様」と呼ばれるタラの芽の天ぷらが大好きです。ほろ苦さがたまらなくて、これからの季節、味わえるのが楽しみです。

みなさんも旬の春野菜を楽しんでくださいね。

ではまた次回の連載で!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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