【2022年】お中元を贈る時期・お返しをする時期はいつ?地域による違いもご紹介!
お中元の時期はいつまで?
お中元とは、お世話になった方に感謝の気持ちを込めて贈る「夏のご挨拶」です。そのため、お中元を贈る時期は、お盆期間に合わせて贈るのが一般的とされています。ただし、お盆の時期は地域によって異なることもあります。
日本は、明治時代に太陰暦から太陽暦に変わったことから、都市部のお盆期間は新暦に合わせた“7月盆”としています。しかし農作業が忙しかった地方では8月に入ってからの“月遅れ盆”としているところも多々あり、それぞれの継承文化によって異なっています。お中元を贈る相手が住んでいる地域によって、贈る時期を決めましょう。
北海道地方の場合
北海道地方の場合、お中元を贈る期間は、旧暦にあたる「7月中旬~8月15日」と長く設定されています。1か月と余裕がありますが、年々早めに贈る傾向があるため、7月15日に届くようにするとベストです。特に遠方から贈る場合は、日数がかかるため、早めに手配しておくに超したことはありません。
北陸地方の場合
北陸地方の場合は、エリアによって地域差があります。例えば、新潟県や石川県金沢市では「7月1日〜7月15日」の間に贈ることが一般的とされています。また、富山県や石川県能登町では「7月15日~8月15日」までとされています。このように北陸地方でも地域によって異なるため、可能であれば、贈り先の時期を確認しておくとよいでしょう。迷った場合は、7月15日を目安に届くように手配すると、間違いがありません。
東北地方・関東地方の場合
東北地方・関東地方の場合は、「7月1日~7月15日」に贈ることが一般的とされています。元々直接伺って挨拶とともに渡すことが習慣とされてきましたが、近年では配達による贈呈が多くなっています。お中元の配送は6月15日辺りから始まりますが、この時期は配送が集中するため、日時指定が難しいこともあります。相手の都合もふまえつつ、早めに手配するのがおすすめです。
東海地方の場合
東海地方の場合は、「7月中旬~8月15日」の期間中に贈ることとされています。しかし近年は関東の影響を受け、年々早まってきてるため、7月15日頃に届くようにすると確実でしょう。また、どうしても遅くなってしまう場合は、8月15日までであれば「お中元」として贈り、それを過ぎて8月25日頃までであれば「残暑お見舞い」として贈りましょう。
中国・四国地方の場合
中国・四国地方の場合も、東海地方と同じく「7月中旬~8月15日」の間で贈ることが一般的とされています。こちらも関東の影響を強く受けて、年々早まってきているため、贈り始めの7月15日頃に届くようにすると、間違いがないでしょう。配送時期は、多くの贈答品で混雑が予想されます。届くのが遅れないように、早め早めの手配を心がけましょう。
関西地方の場合
関西地方の場合も、「7月中旬~8月15日」の期間中に贈ります。こちらも関東の影響を受けて年々早まっているため、7月中旬までには贈る方が増えているそう。直接挨拶に伺えない場合は郵送となりますが、便利な分、時期が遅れないように早めの手配が肝心です。8月15日までであれば「お中元」、それを過ぎて8月25日頃までであれば「残暑お見舞い」として贈りましょう。
九州地方の場合
九州地方の場合は、「8月初旬〜8月15日」に贈ることが一般的とされています。関東と比べて、丸1か月遅くお中元の時期がやってきます。しかし九州地方もまた、年々早まる傾向にあり、7月中に贈る方も増えてきているようです。九州地方は地域ごとに違いはなく、全エリア共通してこの期間となっているため、贈るタイミングに悩むことはありません。お盆期間中となるため、贈り忘れに注意し、相手の都合も考慮して贈るようにしましょう。
沖縄地方の場合
沖縄地方の場合は、毎年旧暦の「7月13日〜7月15日」の3日間中に贈ります。いわゆる旧盆にあたる3日間となっており、この期間中にお中元を渡すことがマナーとされています。旧盆は毎年日付が変わりますので、事前に旧暦カレンダーでチェックしておくのを忘れずに。2022年の旧盆は、「8月10日〜8月12日」。他の地域と全く異なりますので、マナー違反をしないよう要注意!
お中元の時期を逃してしまったら?
もしもお中元を贈る時期を逃してしまった場合は、「暑中お見舞い」もしくは「残暑お見舞い」として贈答品を贈ります。7月15日~立秋までは「暑中お見舞い」、それ以降8月末までは「残暑お見舞い」とします。立秋は毎年変わるため、カレンダーで確認しておきましょう。
※2022年は、8月7日が立秋です
また目上の方に贈る場合は、表書きを「暑中御伺い」もしくは「残暑御伺い」と書くようにしましょう。下記にそれぞれの贈り方をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
暑中見舞いの送り方
暑中見舞いの時期は、小暑から立秋頃までを差します。これは毎年異なる日付となるため、カレンダーで事前に確認しておく必要があります。地域によっては、小暑はお中元期間と被る場合もあるため、だいたいお中元時期が過ぎてから立秋までの間で贈る物を「暑中お見舞い」とします。表書きは、「暑中御見舞」もしくは「暑中御伺い」とします。 ただしこの基準は地域によって異なり、関西の場合は8月15日までが「お中元」、それ以降は「残暑御見舞」となります。
残暑見舞いの送り方
残暑見舞いの時期は、立秋~処暑までを差します。こちらも毎年日付が異なるため、カレンダーで事前に確認しておく必要があります。立秋を過ぎてから8月末までに贈る物を「残暑お見舞い」とし、表書きは「残暑お見舞い」もしくは「残暑御伺い」とします。
お中元を贈る時期のマナーは?
相手が喪中の際は注意
お中元は、日頃の感謝の気持ちを伝えるために贈るものです。そのため、お互いどちらかが喪中であっても贈り合って差し支えありません。 ただし、贈る時期が忌明け後であれば、例年通りに。忌明け前に贈る時期が来た場合は、忌明け後の四十九日を過ぎてから、「暑中御見舞」もしくは「残暑御見舞」として贈ります。 のしも変わらず付けますが、紅白の水引と花結びではなく、無地の短冊か真っ白な奉書紙を使用し、地味な包装紙で包みます。故人や相手を偲ぶメッセージカードを添えて贈るのもよいでしょう。
受け取ってもらえる時間帯を選ぶ
せっかく相手を想って厳選した贈答品でも、相手側で受け取れないトラブルが起きてしまってはとても残念なこと。平日は仕事で遅くなることが多い方や長期に家を空けているタイミングなどで、賞味期限が短いものは選ばないようにしましょう。どうしてもそのようなものを贈りたい場合は、事前に相手の予定を確認しておくことが大切です。
お中元のお返しを贈る時期について
お中元を受け取った場合、すぐにお返しは贈らず、まず一両日中に電話やメール、もしくは御礼状でお礼を伝えます。電話を入れた後、御礼状を送るとより丁寧です。お礼は、ありがとうと伝える他に、無事に手元に届いたという報告の意味も兼ねています。 その後1〜2週間程明けてから、お返しを贈るようにしましょう。もしもお中元期間を過ぎてしまっていても大丈夫。表書きを「暑中御見舞」もしくは「残暑御見舞」として贈れば問題ありません。
お中元の時期は地域によって異なるので要注意!
日頃の感謝の気持ちを伝えるための「お中元」。せっかくの気持ちも正しい知識を持っていないと、マナー違反となってしまい残念なことに。のしや表書きなどの細かな作法はもちろんですが、贈る時期も重要です。 お中元の時期は地域によって異なることもあるため、事前にリサーチをし、1か月前までに贈り物の手配を済ませておくと、後々慌てることもありません。また、お中元として贈りそびれてしまっても、「暑中御見舞」もしくは「残暑御見舞」として贈ることもできます。正しいマナーでスマートに贈り、相手により喜んでいただけるようにしましょう。 お中元を贈ろうと考えている方には、おとりよせネットで、ローストビーフや西京漬け、ゼリー、ドリンクなど、お中元におすすめのお取り寄せグルメ&スイーツをご紹介中。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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