スペースの限られた賃貸キッチンを、作業がはかどるすっきり空間に!~いがらしかなさんの「世界一楽しいわたしの台所」

スペースの限られた賃貸キッチンを、作業がはかどるすっきり空間に!~いがらしかなさんの「世界一楽しいわたしの台所」
気になるあの人に、お気に入りのキッチンをご紹介いただく「世界一楽しいわたしの台所」。今回は、100年以上続く農家の奥さまで、野菜料理家として活躍中のいがらしかなさんのマイキッチン。わが家にも使えるヒントや、暮らしがもっと楽しくなるコツが見つかるかもしれませんよ。
フーディストノート
フーディストノート
2019/09/06
2021/10/07
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いがらしかなさんの「世界一楽しいわたしの台所」

キッチンのテーマ、こだわりやお気に入りのポイントを教えてください。

「効率重視、ですね。賃貸の部屋でキッチンの広さも限りがあるので、極力、物を増やさないようにしています。あったら便利そうだけど、なくても大丈夫かな、という調理器具などは買わずに、今あるもので代用する方法を調べるようにしています。

インテリア小物なども置いたり貼ったりしないようにしているので、とっても掃除がしやすいです。色は白と黒、茶で統一して、できるだけシンプルなキッチンを心がけています」

そんなキッチンの収納や使い方のマイルールは?

「一ヶ月に一度くらいのペースでキッチンにある物を見直して、最近使っていないものは別室に移動し、本当によく使うものだけをキッチンに収納しています」

そういえば、シンクには定番の食器かごも見当たりませんね。

「以前は使っていたのですが、カウンターに白い多孔質セラミックの板を置くようにして見た目もすっきりしました。食洗機で洗えないワイングラスなどは、ここに置いて乾かしています。

すっきりといえば、塩、こしょうの隣のワイヤーラックに吊るしたティッシュの箱、これが便利で気に入っています。ティッシュの箱は置くと場所を取るので、ワイヤーラックにクリップで止めて、縦に吊るしているんです。これだと省スペースで、しかも最後の1枚まで箱からティッシュが取り出しやすいんですよ」

コンロまわりや調理スペースのマイルールも教えてください。

「調理スペースにも物を置かないようにしていて、たとえば、調味料はコンロの近くに置くとどうしても劣化するので、コンロの下にしまっています。よく使う塩、こしょうだけはオーブンの横に置いています」

レンジフードも活用されていますね!

「はい、レンジフードも収納スペースとして利用しています。ラップは大小2本、タワーのマグネット付きケースに入れて、ピタッと貼り付けてあります。タワーのケースは見た目スッキリ、ラップもきれいに切れるので気に入っています。

ダイソーのフックを使って、ヘラ、トング、スライサー、泡立て器、お玉などもレンジフードに吊るしています。必要なときにさっと取れるので便利です」

こちらで、とくにお気に入りのアイテムは?

「真っ白な食洗機です。一番大きなサイズを買いました。鍋を2つ入れてもまだ皿やコップなどあれこれ入ります。手洗いよりも高温で洗えてきれいになり、水道代も節約、そして何より毎日の家事の負担が大幅に減ったので、ちょっと高かったですが、買って本当によかったです。面倒な皿洗いから解放されて、料理がもっと好きになりました!

食洗機を買ってからは、普段使いの食器や調理器具は、食洗機で洗えるもので揃えています」

こちらの食器棚には、どんなものを収納していますか?

「食洗機で洗えない、グラスや作家ものの器、カトラリーなどはすべてこの食器棚に収納しています。どの器に盛るか、棚を眺めながら決めているので、全ての器が見えるようにあまり積み上げず、“7割収納”を目指しています。

写真にあるものでは、下段のせいろの下にある竹細工のざるがお気に入りです。長野県・戸隠のそばざる職人がひとつひとつ手作りしているもので、とても素敵な風合いです。そばはもちろん、生野菜やおにぎり、天ぷらをのせるのにもぴったりなんですよ」

収納のマイルールを教えてください。

「涼しげなグラスや磁器と、温かみのある陶器や木工を分けています。春夏は涼しげな器、秋冬は温かな器を使い、季節感のある食卓を目指しています。器が大好きなので、きれいに並べていると、眺めるだけでワクワクします。

器の下には、ニトリの抗菌滑り止めシートを敷きました。どれも大事な器なので、地震で割れないようにしています」

どんな器がお好きですか?どちらで購入されることが多いですか?

「器は、五十嵐元次さん、タナカマナブさん、望月万里さんなど、いろいろな作家さんのものを買っています。

ネットでは買わず、必ず直接手に取って、微妙な形や大きさ、色、模様の違いなども見て、本当に気に入ったものを買います。器専門店やインテリアショップ、展示会、旅先では窯元など妥協せずあちこち比較検討して購入するので、器を買いに行く日は2万歩近く歩いてしまいます(笑)」

ワイングラスは60脚もお持ちだそうですね!

「夫がワインエキスパートの資格を持っていて、60脚ほどあるワイングラスは夫の趣味です。ぶどうの品種によって使い分けています。ワイングラスはすべて手洗いで、洗ったらすぐに拭き(水アカがつかないように)、割れないように箱に入れてしまっています」

食器棚も趣きがあって、いい味出してますね。

「これはカリモク(karimoku)のもので、リサイクルショップで購入しました。中古でも状態がきれいで傷もなく、ちょっとお得に買えてよかったです。木の風合いが気に入っています」

野菜のプロの冷蔵庫の野菜室がどうなっているか、ぜひ拝見したいです!

「欲しい野菜は、その日の夕方までに畑にいる夫にLINEで『今日はトマト2個、なす3本をお願いします』と、その日のうちに使いきれる量を連絡して持って帰ってきてもらいます。

それもあって、採れたての野菜は冷蔵庫に入れず、常温のまますぐ料理して食べてしまうことが多いんです。野菜がどうしても余ったときだけ新聞紙に包んで冷蔵庫にしまいます。新聞紙に包むと、乾燥を防げて、蒸れなくて、コストも特にかからないのでおすすめですよ」

野菜を整理するのに気をつけていることはありますか?

「上段はトマトなど、重ねると傷んでしまう野菜や、使いかけなど早く使いたい野菜(切り口にラップ)を。見えるところにおいて、忘れないようにしています。

下段は紙のショッピングバッグを使って、右手前は立てる野菜(にんじん、アスパラ、春菊など)、右奥は粉類(小麦粉、片栗粉など)、左側は大物野菜(キャベツ、大根など)と整理しています。
ケースで仕切ると大きさや形が決まってしまいますし、蒸れたりもするので、ショッピングバッグを利用して、汚れたら新しいのに取り替えています」

ダイニングスペースのイメージをひと言で言うと?

「ナチュラル&シンプル、です。キッチンと同様に黒、白、茶に加えて、自然の色を取り入れてリラックスできる空間を目指しています。マットは大地、ソファは木や草をイメージしています。

テーブルは夫が一人暮らしの時から使っているものです。テーブルのやわらかな楕円形、ソファの明るい黄緑色が気に入っています」

部屋の奥に見えるワインセラーも気になります!

「このワインセラーは上段と下段で温度を変えられるもので、常時50本くらい入っています。以前、8本くらい入るものを使っていたのですが、そのうちに入りきらなくなって、余裕をもって大き目のサイズに買い換えました。ただ、セールなどでついまとめ買いしてしまうので、結局またパンパンになってきて…(笑)

ワイン好きな友達が多いので、夫が選んだワインに、採れたて野菜で作る私の料理を合わせて、ワインパーティーを月1~2回は開いています」

***

「夫が年間40~50種類の野菜を育てているので、夫が作った野菜を使った野菜料理教室など、いつかやってみたいですね。まだまだ料理したことのない野菜もたくさんあるので、いろんな野菜を料理してみたいです」といがらしさん。

ご主人の育てた野菜で、いがらしさんがとびきりのおつまみを作って、お二人の大好きなワインで乾杯…。これはどんなレストランやワインバーもかないません。いがらしさんの四季折々の野菜レシピは、どれも簡単でおいしいものばかり。ぜひブログをチェックしてくださいね。

いがらしかな*農家のレシピ帳さんのプロフィール

▼いがらしかな*農家のレシピ帳さんのmyレシピブックを見る
https://www.recipe-blog.jp/profile/tokyo831

東京・練馬で100年以上続く農家の4代目に嫁いだことをきっかけに料理の世界へ。野菜たっぷりの簡単レシピを発信する、野菜料理家として活躍中。書籍、WEB、企業向けのレシピ開発、フードスタイリング、撮影、コラム執筆など行う。

▼いがらしかな*農家のレシピ帳さんのブログ『農家のレシピ帳』を見る
https://tokyo831.com/
▼いがらしかな*農家のレシピ帳さんのInstagramを見る
@tokyo831_com

いがらしさんが考案から調理、スタイリング、撮影まで担当した全151品の野菜がたっぷり食べられるレシピに、野菜の保存テクニック、家庭菜園の楽しみ方までわかる最新刊『おいしく長く楽しめる!収穫野菜の保存テク&レシピ』(ナツメ社)が発売中。
「野菜をおいしく食べる簡単レシピが、野菜ごとに2~6品載っています。家庭菜園をしている方はもちろん、スーパー等で買った野菜を長く楽しみたい方にもオススメです!」

あの人気料理家さんのプライベートキッチンも登場♪

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