昭和感満載のキッチンをお洒落にするには?~つきさんの「世界一楽しいわたしの台所」
つきさんの「世界一楽しいわたしの台所」
賃貸マンションをカフェっぽく、ほっこりとDIY
懐かしさとお洒落さが同居したリノベーションカフェのような、つきさんのキッチン。「少し生活感を残しつつ、でもスッキリ見えるよう色味は統一しています」と、つきさんの好きなほっこり暖かい、落ち着いた雰囲気です。
ご主人のお仕事の都合もあり引っ越しも何度か。「今の家は築40年くらいの昭和感満載の賃貸マンションですが、備え付けの物をそのまま使うだけでなく、簡単なDIYで思いきって付け替えてみようかなと思って」と、吊戸棚や引き出しには壁用のマスキングテープを貼ってやさしいニュアンスに。鍋やボウルがならぶ壁付きの吊り棚もご主人が棚板を付け替えたものなんです。
「今は100円ショップに何でもおいてあるので、まずはあまりお金をかけずに始めるといいのかもしれません。ごちゃごちゃしないようテイストだけは統一するよう気をつけています」
ペンダントライトは、「カフェっぽくもほっこりするようなものを探していたら、お値段以上(笑)の品をニトリさんで発見、即買いしました」
「とにかくお料理は毎日のことですので、アクションを減らすためよく使うツールは出しています」というつきさん。お気に入りは、ご主人にDIYをお願いしたという壁付きの吊り棚。右側にはパンのかご、朝食用の木製トレイ。いつもはケトルもここに。左側には毎日使うミルクパンやボウル、と置き場所も決まっています。アイテムの色味を統一することで、見た目のスッキリ感は◎です。
「以前は昭和感あふれるステンレスの棚板でしたが、ホームセンターで購入した板にワトコオイルを塗ったものに付け替えました」。木製にするだけでぐっと雰囲気が変わりますよね。元の棚板のネジ穴をそのまま利用したというアイデアも参考になります。
備えの付けの扉、思い切って取り外してます
ダイニング側の棚には、作り置きのための保存容器や瓶、製菓道具などを見せる収納。じつはこちらもDIYで生まれかわったスペースなんです。
「もともと備え付けの観音開きの扉が付いていましたが、取りづらかったので思いきって外して、ワンアクション減らして取り出せるよう、見せる収納に変えました」
棚の中は、かごを使ってスッキリ整理。これなら、使う時はかごごと取り出せるので便利です。愛用の保存容器はWECKとiwaki。「WECKはプリンやソースなどを入れるだけでもさまになりますし、オーブンもレンジもOKのイワキのパック&レンジは、冷蔵庫に入れても中身が一目瞭然で助かっています」
シーズンものの食器は季節で入れ替え
お子さん3人のつきさんファミリー、食器の数もいつの間にか増えていきます。そんな食器を入れたサイドボードは、ダイニングとリビングの間仕切りにも。
「よく使う食器は手前に入れて、子どもも取り出しやすいように手前側は少し低く積んでいます。それでもすべて入りきらないので、シーズンものは季節で入れ替えています」
マットなグレーやブルー系の食器が好き、というつきさん。食器は、unico、オルネ、studio CLIP、スタジオ エム、無印良品などで購入。最近では、沖縄のやちむんの温かみのある雰囲気もお気に入りとか。
天板の重ね技で好みのテーブルに
落ち着いた木のテーブルに、ペンダントライトのオレンジの光がやさしく落ちるダイニング。「安心、ぬくもりがテーマです」
6年ほど使っているIKEAのダイニングテーブル、じつは元の色はオフホワイト。お子さんが小さかったこともあり、落書きされてもいいようにお手頃のものを購入。ただ、本当は木目の落ち着いたテーブルが欲しかったんだとか。
そこで数年後、ご主人に相談したところ、ホームセンターの材料で天板をDIY。ワトコオイルで渋く磨き上げたその天板が、元のテーブルにぴったりかぶせてあるんです!裏側を拝見して驚きました!
「脚は白のままなので、今度は脚の方も塗り直すか、薄い板を張り付けるか検討中です」と、まだまだ進化中です。
「もっと勉強して、ジャンル問わず何でも作ってみたいです。レシピ提供や、いずれ本が出せたら…なんてことも考えています」というつきさん。キッチンの雰囲気そのままの落ち着いた、お洒落なレシピはこれからも注目ですね。
賃貸のお住まいでは、「原状復帰」を考えると思い切ったDIYはちょっと…と思いがちですが、棚板を付け替えたり、扉を外したりというつきさんのアイデア、これならさっそく真似できそう!
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