米粉専門教室「hiro-cafe」が話題沸騰中!作業時間10分で作れる米粉パンとは?
米粉と小麦粉の違いはグルテンの有無。タンパク質のグルテニン、グリアジンに水をいれ練ることでグルテンを生成し、パンを膨らませますが米粉にはそれがありません。このグルテンがあるかどうかで作り方や食感がかわってくるのでパン作りに適した米粉を選び、作り方のコツをつかむのが成功のポイント!お米にたくさんの品質があるように、米粉にもたくさんの性質を持つものが各メーカーから販売されているので、特徴を見極めて使っていくのが大切です。
さっそく焼いてみよう!基本のミニ食パンの作り方
ボウルに材料を入れて混ぜるだけ!米粉パンは二次発酵も成形もいらないので、生地を仕込んだら後はオーブンにお任せ。1時間ちょっとで焼きあがります。焼きたてのふわふわをぜひ、味わってください。
■材料 ミニパウンドケーキ型(14×6.5×4.5cm)1個分
A パン用ミズホチカラ(下部★印参照)…100g
A 砂糖…5g
A ドライイースト…1.5g
A 塩…1.5g
お湯(37℃)…85g
油…5g
■事前準備
・型にオーブン用シートを敷く。
■作り方
1、ボウルにAを入れて泡だて器でよく混ぜる。
2、1に小さじ1ぐらいを残したお湯と油を入れてゴムべらで混ぜる。生地の状態を見て、残してあったお湯を少しずつ加える。
3、生地がなめらかになり、ツヤが出るまで2分程度または30回ほどぐるぐるとしっかりかき混ぜる。リボン状の生地が理想。かたい場合はほんの少しずつお湯(分量外)を足す。
4、型に生地を流し入れてしっかりとラップをかける。
5、オーブンの発酵機能を使い35℃で15~30分程度発酵させる。生地が1.5倍程度にふくらんだらオーブンから取り出す。オーブンを160℃に予熱する。
6、ラップを取り、生地のくっつき防止にオーブン用シートをかぶせる。さらにアルミホイルを二重にかぶせる。
7、アルミホイルをかぶせた型を160℃のオーブンに入れて10分焼く。オーブンを開けずにそのまま温度を200℃に上げて15分焼く。型からアルミホイルを取って200℃で15分焼く。
8、焼き上がったら型から取り出し、オーブン用シートをはがして網の上で粗熱をとる。
★使用した米粉
焼き上がりの出来はピカイチ。失敗が少なく誰でも作れる「パン用米粉ミズホチカラ」
こちらもオススメ!「TOMIZ製菓用米粉」
1時間ちょっとで焼けてしまう米粉パンなら朝起きてから準備してもOK!
続いて週末のブランチにぴったりのミニ食パンを使ったアレンジホットドッグをご紹介します。
「ホットドッグケチャップマスタード」&「アスパラガスのベジドッグくるみ味噌ディップ」
ミニパウンドケーキ型で作るミニ食パンは食べ切りサイズ。市販のホットドッグぐらいの大きさなのでいろいろアレンジ可能。
ホットドッグケチャップマスタード
■材料 1個分
基本のミニ食パン…1個
キャベツ…適量
ソーセージ…1本
お好みでケチャップ…適量
お好みで粒マスタード…適量
パセリ…少々
■作り方
1、パンに縦半分に切り込みを入れる。キャベツをせん切りにする。パセリはみじん切りにする。
2、パンの中にキャベツを入れ、焼いた、または茹でたソーセージをのせ、お好みでケチャップやマスタードをかけ、パセリを振る。
アスパラガスのベジドッグくるみ味噌ディップ
■材料 1個分
基本のミニ食パン…1個
アスパラガス…3本
(くるみ味噌)
ローストくるみ…15g
味噌…15g
砂糖…小さじ1/2
バター(有塩)…10g
ピンクペッパー…少々
■作り方
1、パンに縦半分に切り込みを入れる。
2、アスパラガスは根元から1/3ほど皮をむく。フライパンに油(分量外)を熱し、アスパラガスを炒めて火を通す。
3、くるみをポリ袋に入れ綿棒で叩き小さく砕く。ボウルにくるみと味噌と砂糖を入れて混ぜ合わせる。
4、パンにバターとくるみ味噌を塗り、2をのせてピンクペッパーを散らす。
いかがでしたか?米粉パンは思い立ったらすぐ作れちゃうほど実は簡単なんです。材料はパン用ミズホチカラとドライイーストと砂糖、塩、お湯そして油だけ。成形も二次発酵もいりません。本書では他にも惣菜パンや蒸しパンなどのアレンジ編や、料理やおやつのレシピも収録されています。ごはんを炊くように米粉でパンや料理を作って楽しんでみてくださいね!
協力・画像提供:イカロス出版(http://www.ikaros.jp/index.php)
撮影:佐藤朗
スタイリング:木村遥