フーディストノートアプリ

【おいしい暮らし】さくちゃんに聞く、お料理が美味しく見える「スタイリング&撮影はじめの一歩」

【おいしい暮らし】さくちゃんに聞く、お料理が美味しく見える「スタイリング&撮影はじめの一歩」
暮らし上手な人にフォーカスし、お料理をすることや食べること、心地よく暮らすためのヒントをお届けする不定期連載「おいしい暮らし」。今回は、ブログ『さくらキッチン ~さくちゃんのおもいつきごはん~』のさくちゃんです。スタイリングや撮影のお仕事でも活躍中、「今でも配置のバランスが決まった、と思えるとうれしいです」というさくちゃんのスタイリングや撮影のコツって?
フーディストノート
フーディストノート
2017/12/05
2021/10/07
view

工夫して使い切ると達成感があります!

ちょこっと残った端っこ野菜や、使わなかった納豆のたれ、食べ切れなかった昨夜のおかず…。「捨てられないもったいながり、なんです」というさくちゃんのレシピは、そんな「もったいない」がスッキリするアイデアがたくさん。そんなさくちゃんに、毎日の暮らしの楽しみ方や、まねしたくなるお料理のスタイリングや写真の撮り方のお話をうかがいました。

お料理をする上で大切にしていることはなんですか?

「料理をするときに大切にしていることは、なるべく無駄にしない、ということでしょうか。大切にしているというか、自然にそうなるという感じですが、だしをとったあとの削りぶしや、クリスマスに丸鶏を焼いた後の骨とそのまわりの肉や、撮影で残ったカットした野菜など、いろいろ工夫して全部使い切ると達成感があります!

お仕事でレシピを考えるときは、作る人が作りやすくあるように、調味料や作り方に固執しすぎないようにしています。たとえば、

『手に入りやすい食材を使うこと』『材料の無駄が少なくなるようにすること』
『特別な調味料をなるべく使わないこと』

などなど。レシピを参考にしようと思った時に、手に入りにくい調味料や食材が使用されていると作る気が失せるかなと思うので。

ふだんのブログに載せているレシピは、作る人のヒントになればいいかなという感じで、そのときに作ったものをざっくり書くことが多いです」

お料理のスタイリングで気をつけていることは?

「スタイリングは難しいですよね。皿数やアイテムが多いと配置が難しくなるので、少ない組み合わせから感覚をつかんでいくのがよいのでは、と思います。今でも配置のバランスが決まった、と思えるとうれしいです。

あとは、出来上がりのイメージや世界観を、「誰とどんなときに食べるか」など、自分の中で具体的に言葉にしておくこと。それから、スタイリング使えそうな小物や布などを日頃から集めておくこと、やっぱりこれも必要かと思います。集め出すとキリがないですが(笑)。

料理にない色のものを小物で足したり、違和感のないようにグリーンを入れたり、全体の色味を考えることも大事かなと思います。布をくしゃっとするのもアクセントになります。ただ意外と難しいので、いい感じにすぐ決まるようになりたいですね。

レシピブログの姉妹サイト『おとりよせネット』で特集ではスタイリングと撮影を、アンバサダーをしているBRUNOのサイトでもレシピ作成から撮影まで何回かやらせていただき、とても楽しいので、そういう機会ももっと増えるといいなと思います」

いつも素敵なお写真なのですが、撮影のポイントはありますか?

「撮影のときは、光の向きや強さ、ピントの位置、その写真に合わせたぼかし具合、レイアウト、切り取り方、料理に合わせたカメラの角度などいろいろなことに気をつけています。それと、夜撮るときはストロボを使いますが、カメラのストロボを使うとおいしそうに見えないので、外付けのものを使っています。

写真を撮ったあとは画面で確認しますが、このとき、写真を見る人の気持ちになるようにしています。中途半端に映り込んでいるものやなんだかわからないものを取り除いたり、反対にきちんと入れ込んだり。見る人の視点で全体のバランスをチェックします。

いい料理写真を撮るには、料理(盛り付け)とスタイリングと写真の撮り方、どれも大事。いままで学んできたコツがたくさんあって、いつか料理写真教室を開催できたらと思っています」

これまでのMY BEST レシピは?

■大きいスライスチーズを巻いたインボルティーニ風鶏ハム

「鶏ハムの中にレーズンとナッツとチーズを巻いてあるのですが、プルーンもおすすめです。レシピは出してないので、とりあえずこっち。おつまみにちょうどいいです。手頃な食材で、ちょっと豪華に、おしゃれに仕上がります。持ち寄りとかパーティーにもいいと思います」

レシピをチェック!>>

■塩麹+ホエーの簡単ピクルス

「じぶんのレシピを見返して一番つくっているのはこれだと思います。ふつうのピクルスより酸っぱすぎないし、水で酢を薄めるより断然ホエーを使う方がおいしいと思います」

レシピをチェック!>>

■ぎゅっと握った豚こまの黒胡椒照り焼き

「ぎゅっと握った豚こまシリーズはどれもお気に入りです。やわらかいし、食べ応えもあるし、お弁当に入れやすいし、豚こま肉は安いし、ごはんもすすむので夫が喜ぶし…と良いことずくめです」

レシピをチェック!>>

「毎日が遊びで仕事」という感じを目指しています

日々の暮らしの中で大切にしていることって?

「楽しいことをなるべくしていたい、笑っておいしいものを食べてすごす時間を大切にしたい、でしょうか。以前、少し大きな病気をして手術をしたこともあって、それ以来、ストレスなく過ごすことを大事にしています。

目指しているのは、遊びと仕事の境目をなるべくあいまいにして、“毎日が遊びで仕事”という感じ。お金のために我慢して仕事をしたり、お金がなくて遊びを我慢したり、どっちも嫌なので、いいバランスで生活できるように日々を探っています」

***

「なるべくおなじおかずは作らない。前の日の残り物は、少し味を変えたり工夫をして出して、捨てずに食べきる!」がお料理のMYルール、というさくちゃん。ちょっとした残り物や、余って使い切れない食材などを救済する「残り物解決レシピのブログ」もこれからやってみたいことの1つとか。さくちゃんテイストのスタイリングで登場するリメイクレシピ、楽しみですね!

さくちゃんへのQ&A

ブログを始めたきっかけは? ブログ名の由来は?

レシピブログの料理写真教室に応募したくて、ブログを開設しました。(ブログがあることが条件だったので)その後しばらく放置していましたが、結婚を機に、日々の料理やお弁当などを記録がてら書いていくことにしました。ブログ名は苗字がさくらいなので、料理ブログっぽい語感でつけました。

1ヵ月でも食べ続けられる大好物といえば?苦手な食べ物は?

チョコレート。毎日食べたいです。苦手な食べ物はメロンです。中学生の時にひと夏に5回メロンを食べてお腹を壊したので、食べられなくはないですが、恨みがあるので。

インテリアやライフスタイルなど参考にしているショップ、カフェ、雑誌、サイトなどはありますか?

BRUNOのものは本当にどれも大好きです。新宿ルミネ(東京)にショップができたのですが、ほんとかわいいです。それと、結局プチプラが好きなので、100円ショップのnatural kitchenによく行きます。OXOとか無印良品とか、デザインと機能性を兼ね備えたキッチングッズにも出会うとテンションが上がります。

さくちゃんのプロフィール

★さくちゃんのmyレシピブック
http://www.recipe-blog.jp/profile/sakurakitchen

フードコーディネーター。BRUNO公認アンバサダーとして、レシピ作成、スタイング、撮影まで手がける。お弁当やふだんのおかず、おやつのレシピなどを紹介するブログ『さくらキッチン ~さくちゃんのおもいつきごはん~』は、「なるべく違う味にする。なるべく無駄にしない。あと、がんばりすぎない」がモットー。ストレス解消は「ひとりカラオケです。歌が好きで、ふだんからだいたい鼻歌を歌ってます」

★info
●BRUNOのseasonal recipe11月号で、レシピ作成から、スタイリング、撮影も担当した「スウェーデン風ミートボール」「ケーキポップツリー」が掲載中。全国のショップでもレシピカードとしても配布。

●アンバサダーを務めるBRUNOで、レシピ考案、スタイリング、撮影を担当した、Oisixのクリスマスメニューが届く「つくるを愉しむクリスマス」キャンペーンも開催中!

▼さくちゃんのブログを見る
さくらキッチン ~さくちゃんのおもいつきごはん~

お知らせ
アプリのプッシュ通知で人気フーディストさんの連載更新のお知らせが受け取れます♪
この記事のキーワード
関連記事

Campaign キャンペーン

新着記事