今年のうな重は予算100円以内!夢の「うなぎもどき」傑作レシピ
日本中がこぞってうなぎを食べる夏の土用の丑の日。この時期が近付くと値段に注目が集まりますが、近年は高騰が続き、高級品の部類となりつつあります。そこで今回は、熟練の職人が丁寧に焼き上げた蒲焼を食べた“気分”に浸れる「うなぎもどき」レシピをご紹介します!
2015/07/17
2015/07/17
view
『御馳走帖』をはじめ、食にまつわる数々の名作エッセーも残した作家の内田百閒。その百閒先生、驚くことにおよそ1ヵ月の間、贔屓の店のうなぎを毎日食べ続けたという武勇伝を残しています。
しかし、うなぎといえばやっぱり高級品。毎日続けて口にするなんて庶民にはもってのほか、年に一回の夏の土用の丑の日でさえついお財布と相談してしまいます・・・。
そこで、熟練の職人が丁寧に焼き上げた蒲焼きを食べた”気分”に浸れる「うなぎもどき」レシピをこっそりご紹介します。
豆腐×長いも、ごぼうでできる「うなぎの蒲焼き豆腐」
ジャガイモと高野豆腐でも!「なんちゃって うなぎの蒲焼き」
おつまみにもぴったりの「うなぎ風キムチロール」
カロリーもコストも低め「うなぎの蒲焼のタレで茄子の挟み揚げ丼」
ところで、百閒の『御馳走帖』には「餓鬼道肴蔬目録」という風変わりな作品が。戦時下の昭和19年、だんだんと食べ物がなくなっていくなか、お菓子から酒の肴に至るまで百閒が食べたいものをひたすら100近く書き並べただけの、こだわりを超えた食への執念すら感じる一篇です。そう、たとえうなぎに手が届かなくても、その熱い思いをうなぎもどきレシピに託せば、驚くようなとっておきの一皿がきっと生まれます!