温玉(温泉卵)の作り方で失敗する原因とは?たっきーママさん流“とろとろ”に仕上げるコツ
お話を伺った方

「放置するだけ」のはずなのに…温玉が失敗する原因とは?
──料理のおいしさや見た目を格上げしてくれる「温玉(温泉卵)」ですが、「なぜか固まらない」「逆に火が入りすぎる」といった声も少なくありません
「温玉って、“熱湯に入れて何分か放置するだけ”という作り方をよく見かけますよね。でも、じつはそこが落とし穴なんです。
同じ時間で作っても、鍋の大きさや湯量、卵の温度によって仕上がりは変わります。条件が少し違うだけで、黄身がゆるすぎたり、逆に固まりすぎたりすることもあるんですよ」
──時間だけ守れば大丈夫、というわけではないんですね
「そうなんです。“◯分放置”という数字だけがひとり歩きしがちですが、じつはその前提となる条件が大事なんです。
例えば、鍋が大きすぎるとお湯の温度が下がりにくく、逆に小さすぎると温度の変化が大きくなります。卵の個数が増えても、お湯の温度は下がりますよね。
それに、冷蔵庫から出して少し置いた卵と、出したての冷たい卵でも火の入り方が変わります。だから“毎回同じに作っているつもり”でも、じつは条件がそろっていないことが多いんです」
──なるほど、意外と繊細なんですね
「逆に言えば、条件をそろえてあげればちゃんと安定します。難しく考えなくても大丈夫。ポイントを押さえれば、家でも市販みたいな温玉が作れますよ」
たっきーママさん流!失敗しない“とろとろ温玉”の作り方

──たっきーママさんが実践している、安定して作るための具体的な方法を教えてください
「基本はとてもシンプルです。でも、条件をきちんとそろえるのがポイントです」
- 20cm前後の鍋に水1000~1200mlを入れて火にかける。
- しっかり沸騰したら火を止め、冷蔵庫から出したての卵を2個、そっと入れる(卵同士はできるだけ離す)。
- ふたをせず、そのまま12分放置。
- 氷水、または冷たい流水にさらしてしっかり冷やす。

「これで、黄身がとろっと流れ出るくらいのやわらかさになります」
成功率をぐっと上げるポイント
──より失敗しにくくするためのコツはありますか?
「いくつかありますよ。作り方の中でも触れましたが、特に意識してほしいポイントを改めてまとめますね」
- 鍋のサイズはできるだけ一定にする(私は19cmの鍋を使っています)
- 必ずしっかり沸騰させてから火を止める
- 卵は冷蔵庫から出したてを使う
- 卵同士はくっつけず、少し離して入れる

「卵が4個になる場合は、15分ほど放置するとちょうどいいです。もう少し硬め、市販の温玉のような仕上がりにしたいなら、放置するときにふたをしてください。薄手の鍋もふたをしたほうが安定します」
──やはり“同じ条件で作る”ことが大事なんですね
「そうなんです。できるだけ同じくらいの鍋で、同じ湯量で作ること。何度か試して、自分の好みの時間を把握していくのが一番確実ですね(笑)。ちょっとした実験です」
割るときに白身が殻にくっつく…そんなときは?
──きれいに割れない、という悩みもよく聞きます
「ありますよね。割ったら白身が殻にたくさん残ってしまうこと。 そんなときは、割る前に卵を10回ほど軽く振ってから割ってみてください。中の白身がゆるんで、つるんと出やすくなりますよ」

──それは知らなかったです
「ちょっとしたことですが、見た目がきれいに仕上がるのでおすすめです」
もう市販を買わなくて大丈夫
簡単そうでいて、じつは条件に左右されやすい温玉。でも、ポイントを押さえれば自宅でも安定して作れるようになります。
「慣れてしまえば本当に簡単です。どんぶりや麺類、サラダにのせるだけで満足感がぐっと上がりますよ。ぜひ気軽に試してみてくださいね」 とたっきーママさん。

温玉が安定して作れるようになると、いつものどんぶりや麺類がぐっと格上げされます。この機会に、自分好みの“とろとろ加減”を見つけてみてくださいね。

